個人事業主と法人の違いについて

男性30代 7718h_hさん 30代/男性 解決済み

私は10年以上会社員として勤務していたことから、源泉徴収されている状況であります。この度、起業を考えており、個人事業主として起業するべきか、法人として起業するべきかを悩んでおります。いずれの選択をしても、副業として行うため、当面は大きな利益が見込めないものと思われますが、個人事業主として起業した場合、確定申告を行うこととなりますので、所得金額に対してどの程度の税金がかかるのかを知りたいと思っております。また、法人を設立した場合は決算報告を行ったうえで、利益に対して税金がかかるほか、利益がなくとも、法人税の固定費が毎年かかると聞いておりますが、どの程度の税金がかかるのかを知りたいと思っております。副業で始める事業については、将来的には老後の資金を確保するために行うもので、徐々に規模を大きくしたいと考えておりますが、取っ掛かりは事業主と法人であればどちらが有利になるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。

はじめに、今回の質問者様の場合、個人的な主観としては「個人事業主として起業するべき」だと考えます。

このように考える理由はいくつかあるのですが、それぞれの理由について、以下、記載していきます。

1つ目の理由:当面は大きな利益が見込めないため

質問内容を見ますと、起業して「当面は大きな利益が見込めない」と記載されています。

仮に、上記の通りだとしますと、場合によっては起業してからしばらくの期間は「赤字」になることも考えられます。

そのため、しばらく様子を見るといった意味合いや後述する内容も総合的に踏まえますと、やはり、「個人事業主として起業するべき」なのかもしれません。

2つ目の理由:法人設立にお金がかかるため

個人事業主として開業をする場合に比べて、法人を設立する場合、登記費用なども含めて何かとお金がかかります。

一般的に考えますと、個人よりも法人の方が社会的信用といった部分では高いかもしれませんが、当面は大きな利益が見込めないのであれば、まずは、個人事業主として営業活動を続けていき、利益が十分に出るようになった際に、節税対策も含めて「法人成り」を検討されてみても良いのではないかと考えます。

また、法人を設立したものの、営業活動がうまくいかずに会社をたたむ場合もあるかもしれません。

この場合、色々とお金や手間や時間がかかることを考慮すると、副業で、かつ、大きな利益を見込まれない以上、最初から法人設立をするのに対して個人的には疑問が残ります。

Q.個人事業主として起業した場合、確定申告を行うこととなりますので、所得金額に対してどの程度の税金がかかるのかを知りたい

A.こちらは具体的な所得金額や所得控除額といった各種金額が不明なため、どのくらいの税金がかかるのか申し上げることはできません。

また、極めて重要な問題点として「副業として行う」ことがあげられ、そもそも「副業として行う場合」、個人事業主として「事業所得」にはならず、「雑所得」扱いになる可能性も極めて高いことが考えられます。

そのため、こちらは、税務署や専門家である税理士の判断を仰ぐことを強くおすすめします。

仮に、副業が軌道に乗って、会社を辞めて本業として行うといったことであれば、税務署へ開業届を提出して事業所得となりますが、現時点で質問者様が考えている副業は、個人事業主および事業として認めてもらえない可能性が高いのではないかと思われます。

Q.利益がなくとも、法人税の固定費が毎年かかると聞いておりますが、どの程度の税金がかかるのか

A.こちらは「法人税の均等割」についての質問となりますが、法人税の均等割は、法人がどこにあるのか、どのような業種なのか、どのくらいの規模なのかなどによって金額が変わることになります。

したがって、質問者様が仮に法人を設立するのであれば、その法人を設立する都道府県や市区町村のWEBサイトで確認してみるのが確実だと言えます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

扶養範囲内が分かりません

現在パートで勤務しています。主人の扶養内で働いているのですが、同じ職場のパートの方の欠勤が多い為、代わりに出勤する日が最近増えて、雇用条件以上の勤務になってしまうことがあります。私は、150万円までなら扶養内で働いて良いと認識していたのですが、職場の上司に103万円以内にしないと扶養から外れないといけないのでは?と言われてしまいました。そもそも、扶養内で働いて良いとされる金額が分からずに、翌月に出勤出来ない日がかなりありました。一体いくらまでが扶養内になるのでしょうか?何故段階的に金額が違うのかも分かりません。もし、超えてしまう場合、そのまま扶養内で働いていると何か違法にはなりますか?バレない場合、何かも言われない場合は大丈夫という事なのでしょうか?

女性40代前半 kazupon19780428さん 40代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

個人事業主になるときの注意点。

今まで普通にサラリーマンをしながら、趣味で小説を書いたりしていて、いくつかのコンテストなどに応募したりしてきました。なかなか評価はされませんが、今でも楽しく書いています。そして、その文章を書く練習の一環として、webライターの仕事も副業として少しずつ初めたところ、ありがたいことにある程度まとまった仕事の依頼をしていただけるようになってきました。そんなときにコロナの影響もあり本業の仕事がかなり危機的な状況になり、このままでは失職してしまうかもしれません。そこで思い切って、ライター業一本に絞って独立してみようかと最近考えるようになりました。ただ私は自営業や、個人事業主のお金のやり取りの事が全く分かっていないので、税金のことやお金のことなどを教えていただければ嬉しいです。

男性50代前半 michelle2さん 50代前半/男性 解決済み
前田 英彦 1名が回答

住宅ローン控除はフル活用すべきか?

28歳女性です。来年入籍予定です。来年家を買いたいと考えています。そこで質問ですが、住宅ローン控除を利用する場合4,000万の家なら全てローンにした方がいいのでしょうか?住宅ローン控除は、借りたお金の額の1%を控除してくれるという制度ですが、年間最大40万円と伺っています。頭金として、500万円用意はしておりますが、住宅ローン控除を最大限活かす場合は全てローンにした方が控除額が多くなります。この場合は、500万円を住宅ローン控除の適用外になってから一括で払った方がいいのか、それとも頭金として払うか悩んでおります。ローンといえど借金なので多くのお金を借りることに抵抗があります。住宅ローン控除について詳しく教えていただき、どのような決断がベストなのかを教えていただけると幸いです。何卒よろしくお願いします。

女性30代前半 まる@ライターさん 30代前半/女性 解決済み
高野 具子 1名が回答

コロナによる収入減と市県民税

私は、結婚しており夫婦で暮らしています。旦那さんは正社員ですが、私は派遣として働いており市県民税は給料からの天引ではなく市役所から送られてくる払込用紙にて年に4回の支払いをしています。しかし、コロナが流行してから金曜日は仕事がお休みで残業等も全くさせてもらえないという状況が続いていました。正社員とは違い時給で働いているため収入が減ってしまうのはどうしようもありません。そのような状況の中でも市県民税の支払いが迫ってきます。これを期限までに支払いが出来なかったら何か罰則はあるのでしょうか?また、減額や支払い期限の延長などはできるのでしょうか?旦那さんに頼ればいいのかもしれませんが、旦那さんも家のローンなどを支払っているため頼ることは難しい状況です。

女性30代前半 manapenさん 30代前半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答

効率よく節税する方法

現在、フリーランスで仕事をしつつアルバイトをして生計を立てています。毎年確定申告もしていますが、専門家の説明を受けたり税理士さんがついているわけでもないので、今のやり方であっているかどうかが不安です。もし今、間違ったやり方で申告していたとしたら、どのように修正したらいいのか教えてもらいたいです。また、可能な限り節税したいのですが、現在アルバイト先の方で社会保険に入っており、その天引き額が多すぎて困っています。確定申告をしても社会保険が低くなることはないのか、と思ったのですが、もしアルバイトをしながらフリーランスをしている場合でもその部分で削れることがあるのなら教えてほしいと思いました。

女性30代前半 haru32kさん 30代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答