転職をしたのですが、確定申告はどうなるのでしょうか

女性20代 onabe.0209さん 20代/女性 解決済み

私は、4月から8月までの期間にダブルワークをしていました。8月の途中から転職をして新しい場所で働いているのですが、その場合全部まとめて新しい職場が確定申告をやってくださるのでしょうか。それは職場にもよるのでしょうか。また、副業が20万円かであれば、その副業については確定申告を行わなくても良いと聞きました。私は8月までのダブルワークで、一つを本職とした場合、もう一つの仕事が副業になるとして、20万を超えてしまっているので、そちらも確定申告をしなければなのでしょうか。副業用の確定申告と現在働いている場所での確定申告は別の用紙などにまとめるのでしょうか。また、電子申告もあると聞きました。電子申告のメリットデメリットを教えていただきたいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

ご質問の件について、4月から8月までの期間にダブルワークをしていたということで、これらの収入がどのようなものなのかによって、確定申告の仕方が変わってきます。

たとえば、質問にあるダブルワークが、アルバイト・パート・日雇い労働などで、それぞれの勤務先から給与の支払いを受けた場合、これらはいずれも「給与所得」に該当します。

したがって、いずれも給与所得に該当するのであれば、ダブルワークを辞めて退職した際にそれぞれの勤務先から交付を受けた源泉徴収票を8月の途中から転職をした新しい勤務先へ提出することで、まとめて年末調整で対応してくれます。(新しい勤務先の担当者へお尋ねいただくと確実)

なお、「私は8月までのダブルワークで、一つを本職とした場合、もう一つの仕事が副業になるとして、20万を超えてしまっているので、そちらも確定申告をしなければならないのでしょうか」とありますが、こちらは誤りです。

あくまでも収入の属性がどのようなものなのか、それによってどの所得に分類されるのかがポイントになるため、ダブルワークをしたからといって、1つが本業(給与所得)、1つが副業(雑所得)といった考えにはなりません。

おそらく、質問内容全体の雰囲気より、ダブルワークはいずれも給与所得であることが予測され、今回、質問者様は確定申告をする必要がないと思われます。

そのため、質問者様の立場上、確定申告を電子申告で行う必要もなく、直接的なメリットやデメリットを受けないものについて知る必要は今のところないものと考えられます。

なお、確定申告を電子申告で行うメリットとデメリットを簡潔にまとめておきます。

メリット

・いつでも自宅から確定申告書を作成して提出(データ送信)することが可能
・還付金がある場合、還付されるまでの期間が短い
・税金の計算ミスが発生しない
・手書きをする必要がないため楽
・青色申告者の場合、青色申告特別控除額が多くなる など

デメリット

・確定申告書の見方がわからないと正しい税申告が難しい
・所得税などの税法を知らなければ不利な申告や誤った申告をしてしまう可能性がある
・システム上、すべての申告に対応しているとは限らない など

質問全体を通じて、少々、勘違いされている内容も多く見受けられており、まずは、新しい勤務先の担当者に年末調整で対応可能か尋ねてみて下さい。

それで問題なければ、問題解決されたと言えます。

なお、確定申告を要するのであれば、一旦、税務署へ尋ねてみるのが望ましく、特に、副業に関する「雑所得」についての必要経費に聞いておきたいものです。

この理由は、雑所得の「収入」と「所得」の違いをおそらくご理解いただけていないことが予測され、収入が20万円を超えるのか、所得が20万円を超えるのかによって、税金の取り扱いが全く異なるからです。

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