子どもが増えても貯蓄できる方法を教えて下さい

女性30代 りのさん 30代/女性 解決済み

念願のマイホームを購入しました。私達は世帯年収でいうと比較的多い方ではあると思いますが、マイホームのローンの負担が大きい状況です。実際に子どもが一人産まれて子育てにはお金がかかることを実感しています。まだ今後も子どもをつくりたいのですが、私達は何人育てていくことができる経済力があるのが知りたいです。また共働きの時は比較的余裕があると思っていましたが、産休や育休中は収入が減るので貯金もなかなか増えない状況です。子どもが大きくなるとさらにお金がかかるのではないかという漠然とした不安があるので、ファイナンシャルプランナーから見て現実的に我が家の経済力はこれから厳しいのかどうか具体的な数字をふまえて知りたいです。

1 名の専門家が回答しています

矢口 充俊 ヤグチ ミツトシ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代後半    男性

兵庫県

2021/08/20

りの様

ご相談頂きありがとうございます。
保険や商品を販売しないFP事務所 姫路Go-ForWardの矢口と申します。

まず初めに、りの様の家計で具体的にお知りになりたいと言うご希望を満たすためには、りの様の家計の状況を反映したキャッシュフロー表を作成することになります。また、「子どもが増えても貯蓄できる方法」についてはまずは家計簿や家計簿をつけていらっしゃらなければ貯金通帳などで収支を確認してみないとどこに問題点がありそうかが見えてきません。ご自身での問題点抽出やキャッシュフロー表の作成が難しければ、FP等にご相談されると良いと思います。

お子様に関しては、世帯収入が比較的多い方と言うことであれば、「何人育てていくことができる経済力があるか」よりは「今後も子どもをつくりたい」と言うご希望を優先しても良いと思います。生まれてきた時点で通常は高校や大学に入るまでの年数も決まるのでそれに合わせて資産運用で準備するなど様々な方法がありますので、「今後も子どもをつくりたい」を優先的に考えても良いと思います。そして、キャッシュフロー表を定期的に確認すれば将来的に発生しそうな問題も見えてきますので、先手を打って対策を取ることも出来ますので漠然とした不安は減らしていけると思います。


キャッシュフロー表を作ることが具体的な数字を踏まえてお知りになりたいご希望に対して分かりやすい回答にはなりますが、目安として統計等の情報をお伝え致します。

教育費は、文部科学省のHPに掲載されている『平成30年度子供の学習費調査の結果について』を参考データとして見ていただくと良いと思います。
幼稚園から高校までの統計が載っています。

幼稚園を2年間と仮定して集計すると、
 全て公立なら 合計 5,212,311円
 全て私立なら 合計17,777,010円
となります。

上記は一人当たりになりますので、お子様の人数を掛け算すると教育費の総額が出てくる計算になります。

もしお子様が3人で全て公立なら約1500万円、私立なら約5300万円と言う金額にはなりますが、実際のところは単純な掛け算でもないと思います。

例えば服などおさがりで使えば単純な掛け算でもなくなってきます。
また、上記の費用には「学校外活動費」と言うものが含まれており、習い事や学習塾などの費用が含まれています。
公立の小中学校では約6割、公立の幼稚園・高校でも約3割強がこの費用になっており、実際のところはお子様の人数によって一人当たりに使う額も変わってくると思います。

なので、キャッシュフロー表を作る上では単純に掛け算するとしても、ある程度多めの見積りになりやすいと思っていただいても良いと思います。

また、文部科学省は教育費負担軽減に努めており令和元年10月からの幼児教育・保育の無償化や令和2年4月から年収目安が590万円未満の家庭での私立高等学校授業料の実質無償化など様々な対応を進めています。
だから現時点で想定する教育費より実際は必ず少なくなるとも限りませんが、キャッシュフロー表を作る段階では比較的費用が多めになっていると実際の費用が少なくなった時に将来の備えが多めに出来る利点にもなると思います。
また、もしその教育費が実際にかかるとしたら家計が大変かも知れないとなれば、普段の買い物で必要ではないけどつい衝動買いしてしまうのを減らす動機付けになり家計を改善する選択肢が増える効果も期待出来ます。

楽観視しすぎるのは良くないと思いますが、漠然とした不安で悲観的に考えるのもあまり良いとは思いませんので、漠然としているものが少しでも見えるようになれば不安は減ると思いますし、少しでも早く問題点が見えれば対策に使える時間が多く取れることでリスクも下げられ選択肢も増やせると思います。

一つ気になるのは、現在マイホームのローンの負担が大きい状況と言うことで、ご年代等から推察して住宅ローン控除を受けられていると思います。その控除を受けられる期間が終了した時には還付金が無くなりますので、ローンも収入も多いとおそらく還付金もそれなりにあると思いますのでそのタイミングは把握しておいた方が良いと思います。


「現実的に我が家の経済力はこれから厳しいのかどうか」について現状ではコメントは難しいですが、この回答で将来のことが少しでも見えるようになり、りの様の今後の家計が少し良くなっていただければ幸いです。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

放置しているNISAについて

知人、家族にすすめられ、社会人1年目のときに、積み立てNISAを始めました。しかし、放置している状態で毎月お金が積み立てられるだけの運営をしております。運営方法を確認したことも変更したこともない状態です。。。証券会社から詳細内容が記載されました用紙をいただくものの、見方がわからず、改善のしようがないです。また、一度見た際、内容がさっぱりで頭に入ってこず、それ以降は確認すらしていないです。詳細内容を見る上での注意点やその内容からの改善方法など、扱い方を教えていただきたく思います。

女性20代後半 じゃっく。さん 20代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

積み立てNISAの額

積み立てNISAを始めてて、とりあえずは、控除が適用される上限まで積み立てしています。夫は貯金してもお金は増えないから運用するべきだ。という考えで、上限以上に運用に回したいと言っています。投資はリスクもあると思うのですが、それでもNISAの枠を越えても投資した方がよいのでしょうか。また積み立てNISAは長期的にするもので、すぐに引き出せないし、引き出すと損をする場合があると思います。今上限ギリギリまで積み立ててますが、途中で金額を減らすことはできるのでしょうか。その場合損はしないのでしょうか。また、途中でやめてしまったら損をする可能性があるとのことですが、積み立てはやめますが、口座はそのままにしておく場合でも、損をしてしまうのでしょうか。

女性20代後半 ぽんたさん 20代後半/女性 解決済み
園田 武史 1名が回答

つみたてNISAは始めるべきでしょうか?

以前よりずっと興味は持っていたつみたてNISAですが、本当に始めても大丈夫なのか、将来つみたて期間が終わった後に損するようなことはないのか、つみたてNISAは始めるべきだと言う人が多いですが本当にそうなのかわからず、なかなか始められずにいます。2037年までのものであるということと、つみたて可能期間が20年間ということも分かってはいるのですが、いつのタイミングで始めるべきか、どの銘柄にするべきか等を考えてたり、月々のつみたて額や年単位での期間を考えるとどうしても始める決断ができずでして…少し無理してでもつみたてNISAはやっておいて損はないのでしょうか?老後資金として夫婦ともに60歳くらいになる頃には、貯蓄型保険で1000万少しになる保険には入っております。(それでは全然足りないのは重々承知しております)

女性30代後半 buu25さん 30代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

セミリタイヤに向けての資産運用と不労所得について

■相談した目的相談内容はセミリタイヤに向けての資産運用と不労所得について■自身の状況・30代会社員で毎月20万の手取り収入あり・持ち家なし→社宅で毎月6万程度の支出(手取りの20万はこの6万控除後の額)家の購入予定はなし・妻子どもあり・ローン等なし■相談内容・積立NISAで平均利回り3%としたときの20年後の資産価値はどれくらいか運用はsp500想定・勤務所得以外での収入方法の検討(具体的な副業アドバイス)・65歳で資産1億円にするための資産運用方法※月々の積立可能額は6万程度※ボーナス含めれば年間では100万円程度までは投資可能・アセットアロケーションとしてはsp500のみはまずいか。REITくを入れた方が良いか。以上です

男性30代前半 mdkさん 30代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答

投資信託とは

現在ある地方銀行に、少しまとまったお金を貯蓄しております。この銀行に行くたびに、投資信託の話しを結構しつっこくしてきますが、実際に安全に儲かるのでしょうか?投資信託に実際にお金をかけて、原資がなくなってしまうのであれば、かけた意味がありません。かといって、利息なんて昔に比べたら、ものすごく低いです。利息で食えるというような時代ではなくなってしまいました。10億円とか持っているのなら話が分かりますが、中途半端な小金しかありません。銀行の担当者は、平均利回りが5%とか調子のいいようなことを言っていますが、はっきり言って不安です。確かに年金ではお金は足りず、時々預金を崩しては、使っていますので、将来、預金がそこをつくのではないかという不安もあります。確実に増える投資信託というものがあるのでしょうか?

男性60代後半 三輪たかし  cxytf098さん 60代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答