将来に向けて今どのように資産形成したら良いのか

女性20代 aoeriさん 20代/女性 解決済み

資産運用の方法や、お金の管理方法、将来に向けての準備など長期的視点でのお話をお聞きしてみたいです。新卒で正社員として入社して数年が経ちますが、将来的に年金が余り支給されないという話や、業界が不安定という話をよく耳にします。将来に向けて今どのように資産形成したら良いのか、またそのためにどのような方法・選択肢があってそれぞれのメリット・デメリットについてお話を伺ってみたいです。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 貯金・預金・定期預金・外貨預金・積立
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/09/02

ファイナンシャル・プランニングの基本的な考え方は、「一生を通じた収入・支出を考える」というものです。人生には結婚・子育て・家の購入・老後生活など、さまざまなライフイベントが控えています。そして、ライフイベントの内容や時期というのは一人ひとりにとって違います。

まずご自身のライフイベントを考え、それを実現するためのライフプランを考え、そのための資産形成の方法を考える、という流れになります。

質問者様は将来の年金:老後の生活のことを心配しておられるようですが、こうして色々な方から家計相談をさせていただいていると、老後に生活に困窮される方の中で多いのが、60歳になっても子育てが終わっていない・住居コストがかかっているという人です。

かつては60歳が定年でしたが、今は多くの企業では60歳になると再雇用扱いとなり給与が大きく減ります。ご自身と配偶者の方の生活費だけであればそれほどでもないのですが、お子さんの教育費がまだかかっている、住宅ローンの支払いが残っている/賃貸物件に住んでいて家賃負担が発生しているということになると、家計は非常に苦しくなります。逆に、子育て/家の購入のような多額の費用が発生するようなライフイベントが早めに終わっていれば、60歳までの間は貯金ができるので老後の生活はかなり楽なものになります。

従いまして、若いうちにライフイベントとそれに基づいたライフプランを考えて、早めに実行するのがいちばん効果的な老後対策になると言えるのではないかと思います。

資産運用の方法ですが様々です。ただ、住宅ローンを抱えているということであれば、余裕資金がある場合にはその繰上げ返済をするのがいちばん確実で効果が高いのではないかと思います。例えば住宅ローンの借入額3,000万円、金利3%、30年返済で、借入から5年後に100万円を繰上げ返済した場合、軽減利息額=削減できる返済金額は約107万円となります。なるべく早い時点で繰上げ返済を行えば、住宅ローンの負担自体が減ります。100万円を投資して利潤が107万円(207万円になって戻ってくる)という資産運用というのはなかなかありません。

とはいえ、月に1万でも2万でもいいので少しずつ将来に備えておくことをお勧めします。
老後の生活資金に備えるということであればiDeCo(確定拠出年金)です。今、毎月の給与から所得税・住民税が差し引かれていると思うのですが、これらの税金は所得に税率を掛けて算出されます。そして、税率というのは所得が高ければ高いほど上がるようになっています。iDeCoで毎月拠出したお金というのは所得から差し引かれますので、その分税金を安くすることが出来るのです。

ただしiDeCoで拠出したお金というのは60歳になるまで引き出せませんので、途中でお金が不足した時のことを考えて、あまり大きな金額を出し過ぎないようにしましょう。
一方で積立NISAという制度もあります。こちらのほうは途中で引き出し可能です。所得税住民税を軽減する効果はありませんが、運用で得られた利益に対する税金(約20%)が一定額まで免除されるのでやはり節税効果があります。
iDeCoも積立NISAも、どんな金融商品にでも拠出できるわけではなく、商品が決まっています。逆に言うと素情の知れないような商品を選ぶことは無い訳です。それでも相場の状況によっては上がったり下がったりします。もちろん上がり続ければそれに越したことはないのですが、下がった時は同じ1万円でもより多くの口数を買うことが出来、また上がった時にはそれだけ多くの利益を得ることが出来ます。毎月の金額は少しずつでも、10年20年30年と続けていくと結構な金額になります。少額でもいいから、まずは始めてみることが大事なのではないかと私は思います。

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