教育費のかけ方について

女性40代 いたむさん 40代/女性 質問権返却

現在、4人家族で、小学生と中学生を持つ親です。2人とも公立に通っておりますが、今後の教育費について心配しております。高校が私学か公立にするかによって多少は変わるかと思いますが、子供が2人いる場合は、単純に教育費も2倍になるのか知りたいです。ざっくりと、どのくらい教育費があれば十分なのか分かれば助かります。例えば、年収別で、私立と公立にかかるお金の割当や、学校外費用についても、最低、このくらいは必要になるという金額が知りたいと思っております。できれば、大学まで行かせたいと思っておりますので、奨学金など借りずに済む方法や資金繰りについてご教示いただければ幸いでございます。以上、よろしくお願いいたします。

1 名の専門家が回答しています

藤原 洋子 フジワラ ヨウコ
分野 お金の貯め方全般
60代前半    女性

全国

2021/09/05

ご質問頂きありがとうございます。

お子様お二人の教育費について、ご回答いたします。

少し前のデータになりますが、平成17年(2005年)に内閣府から子どもにかける費用について調査結果が出されています。その調査によりますと、22年間にかかる費用の平均額は、一人目の子どもでは1,302万円、二人目は約8割の1,052万円となるようです。

こちらは、教育費を含めた子育て費用です。現在では物価が上がるなどでもう少し多くかかるかもしれませんが、一人目のお子さんの使っていたものを二人目のお子さんが使えるなどで、「二人になると2倍になる」ということはないようです。また、親御さんが、「高額なものを選ばなくても、工夫次第で費用を抑えられる」といったことが上手になっていかれることもあるでしょう。

学校教育費と学校外活動費については、文部科学省から学校ごとの、子ども一人にかかる1年間の学習費総額の平均が調査されています。

それによりますと、
・公立高等学校(全日制):45.7万円
・私立高等学校:97万円     となっています。

そのうち、学習塾や習い事などの学校外活動費の平均額は、
・公立高等学校(全日制):17.7万円
・私立高等学校:25.1万円  です。

大学は、国公立か私立、学部によってかかる費用が大きく異なります。平成元年度の卒業までの平均額は、

国立大学:242.6万円
公立大学:254.7万円
私立大学文科系学部:400.6万円
私立大学医歯科系学部(6年):2345.5万円

以上のようになっています。

また、大学受験のために塾に通っている場合の費用相場を調べてみますと、集団指導塾の場合で、
高校1・2年生:40~50万円
高校3年生:50~70万円

個別指導塾は、
高校1・2年生:50~80万円
高校3年生:60~100万円

国公立大学の受験料は、
大学入学共通テスト:2教科以下受験 1万2,000円 3教科以上受験 1万8,000円
2次試験:1校につき平均1万7,000円

私立大学の受験料は、
1校あたりの平均:約3万5,000円
医歯科系大学:4~6万円

自宅外通学を始めるための費用:約39万円(出典:日本政策金融公庫)
首都圏の私立大学入学者への仕送り額:平均月額8.2万円(出典:東京私大教連) となります。

高等学校の学習費のうち授業料は、高等学校等就学支援金制度により、一定の年収未満の世帯の方は返還しなくて良い授業料支援が受けられます。お住まいの自治体で独自の支援金を受けられる場合もありますので、ご確認されることをお勧めいたします。

年収が多くなると、かけられる費用の総額は多くなっていきますが、住宅費、老後資金など教育費以外に準備しなければならない費用全体を見積もって、いくらまでかけられるか判断されることが大変重要です。

いつ頃、いくらくらいお金が必要か、いくらずつ貯蓄できるか、などを書き出して、まずは表にまとめてみてはいかがでしょうか。お子様と進路について、折に触れ話し合って一緒に決めて行かれると良いと思います。

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