専業主婦がiDecoを始めるメリットは?

女性30代 5f59d50e7035dさん 30代/女性 解決済み

私は定年まで働く予定がなく、働いたとしても、あと数年かなと考えています。
退職後はランサーズ等でお小遣い稼ぎ程度にのんびりする予定です。
最近投資に興味を持っており、1年前くらいから、積み立てNISAを始めました。
わからないながらに勉強し、まだ1年程度ですが、利益も出てきています。
最近ほかにも何かチャレンジできないかと、同じようにおすすめされているiDecoにも少し興味を持ち始めました。
そこで疑問なのですが、iDecoは老後の資金・節税対策として打ち出されていますが、私のように定年まで働かない場合、iDecoを始めるメリットはあるのでしょうか?
安定した収入がない・もしくは少ない場合は、節税効果が見込めないと思いますし、自分の貯金をiDecoに回すのであれば、積み立てNISAと何が違うのだろうと思っています。

1 名の専門家が回答しています

横山 晴美 ヨコヤマ ハルミ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。数年後に退職を考えておられるのですね。その前提で「iDecoのメリット」を、つみたてNISAと比較しながら紹介します。
おっしゃる通り、今後収入を得ない、もしくは課税されない程度の収入を得るのであればiDeCoにおける所得税の節税メリットはありません。運用益が非課税である点もつみたてNISAと同じですので、課税に注目するなら両者に違いはないでしょう。とはいえ、それ以外の点ではいくつか違いがあります。
1 iDeCoは原則60歳までは引き出せない
うっかり途中で資金を引き出してしまうのを防ぐなら、iDeCoにメリットがあります。また、60歳後にiDeCoを受け取るときも、一時金で受給する場合は「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」が受けられます。一方、つみたてNISAの取り崩しに制限はありません。
2 iDeCoは加入資格ごとに掛金の限度額がある
例えば年金の第1号被保険者であれば、掛金は年額81.6万円が限度額です。専業主婦(第3号被保険者)の場合は27.6万円となります。つみたてNISAの非課税枠は年間40万円ですので、専業主婦の場合はつみたてNISAの方が投資できる額が大きいです。
3 iDeCoの手数料
iDeCoは金融機関(証券会社や銀行など)で口座を開設します。大きな額ではありませんが、毎月口座の「管理手数料」がかかります(額は金融機関ごとに異なる)。つみたてNISAは口座の保有にかかる手数料はありません。
iDeCoは毎月の掛け金や引き出しなど制限が多いです。つみたてNISAは非課税限度額がありますが、資金の出し入れや投資額が比較的自由です。しかしその分受取時の控除があるのがメリットです。非課税で運用をすることが目的ならつみたてNISAの方がおすすめですが、老後資金を準備することが目的なら、iDeCoの方が向いているでしょう。
目的に応じて使い分けることで、iDeCoとつみたてNISAを活用してけることと思います。どちらかに絞るのも一つの手ですが、「何かチャレンジできないか」とありますので、両者を併用することも検討してみてください。
本回答が、お役に立てば幸いです。末筆ながら、今後のご多幸をお祈り申し上げます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

ふるさと納税の疑問点

私は6年前からふるさと納税をしており、毎年ワンストップ特例制度を利用するため、納税先を5自治体以内にしています。疑問点①納税した金額は、所得税から引き下ろされると調べましたが、初冬は住宅ローン控除の金額を差し引くと残っておらず、原資が分かっておりません。ふるさと納税で支払った税金はどこから控除されるのでしょうか?住民税より控除されると聞いたことがありますがあっておりますでしょうか?疑問点②ふるさと納税の上限金額をふるさとチョイスの計算式を元に算出して毎年納めていますが、家族構成や源泉徴収により金額が変わってくるため、上限を超えて納めていないか心配です。もう少し分かりやすい計算式はありますでしょうか?

男性40代前半 GUCCI2227さん 40代前半/男性 解決済み
内宮 慶之 1名が回答

これから払う医療費についての教えてください

来月に病院にて手術を受ける予定です。一括して支払うお金がどこまでになるかという不安と、医療費控除と高額医療費についてどのように対応したらいいかわからず、悩んでいます。医療費控除と高額医療費が併用できるのか、併用できるとしたらどうしたらいいのか教えて頂きたいです。

女性40代前半 CYAOCYAさん 40代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

転職をしたのですが、確定申告はどうなるのでしょうか

私は、4月から8月までの期間にダブルワークをしていました。8月の途中から転職をして新しい場所で働いているのですが、その場合全部まとめて新しい職場が確定申告をやってくださるのでしょうか。それは職場にもよるのでしょうか。また、副業が20万円かであれば、その副業については確定申告を行わなくても良いと聞きました。私は8月までのダブルワークで、一つを本職とした場合、もう一つの仕事が副業になるとして、20万を超えてしまっているので、そちらも確定申告をしなければなのでしょうか。副業用の確定申告と現在働いている場所での確定申告は別の用紙などにまとめるのでしょうか。また、電子申告もあると聞きました。電子申告のメリットデメリットを教えていただきたいです。

女性20代後半 onabe.0209さん 20代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

控除について

税金の控除について知りたいことがあります。まずは所得控除について近年副業をしている人が多くなりました。私も数年前からクラウドソーシングを通して副業という本上に近い仕事をしています。そこで、収入が20万を超えてしまった場合にはそれなりの上乗せ分が発生するかと思います。それを避けるための対策として副業にかかった費用を証明できる帳簿を持っていればいいということはわかるのですが、もし、クラウドファンディングでお金を獲得した場合には、どのような項目になりますか。こういったところで得た資金は、収入という項目になるのか、何かの控除を受けられる対象になるのかが気になります。また、そのための証明はどのような形で行うのでしょうか。

女性30代前半 あふろもなかさん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

相続税とはどのくらい払うものなのですか?

現在、主人の母が独り暮らしをしている家があります。私たちには、別に持ち家があります。前に義母の家の固定資産税を見てみると、我が家の1.5倍くらいでした。うちより土地も広いし、家も大きいのです。それで、今は義母は元気に暮らしていますが、もうかなりの高齢なのでもし亡くなるようなことがあればこの家を相続しなければなりません。でも、我が家にはここに住もうという人はいないのです。子供も県外に出て行く予定です。ですが、住む人がいないと相続税が高くなると聞いたことがあります。実際はどうなのでしょうか?主人は義父が苦労して建てた家なので誰も住まなくても売ることはないと言っています。まだ、先の話ではあるのですが、何かよい方法があれば教えていただきたいです。

女性50代前半 RIRIririさん 50代前半/女性 解決済み
菊原 浩司 1名が回答