外貨建てのリスクについて

男性60代 shoesakaさん 60代/男性 解決済み

老後の資産形成に資金の運用を考えています。昨今の低金利で国内金融機関で運用しても、あまり期待ができない状況です。株式や信託への投資も考えていますが、株価の変動で資産が目減りするのではないかと二の足を踏んでいます。株式を少々、投資信託が500万程度ありますが、投資信託を何かに移管したいと考えています。5年から10年は手を付けるつもりはないので長期的に高利率で比較的安定した金融商品を探していいるところです。例えば、年金払いの生命保険を利用しようとも考えています。あるいはこのまま投資信託を継続した方がいいのかと迷っています。一方で利率を見ると、外貨預金がかなり高くて、町中の保険ショップをのぞいたりすると結構一押しをしています。為替変動リスクを考えたときどこの外貨がよいでしょうか

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 貯金・預金・定期預金・外貨預金・積立
50代前半    男性

全国

2021/03/09

今まで一所懸命働いて貯めてこられた大事な500万円を、老後の資産形成を目的としてどのように運用していけばよいのか、とのお悩みですね。
ご質問内容を補足・整理すると、「国内の金融機関の預貯金では超低金利のため増えることは期待できず、株式等への投資は価格が変動するため目減りが不安なので、5~10年程度保有するつもりで高利回りかつ価格の変動が少ない金融商品を探していたところ、保険ショップ一押しの外貨預金(外貨建て生命保険のこと?)が良さそうだが、このまま投資信託を保有し続けたほうがよいのか。外貨建てならどの国の通貨がよいのか」といったところでしょうか。
どうも混乱されているようですね。ご自身で判断される前に、ご質問をいただいてホッとしています。危うく保険ショップの術中にはまり、気付かないうちにコストもリスクも高い商品に手を出されるところでした。
まず、「高利率で比較的安定した金融商品」などありません。
ご相談者さまはそれが外貨預金または外貨建て保険ではないかと思われているようですね。そんなウマい話はありませんよ。もしそれが本当に良い商品なのであれば、みんなが殺到しているはずです。
仮にある時点で高金利の通貨があったとしても、長期的には為替で調整されるためうま味がなくなってしまうのが普通ですし、むしろ高い手数料の分だけ損してしまうことにもなりかねません。
「どの外貨がよいか」とのことですが、そのご質問に答えることは、競馬の予想屋がどの馬が勝つかを言い当てるようなものです。
為替は、あくまでも通貨間の交換比率を表しているに過ぎません。相対的なものです。円が安くなると考えても、それ以上に外貨が安くなると相対的には円高になります。為替変動の要因はあまりにもたくさんあり過ぎるので、勝手に予想をするのはいいですが、コイン投げの結果と同じで根拠をもった説明はそもそもできません。ですから、外貨建ての商品は、ギャンブルと同じです。将来アメリカに住むためドルを積み立てていくなら理解できますが。
大事な老後資産を形成するのに、決してギャンブルをしてはいけません。
ところで、そもそもなぜ投資信託の500万円分をあえて解約しようとされるのでしょうか。
本来、投資信託は長期での資産運用に不可欠かつ最適なものであるはずです。運用会社を信頼しながら二人三脚で資産を育ててこられたのであれば、当面使わないお金はそのまま世の中の経済成長に乗せておいて、必要なときに必要なだけ解約して使えばよいのではないでしょうか。
しかし、販売会社から勧められるがままに購入されたものであれば話は別です。
今こそ、長期での投資に資する本格的な投資信託を、手間を惜しまず探してみてください。本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして投資先企業を選定している投資信託を選んでおけば、何も心配することなく、時間を味方につけていずれ大きな資産となっていくでしょう。
株式を主な投資対象とした投資信託に、毎月コツコツと積み立てていくという手法こそ、高い再現可能性をもって着実な資産形成を行うための王道です。
人生100年時代とすれば、5年10年などと言わずに20年、30年の時間軸で考えてください。現在保有されている投資信託を必要に応じて解約し、毎月2万円ずつでもご自身が信頼できる投資信託にコツコツ積み立てていかれればいかがでしょうか。
保険ショップ一押しの商品は、あくまでも売り手が儲かる商品ナンバーワンなのであって、言い換えれば、加入者が損する商品ナンバーワンということです。
保険で貯蓄を考えてはいけません。しかも為替でギャンブルするなど、もってのほかですよ。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

貯金と運用のバランス

毎月定期的に貯金と会社の持株積み立てを行っています。後、生命保険の積み立ても行っていますが貯金の額のほうが多く株価がなかなか上昇せず資産が増えない状態です。持株の解約と生命保険の積み立てを解約して運用に回そうと検討しています。解約した分を全額運用に回しても損失のリスクがあるので割合をどの位にするのがよいのでしょうか。運用時に発生した配当金は再投資に回すほうが良いのか積み立てて別の運用方法を検討したほうが良いのでしょうか。早期退職で1000万円以上の退職金を取得した場合現金として貯金しておく額と投資や運用に回す金額はどの位がリスクが低く安定的なリターンが得ることが出来るでしょうか。リスクは最小限にして、安定的なリターンが得れていざという時に持ち出せる現金の割合がわからないので運用と貯金のバランスについて知りたいと考えてます。

男性40代後半 non-101さん 40代後半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答

どんな資産運用があるのか

最近は色々な資産運用のやり方というのがネットでも自分で調べようと思えば調べられるわけですがその数の多さに非常に困っています。色々な資産運用の方法はあるのでしょうがリスクとリターンという点から考えて評価してみてそれを見てみたいと思っています。長期的な投資としてはどんなものがいいのか短期的にはどんなものがいいのかといったよらはそれぞれの投資スタイルや運用に関する考え方とかそういう部分をできるだけ詳しく知りたいです。投資できる金額としては300万円ぐらいを上限としてお願いいたします。またどんな口座が必要になるのかとか何歳までしかできないとかそういう細かい条件もあるのであれば知りたいところです。いろいろな意味で条件が緩いのがよいです。

男性40代前半 chachamarutoyさん 40代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

貯金がなかなかたまらず困っている

収入が少ないせいもありますが、支出がいろいろ増えてしまい、目標としている貯金が今の年齢になってもなかなか増えません。ある程度貯金をしては、いろいろな出費でまた貯金のほとんどを使ってしまうを繰り返してしまっています。このあたりをなんとか改善したいです。具体的な出費としましては、電化製品や家族の病気などによる出費や衝動買いなど様々です。ちなみに定期預金などはしておりません。やはり定期預金を作ったほうがいいのでしょうか?

男性50代前半 振内山さん 50代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答

亡くなった祖母の預金・株式の相続について

20年程前に亡くなった祖母の預貯金・株式等について、現状、私の母親にてその手続きを全くなされておらず、放置状態であることが判明しました。失念によるものらしいですが、今となっては母親も85才を過ぎており、身体障害者1級、要介護2の状態のため、実子の私が手続きを進めないとといけないと考えています。わかっている範囲での預貯金の金額は大金ではないため、このまま相続しないという判断もありますが、高齢の母親の今後の生活に少しでも足しにできればと、ダメ元でもいいから動いてみようかなと考えています。ただ、何から手を付けていいのか全く分からず、現状、放置している状態ですので、相続に関わる手続き、準備、要点、メリット、デメリットをご教示ください。また、後見人制度というものがあるようですが、そのような制度で何ができるのかも併せて伺いたいと思います。母親が高齢で上記の状態なので、わたしが直接、祖母の預貯金等を相続できるものでしょうか。

男性60代前半 freekenjiさん 60代前半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

賢く積みたて&リスクの少ない投資で資産形成

現在ペアローンで400万円程度の住宅ローンをかかえ、0歳児の子供がいる。夫婦共働きで世帯年収は約1000万円程度あるが、月々のローンの支払いと出産、引っ越しなどによるおおきな出費が重なりほとんど貯蓄0の状態になった。また、育児休業中のため手取りの給料が残業代金などを含まない定額のものになり今年夏のボーナスはでない予定。この状態からどのように将来の子供のための学費、養育費のための貯金や老後に備えた資産形成をしていけばよいのかわからず不安に思っている。手始めに積み立て、そして株式投資での地道な運用をしたいと思っているが、知識が少ないため何から始めればよいかわからず、また手持ちのお金にあまり余裕がないのでリスクの低いものから始めたいと思うとなかなか始めることすらできずにいる。また、現在は駅近くのマンション在住だが、将来的には海辺の一軒家に引っ越したいため、現在の住まいを賢く売却する方法、繰り上げ返済などについてもアドバイスいただけたら嬉しいと思っている。

女性30代前半 JIN mamaさん 30代前半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答