本音かつ具体的な数値で教えて

男性30代 Parayamaさん 30代/男性 解決済み

本音で、費用対効果の目線で、最低限入るべき保険の種類と掛金を教えて頂きたいと考えています。またfpの方が実際に加入している保険の種類、掛金も教えていただけると参考になるのでうれしいです。

個人的には、保険掛金は最低まで減らして余裕資産でいざと言う時には備えたいと考えます。ただリスクヘッジもしたいので、プロがどう選んでいるか?を知りたいです。

また、保険相談窓口に行くと必ず積立型終身保険を紹介されますが、個人的にこれは詐欺だと思っています。本音でfpの方には本商品群に対するご意見を伺いたいです。
あわせて、貯金がいくらあれば医療保険への加入が不要か?いつまでにいくらの貯蓄があれば死亡保険を脱退しても損しないか?などケーススタディで紹介いただけるとうれしいです。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 自動車保険・火災保険・地震保険
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/03/09

まず初めにお断りしておきますと、私は保険を販売している身なので完全に中立的立場とは言えません。
ただ、保険販売の実情を知らないと、適格なアドバイスは出来ないと思います。

まず、自分自身が入っている保険についてご説明します。

1.医療保険、がん保険
①がん保険(終身型)
 38歳の時に付き合いでがん保険に加入しました。保険料4,728円/月
【保障内容】
がんになった時の一時金 100万円
以後2年目から5年目まで  50万円/年 支給
入院・通院 日数無制限で1万円(通院は支給条件あり)
先進医療特約
セカンドオピニオン、医師紹介サービス付き

 44歳の時に保障を追加しました。保険料1,425円
 通院 日数無制限で1万円
 治療が続いた場合、 2年に1度50万円支給
 抗がん剤治療、緩和療養続けた場合 月5万円支給

最初入った時はイヤイヤでした。「自分に限ってがんになることはない」「いざがんになったら延命治療など受けず死を選ぶ」と漠然と考えていたのです。しかしがん治療の実態を知るにつれ、これは入ってないとまずいと思うようになり治療を更に追加しました。
今どきのがんは、誰でもなる(男なら3人に2人)、死亡率は下がる一方で治療期間が長期化する、治療法が多くて選ぶのが難しい、が特徴です。がん保険無しでがんになったら色々な意味で大変です。
がんにならなかったら毎月6,000円ちょい払っていたのが無駄になりますが、それはがんにならない3人に1人に選ばれたということでもありますので、そうなったらラッキーなのだと思います。

②医療保険(終身型)
38歳の時に医療保険にも加入しました。保険料2,963円/月
入院 1日5,000円
手術時に一時金
退院後の通院に1日3,000円
事故によるケガの場合、通院1日3,000円

この保険は2回使ってます。いずれも山で転んで整形外科通いをしたのです。
保険でお金が出るのだからと、ちょくちょく通い、おかげで治りが早くなりました。
その時、使えば保険に入っててラッキーだし、使わなければ健康だから更にラッキーなのだと
入院給付金をもっと積み増そうと思ったのですが、体況上の理由で出来ませんでした。。


2.死亡保障(終身型・積立型)
36歳時に、保険期間が終身の死亡保険金300万円の保険に加入、保険料6,825円/月 保険料払込は60歳まで
これは死亡保障というより、65歳にならないと年金が出ないので会社辞めてから(※当時は再雇用制度無かったので)60歳になったら解約するつもりで65歳までの生活費として加入しました。
60歳以後に解約すれば、7%以上利息がついて解約返戻金が出るのです。
同じ保険が今あったらもう1本入ってもいいかなと思いますが、残念ながら今は低金利時代なので、日本円建ての積立型保険だと、利息が付くどころか、解約しても払い込んだお金よりも少ない金額しか戻ってきません。
(外貨建てだと利率が良いようですが、為替レート次第です)

3.個人年金保険
こちらは41歳の時に、付き合いでやむを得ず入りました。月2万円、65歳まで払込が続き、以後10年間65.5万円の年金が出ます。
利率は大したことがないのですが、個人年金保険料控除で払い込んだ保険料の一部が所得から控除され税金が安くなるので、定期預金よりは割がいいと思ったのです。
一方、iDeCoだと掛金全額が所得から控除され所得税住民税が安くなるので、こっちのほうが良かったかなと思います。
ただ、iDeCoで運用している商品(日本成長株ファンド)が現在元本割れしているので複雑な気持ちです。

実質2と3は保険というより資産運用です。
1については妥当な内容だと思います。人生100年時代、高齢になればなるほど病気ケガする頻度は高くなりますし、年取ってから医療保険がん保険に入ると非常に保険料が高くなります。若いうちに入っといてよかったと思います。保険料は約1万円ですが、こんなものかと思います。

理想を言えば今は個人事業主で病気ケガで仕事できなくなっても障害年金があまり出ないので、就労不能保険(病気ケガで働けなくなったときの所得の減少を補う保険)にも入りたかったのですが、血液検査の値が悪く入れませんでした。

あと、子どもがいたら自分が死んだ時に子どもの大学卒業時まで毎月〇〇万円が支払われる収入保障保険に入りますね。普通の定期保険(死亡保障)よりも全然安いです。

10年前までは共済にも入っていたのですがやめました。掛金は安いのですが保障は65歳まで、その年を過ぎてからあちこち悪くなって病気ケガをするようになります。医療保険に入るのであれば終身型に若いうちから入るのが理想的です。平均寿命まで生きた場合、年をとってから入っても一生涯払う保険料は同じくらいか後者のほうが高くなることもあります。

質問者様に関しましては、先ずはご自身がお亡くなりになられた時に配偶者様の生活が困窮しないように
ある程度の死亡保障には加入しておいたほうがよろしいかと存じます。
配偶者様にある程度の収入があるのであれば話は別ですが・・・
これは終身保険でなくとも結構です。(終身保険だと同じ保険料でも保険金額が低くなってしまいます。)
そして、将来お子さんが出来ましたら死亡保障を追加しましょう。

今は健康だったとしても、医療保険とがん保険は入っておくべきです。
(健康状態が悪化すると私のように入りたくても入れなくなります)

貯金がいくらあれば医療保険への加入が不要か・・・そんなことはわかりません。
どんな病気になるかどうかは人それぞれです。
何度も何度も入院する人もいれば、一生入院しないような人もいます。
また、公的な健康保険には「高額療養費制度」というのがあり医療費の月々の負担には上限が設けられてますが、これは所得が高くなると上限も上がるので、所得が高い人ほど手厚い保険に入っています。
また、この制度も含めて、医療費の自己負担のレベルが30年後50年後には確実に上がるので、
それに貯金だけで備えるというのはいささか心もとないと思います。(一方で、医療保険で療養費のすべてを
まかなう必要は無いと思います。そのような保険に入ると保険料がとんでもなく高くなります)

死亡保障については、私は子どもが独り立ちするまでの保証(定期保険もしくは、月々一定額が遺族に支払われる収入保障型保険)
は必要だと考えておりますが、終身型保険というのは長生きした場合に払込保険料のほうが高くなりかねないので
あまりお客様には積極的にお勧めしてません。
終身保険をお勧めできるのは、相続税額が高額になり少しでも減らしたいときや、法定相続人以外にお金を残しておきたい
場合です。
積立型保険の場合でも、例えば外貨建て保険の場合には為替変動によって損する局面もあるので、保険とは別に海外株・債権を組み入れた
投資信託商品を買ったほうが良いのではないかと考えています。質問者様のお考えはリーズナブルだと思います。

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