一生独身なら、老後資金はいくらあればいい?

男性20代 STONECOLDさん 20代/男性 解決済み

私は独身で将来も結婚はしないと思うのですが、老後の資金はいくらぐらいあればよいのでしょうか?年金は現在のままなら65歳から年に120万円くらいだと思います。夫婦で2000万円という話もありますが独身でもおなじくらい必要でしょうか?

1 名の専門家が回答しています

長尾 真一 ナガオ シンイチ
分野 老後のお金全般
40代後半    男性

広島県 岡山県 愛媛県 島根県

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。2019年に金融庁が公表したレポートを受けて、メディアが「公的年金だけでは老後に2000万円不足する」と報じ、いわゆる老後2000万円問題として話題になりました。あの2000万円という数字は2017年の総務省家計調査に基づいており、同調査によると高齢夫婦無職世帯の毎月の赤字額が約5万5千円で、それが30年続いたとすると総額で約2000万円になるという推計値でした。
では単身世帯の場合はどうかというと、2019年の同じ家計調査によれば高齢単身無職世帯の家計収支は可処分所得が112,649円、消費支出が139,739円で、毎月の不足分は約2万7千円となっています。これが30年続くと仮定すれば総額は約970万円になります。
但しこの数字はあくまで調査の平均値であり、それが30年変わらず続くと仮定した推計値ですので、それが皆に当てはまるわけではありません。また平均値自体も実は調査の度に大きく変わっています。たとえば老後2000万円の根拠とされた高齢夫婦無職世帯の赤字額約5万5千円は、2年後の2019年調査では約3万3千円になっています。ですので、こういった調査の平均値はあくまで参考程度に見ておいた方がよいでしょう。
一方で令和元年簡易生命表によると、65歳男性の平均余命は19.83年ですので、65歳で退職するとしたらその後平均的に約20年は生きることになります。これもあくまで平均に過ぎず、それより長生きする可能性も十分ありますので、やはり30年ぐらいは生きることを想定してお金の準備をしておいた方がよいのは事実です。そのためには単に調査の平均値を当てはめるのではなく、自分自身の老後の住居費や生活費をできるだけ具体的に想定して、30年分ぐらいの収支表を作ってみることをおすすめします。
なお今や65歳はまだまだ若いとも言えますので、会社を定年退職した後も何かしら仕事をして収入を得ることができれば老後のキャッシュフローは大きく改善できます。長年培ったスキルや趣味を生かして収入が得られるような方法を現役のうちに考えておくのもよいかもしれません。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

独身女性の老後の生活について

私は現在39歳の独身女性で子供はおらず、1人暮らしをしています。実家の両親も高齢になってきており、私は一人っ子であるものですから、だんだんこれからの人生について考えるようになってきました。今後も結婚をするつもりはなく、親しい親戚・友人等もいないので、老後の生活がとても不安です。仕事に関しては、先日15年間勤務した会社を退職し、来年4月から別会社での内定が決まっている状態です。働きながら老後に向けての資金を貯める方法や、どのくらいの金額を目安に貯めればいいか等、何かアドバイスをいただけないでしょうか。ちなみに現在は、生命保険は掛け捨ての安いものにしか加入しておらず、個人年金等にも加入していません。

女性40代前半 beru128さん 40代前半/女性 解決済み
鎌倉 一江 1名が回答

老後の家のローンについて

10年ほど前に新築の家を建てました。土地は元々所有しておりましたので、家のみ1800万円かかりました。頭金1000万円入れまして、残り800万円のローンです。こんなご時世ですから…と月々3万円ちょっとでボーナス月0円の、ゆとりあるローンを組みました。しかし、このローンは主人が70歳になるまで返済期間があります。(現在では45歳)主人の会社の定年は60歳です。お恥ずかしながら、ローンを組んだ時は深く考えていなかったのですが60歳から70歳までの10年、支払いはどうしようか…と最近気になり出してしまいました。残り10年分は退職金で一気に支払うか、今頑張って働いて繰り上げ返済してしまうか、60過ぎてもどこかで働きつつ返済するか…悩んでいます。主人や私自自身がその時まで健康でいられるか心配ですが、団信に入ってるのがもったいないからローンは70まで続けた方が良いと友人に言われました。月々3万円程度のローンですので、そこまで負担にはならないと思いますが、将来面に少しでも不安があるならなるはやで支払ってしまうのがベストでしょうか。しかし、この先急なリフォームなどが発生した際の蓄えもしておきたいので、繰り上げ返済する金額を用意するのは難しいです。何がベストがご教示頂けますと幸いです。

女性40代後半 ai_kaさん 40代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

離婚してひとり暮らしになり老後の生活が不安

2年前に離婚して一人暮らしをしています。このままずっと一人だと老後の費用が心配です。年金がもらえるとは思うのですが、どれくらいもらえるのか不安です。年金分割はしましたが、分割してもらった分の年金は、元主人のお給料に準じてるのでしょうか?高収入だったため、年金はたくさんもらえると安心していたのですが、別れてしまった場合のわたしの受け取る年金がどれくらいになるのかわからなくて。結婚していた期間は約10年ほどです。今は、国民年金を支払っています。ほかに、老後に備えてやっておいた方がいいことがありましたら教えていただきたいです。また、年金以外に、貯金としていくらくらいあれば最低限の生活を安心して送ることができるでしょうか?貯金はわりとしっかりしていたので、貯金の安全な運用方法もありましたら知りたいです。

女性50代前半 piwabiさん 50代前半/女性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

老後資金について相談させてください。

少し前に話題になった老後資金に2000万円必要という政府発表についてご相談させてください。私が現在33歳で、そして妻と子供が3人(8歳、2歳、0歳)いるという家族構成になっております。基本的には3人とも最低でも大学卒業まではしてほしいと思っており、また、できれば国公立をと思っていますが、私立大学でもそれはなんとか通わせてあげたいと思っています。一応妻もフルタイムで働いており、現時点ではそこまで家計が逼迫しているということはないのですが、今後主に子育てにたくさんお金がかかってくると懸念しており、今の私の年齢から初めておくべき老後への備えについて教えていただけないでしょうか。あまり無理なく継続できるものを教えていただけますと幸いです。

男性30代後半 amagasaki02さん 30代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

本当の老後のお金対策とは

本当の老後のお金対策が知りたいのでお願いします。昨今、老後の資金として2,000万円が必要であるといわれています。しかし、現在生活していて2,000万円ものお金を保持している人たちがいったいどれくらいいるのか。金融機関、行政、国などでいろいろなアンケートを行っても、そもそも貯蓄のない人たちの方が多いのが事実です。わたしは現在投資などに回している資金がありますが、とても2,000万円とはいえません。2,000万円の根拠として例などが示されていますが、あまりにリアル感がないのでほとんど参考にはなりません。働けないリスクはあると思いますが、それにしても根拠が希薄すぎると思います。FPの方たちはどのようにお考えなのでしょうか。

男性60代前半 yellowtiger19さん 60代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答