必要な平均的な老後の資金について

男性40代 souma1016さん 40代/男性 解決済み

私が、老後の資金として気になるお金の話としましては、麻生副総理が、いつかの定例会見の際に、老後の資金として、一人最低2000万円の蓄えがなければならないと言う話をされておられました。その話が本当であれば、かなり必死になって老後の資金を貯めなければならないのですが、老後の資金としまして、本当に一人2000万円程の資金がなければ、老後については乗り切ることができないのでしょうか?大体普通のサラリーマンとしましては、老後に備えるべきお金としましては、いくら位を想定するべきものなのでしょうか?回りでも家族でもお金の話はタブー的な問題もありますので、中々踏み込みにくい問題につきまして、解消して頂きたいと思っております。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

<「老後2000万円問題」の根拠>
総務省「家計調査年報」(2017年)に載っているデータが根拠です。 あくまで家計の平均値です。

高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の家計が毎月約5.5万円の赤字となっていることから、これが30年続くとすれば、
毎月の不足分5.5万円(*)×12ヵ月×老後30年=必要な老後資金約2000万円
*月支出合計26.4万-月収入合計20.9万(公的年金19.2万(約20万)+その他収入1.7万) 
なお「一人最低2000万円」ではありません。「夫婦2人」で2000万円です。

<大体普通のサラリーマンとしましては、老後に備えるべきお金としましては、いくら位を想定するべきものなのでしょうか?>
夫婦2人の老後に必要な資金は、数字上からだけ見ると、最低必要生活費で月22万円、ゆとりある生活をしたければ月36万円と言われています(生命保険文化センター調査)。
老後の収入である、公的年金受給額の月平均は、約20万円(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯、総務省家計調査)なので、最低必要な生活費を確保するには、月2万円の赤字になってしまいます。

〇最低必要生活費で暮らす場合
20万円/月(夫婦2人公的年金受給額平均)-22万円/月(最低必要生活費)×24年(平均余命)=約600万円不足
〇ゆとりある老後の場合
20万円/月(夫婦2人公的年金受給額平均)-36万円/月(50代の生活レベル)×24年=約4600万円不足
*夫はサラリーマンで65歳で退職、妻は専業主婦。平均余命24年(ここでは30年では計算してせず、平均余命で試算しています)。

なお、老後は悠々自適、海外旅行に行ったり、車を買い替えたり、子どもの結婚資金も準備したい・・・そんなゆとりを持ちたければ、さらに準備すべき老後資金は増えるでしょう。
結論として
最低必要生活費で暮らす場合は、月22万、平均生活費で月27万、ゆとりある生活費だと月36万が、目安となるでしょう。

(参考)
「老後2000万円問題」に危機感を覚えたかもしれませんが、老後2000万円問題の本質は、実はお金ではありません。なぜならば生活レベルによって老後5000万円必要な人も、1億円必要な人もいるからです。今後の介護費用によっても変わってきますし、勤めている企業や家族構成によってもリスクはまちまちです。つまり、どんな老後を過ごしたいのか、そのためにどのくらいの資金が必要なのか、どんな計画で実現していくのか。じっくり考えて、何よりも自分らしい生き方を見つけていくことが、必要だと思われます。

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