キャピタルゲインとインカムゲインどっちを狙うべきか

男性40代 fukuokatarou60さん 40代/男性 解決済み

今イデコや投資信託をやって老後の資産づくりに備えてますが、どちらもインカムゲインです。私は普通の会社員で、貯金や保険も当然してますので、イデコや投資信託にお金をそこまでかけられるわけではありません。そこで、しばらく株やソーシャルレンディングに多めに投資をしてインカムゲイン獲得し、その利益をそのまま株や投資信託の購入、再投資をしようかと考えております。特に現在のコロナの状況では投資信託の変動が激しく、思ったほど値上がりしません。それならば配当金を安定的に得た方がいいのでは、と考えた次第です。果たして老後になったときにどちらがより大きく資産形成できるでしょうか。またどっちも、という場合、キャピタルゲインとインカムゲイン(と、安全資産)への年代別、家族構成別の最適は資産配分を教えて欲しいです。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 貯金・預金・定期預金・外貨預金・積立
50代前半    男性

全国

2021/03/09

ご自身で積極的に関心を持ってお調べになり、老後資産づくりのためにいろいろと試行錯誤しながら投資を実践されているご意欲と行動力自体には、敬意を表します。
しかし、少々お勉強のし過ぎでいらっしゃるようです。資産形成はそんなに複雑で難しいものではありません。シンプルに考えていきましょう。
キャピタルゲインもインカムゲインも、それ自体を目的としてどちらか(またはどちらも)を狙うものではなく、真っ当な投資を行えば、結果としてどちらも実現できるのです。
また、年代別や家族構成別などによって最適な資産配分が決まるわけでもありません。
結論を申し上げると、年齢やご家族構成などにかかわらずどなたであっても、株式を主な投資対象とした投資信託(ファンド)を一つ選び、収入の1割の金額を目安に例えば毎月数万円、というようにコツコツと積み立てていけばよいだけです。
私たちの身の回りにある様々なモノやサービスは、企業によって生み出されたものです。歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんし、価格は上昇していくはずです。
ですから、少額ずつ時間を分散させながら株式にコツコツ投資していくという手法こそ、高い再現可能性をもって着実な資産形成を行うための近道です。本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして投資先企業を選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間さえ惜しまなければ、何も心配することなく、時間を味方につけていずれ大きな資産となっているでしょう。
ファンドを選ばれる際には、ぜひ運用者の顔が見える投信会社をご検討ください。投資信託は、「信じて託す」の文字通り、投資家と運用会社が信頼関係を築き、二人三脚で長期にわたって運用を継続していくものです。一般生活者向けのセミナーをこまめに開催している会社、販売会社を通さずに直接販売(直販)している会社などは、今後数十年間にわたって資産運用を継続していかれる上で、特に安心できると思います。
また、こうして選んだ一生付き合っていけると思えるファンドがたまたまiDeCoの対象なら、制度を活用してもよいでしょう。老後まで引き出せないのが最大のメリットですから、より確実に資産形成ができると思います。
ご相談者さまは、まだ40代前半の若さ。約束はできませんが、20~30年という長い時間をかければ、投資元本が倍になるというのは十分にあり得ることです。27歳のときから現時点まで約20年近く積み立て投資を継続し、長期投資の威力を身をもって実感している私が、自信を持って申し上げます。
このように、積み立て投資の仕組みさえ設定しておけば、あとは余計なことは行わず、資産運用はほったらかしにしましょう。
本業に一所懸命取り組むことこそが、資産を最大化するためには最も有効ですから。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

収入が増えず貯蓄が出来ない。

主人がコロナの影響で仕事がほぼ無い状態で新しい職を探して転職活動をしていますが、年齢のこともありなかなか決まりません。今はほぼ私だけの収入で生活しているのでカツカツどころか貯蓄を切り崩しています。また子供が2人いて、上の娘が中学3年生で受験生のため、教育費がかさんでいます。私も、もっと収入が増えるような仕事に転職した方が良いのかなと思いますが思うような希望に沿う仕事がなくて躊躇しています。頑張って食費を節約したり工夫もしていますが保険の見直しもしましたし、通信費もの安い会社に変えたりしてこれ以上どこを節約して良いのか分かりません。また住宅ローンが収入の約半分を占めています。

女性40代後半 タップリンコさん 40代後半/女性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

一番利率のいい預金方法は?

20代女性事務員をしております。正社員事務職での給料だけでは今後を考えると不安な為、今貯金しているお金を少しでも増やせる方法がないか探しております。ネットで調べた中で出てきた方法としては外貨預金、積み立てなどがありました。普通の銀行に預けるのでは利率が悪いと思い、今はネットバンキングに預金しているのですが、日本円より外貨預金の方が利率が高いということで検討しております。しかし、初めてなので外貨預金のことは全く分かりません。調べた範囲で詳しく教えて頂きたいと思った点は①外貨はどこの国のものがいいのか(情勢による場合は何を目安に決めればいいのか)②外貨預金を引き出すタイミングの2点です。今まで為替のニュースなど毎日チェックすることがなく、そもそもの円安円高の目安などもわからない状態です。初心者でも始められる外貨預金を教えて頂きたいと思います。

女性20代後半 fathomless210さん 20代後半/女性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答

iDecoとつみたてNISAのメリット・デメリット

老後のことを考えて、積立投資を真剣に考えています。現在はiDecoやつみたてNISAなど様々な制度があって、税金面で優遇されると聞いていますが、実際にどの制度を活用して良いのかよく分かりません。まずはiDecoやつみたてNISAのメリットやデメリットについて教えていただけないでしょうか。この両方の制度は同時に活用することはできるのでしょうか?また、私の場合、3年前に子どもができたので、まずは教育資金を積み立てることから始めないといけないと考えています。そもそも教育資金の準備は投資で賄って良いものなのでしょうか?それから教育のための資金と老後のための資金は別々の運用商品で増やした方が良いのでしょうか。いくつもの質問をしてしまって申し訳ありませんが、御教授頂けたら幸いです。

男性40代前半 きゅーちゃんさん 40代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

どの様に資金を管理(増やす)していけばよいか

銀行預金への適切額はいくらか。また、手持ちの家保管資金はそのまま持っていていいのか。手持ち資金を銀行に入れた場合、今後資金の把握が大っぴらにになるんではないかと思い躊躇しています。また、銀行の倒産等によるリスクも心配しています。また、銀行からの情報漏洩もたいへんしんぱいしてこのようなことをしています。銀行を複数にして貯金した場合、自分での管理がとても煩雑しなり躊躇しています。どのような方法があるかよくわからず悩んでいます。株購入等は素人には敷居が高いと思っておりますのでこれもまた手をだすことが出来ずにそのままになっています。もちろん家での保管は泥棒による盗難や火災による消失リスクもありとてもこわいのですが。

男性60代後半 yomoさん 60代後半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

ローンについて調べるにはどうするか。

貯金についてですが、今後の貯蓄の仕方や収入のバランスに応じた貯金方法など参考にできることがないか詳しく情報提供やケーススタディーを基に失敗しないための貯蓄投資や目的別に応じた貯金の仕分けなど使い方や計画、収入に対する目標貯金の設定、将来にかかる生活費や教育費といった管理の仕方、家賃などの固定費のバランスの組み方など、イベントにも対応した出費も勘案した貯金の種類や区分け、老後2000万円問題などに対応したもっと効率の良い貯金や利益の出やすい投資の種類やリスクを一元管理できる方法や本業外で得ている収入を上手く貯金により回せる貯め方についてもっと情報提供が可能でありますか。投資会社の選び方、口座の管理方法など

男性30代後半 mknsf910さん 30代後半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答