払わなくて良くなる税金があるなら払いたくない

男性40代 なんだかなぁさん 40代/男性 解決済み

自分は年収が高くないため、少し苦労してでも払わなくて良くなる税金は払いたくないと考えています。今は住宅ローン控除があるので、住民税は安くなっていますが、住宅ローン控除が終わってしまうと住民税が上がってしまい、さらに月々の給料が低くなってしまいます。そうならないためにも、早めに手を打ちたいと思っており、正社員で働きながら、会社を立ち上げて毎年「青色申告」をして、住民税非課税世帯になろうかなと考えています。そこでFPに質問です。会社を立ち上げ、会社の経費を正社員で稼いだ年収から引いて、住民税非課税世帯にすることは可能なのでしょうか?あと、住民税以外に正社員で税金を下げれる方法はあるのですか?よろしくお願いします。

1 名の専門家が回答しています

植田 英三郎 ウエダ エイザブロウ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
80代前半    男性

大阪府 兵庫県 奈良県

2021/03/09

所得税と住民税について誤解があるようです。
住宅ローン控除は、所得税と住民税の両方から控除されます。所得税からの控除額は、12月末の住宅ローン残の1%で分かりやすいのですが、住民税は少し計算が面倒になっており、所得税からの控除より少ない場合が多くなっています。
住宅ローン控除は、2018年以前に住宅ローンを借りた人の場合は10年間、2019年12月末から2020年12月までに入居の人は13年間になっており、所得税と住民税両方から控除されます。
給与所得について、青色申告で確定申告をしたいとのことですが、青色申告は給与所得でなく事業所得のある法人や個人向けの制度です。したがって、給与所得の人が法人を立ち上げて、給料を法人の収入にして青色申告にすることはできません。
会社は個人と雇用契約を結んで給料を支払っていますが、勤務している会社が、貴方の個人会社と契約を結ぶことはないでしょう。
また、給料収入がある人の住民税だけ非課税世帯にすることは不可能です。
所得税と住民税を納めるのは国民の義務ですが、所得税は所得額に応じて5%・10%・20%・23%・33%と累進して行きます。一方住民税は、都道府県民税4%と市町村民税(特別区)6%の合計10%で一律です。
多くの人は、所得税と住民税を合わせて15~20%程度の税金と社会保険料を納めています。
道路、水道、公園、学校、防災、国防、年金などの支出に対して、個人負担が少ないほど良いのでしょうが、少しずつ国民が負担をするほかに案があるのでしょうか。

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