老後に必要な貯金とその運用方法とは

男性50代 かずさん 50代/男性 解決済み

自営業なので定年などはないのですが、年金等の不安が大きく、現在株取引や投資信託などをやってはいますが、この運用方法で自分が将来必要であろう貯蓄まで増やす事ができるのか悩んでいます。将来的な株の動きも心配ですが、それ以上に、現在の貯蓄額に対して今の投資額のバランスが適切なのかどうか、また貯蓄を目指すにあたってどのような運用方法が自分にはあっているのか、最終的にはどのくらいの貯蓄があれば平均的な生活ができるのかが知りたいです。特に自営業として現在の仕事を続けていけるかどうか不安ななかで、事業拡大のために事業投資としてのお金をつかうべきか、それよりも貯蓄として残しておくべきかについても悩んでいます。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。早速ご質問についてお伝えします。まず必要な老後資金についてです。先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円ほどが必要といえます。自営なら定年がない代わりに年金が国民年金しかなく、また老後も安定的に事業を継続できるか未知数なので、できれば上記を上回る勢いで準備できるよう備えておいたほうが安全です。そして60歳までの約14年で4000万円を準備するとすれば、仮に5%運用なら現在資金だと約2020万円、ゼロから準備すると考えれば一年あたり204万円、月々17万円が必要な計算になります。なお、ないよりマシという発想も大切な一方、足りるか否かで考えることも大切です。老後資金が足りなければ、足りないほどに遅かれ早かれ老後破産する可能性が高まります。貯金で4000万円を準備できそうにないなら、そのお金を投資や事業に回すのも一つの手です。まずはこのあたりで、あなた様の実際に必要な老後資金と、それを準備できそうかどうか、何をすべきかを考えてみましょう。

少し別角度で、ご質問についてお伝えします。老後資金を準備するにあたって、一般的にもっとも誤算になるのが「教育費」です。中でも最後の大学費用は、4年総額平均で700万円ほど必要になります。金額も大きく、しかも基本的に老後資金より手前で必要になるので、場合によっては運用資産を現金化しなければならないことも少なくありません。資産運用の内容や金額のバランスというのは、将来的に必要な金額とのリスクバランスも大切な一方、必要な時期とのバランスも重要になってきます。また大学費用も含めて考えれば、今後あなた様に必要はお金は、4000万円+1400万円で5400万円です。夫婦の介護費用や子供へ学費以外の援助など、他の支出も考えればさらに上乗せで早期に必要な可能性もあります。運用どころか、そもそもこのままでは資産・貯金が足りなくなるかもしれません。ぜひ老後資金以外にも目を向け、それぞれの支出に合わせた準備・運用を考えてみましょう。

ご質問について、少し補足させて頂きます。株や投資信託をされているようですが、「国民年金基金」は利用されていますか?これはいわば自営業者版の厚生年金制度です。将来的に年金を終身でもらえるうえ、途中の掛金は全額を経費にできますから、活用されていないならおすすめします。また投資は相応の資金があってこそ効果が高まりますから、逆に相応の資金がないうちは仕事のほうがお金を増やしやすいことも多いです。結局まずは仕事でお金を稼ぐのが先で、そのお金を投資に回すのが基本ですから、ぜひ両輪で考えていきましょう。いずれにしても、まずは実際に老後資金として最低いくら必要かを計算するところが出発点です。同時に老後資金以外のお金も考え、それぞれの支出の時期と金額に合わせた資産運用をすることが大切といえます。もちろん、運用だけで足りないなら仕事でお金を稼ぐことも重要です。ぜひ様々な角度で、今後のことを考えていきましょう。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

年金も貯金も少ないから困っている

私自身の年金は若いときは扶養内で働いていたので、たいしてもらえません。主人の給料でまあまあ普通に暮らせた当時は103万とか130万で働けばいいかと老後の事など全く考えていなかったのが悔やまれます。主人は転職を何回もして、今では60歳も越えて正社員で働くこともできなく、収入は驚くほど少ないです。私は厚生年金に入らないと、将来暮らせないとやっと気づいて、パートの時間を増やして厚生年金に入れるようにしました。年金便りで見てもたいした額がもらえないけど、働けるだけ働いて少しでも年金を増やすことができるようにしなきゃとは思っています。主人はこれ以上働く気がないので収入は増えないし、あと数年で年金がもらえるからいいやとしか思っていません。私ひとりで老後の心配をしている状態です。

女性50代後半 ghgwd020さん 50代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

老後の金銭問題は若いうちから防げるのか?

現在私は大学3年生です。普段生活している中で、日本では老後にお金が無くなってしまう貧困問題があるということをよく耳にしています。老後と言えば、会社を退職して年金暮らしになり、自分の趣味の時間や人生を謳歌するための時間になるはずだと思い込んでいました。しかし老後になってから金銭問題に悩まされるのかと思うと、まだ20代ではありますが、非常に不安です。会社で一般職に就き、定年退職まで働いたとしても、老後お金問題に悩まされるようなことは実際にあるのでしょうか。また悩まないために何か今からできる簡単な対策のようなものがあるのか、ということも気になります。これらのことを専門の方に、実態例なども交えてわかりやすく説明してほしいなと思っています。

女性20代前半 ieooeiさん 20代前半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

2000万円問題について

現在私は46歳で年収は550万円、妻は扶養で年収100万円に抑えてパートをしています。41歳の時にフルローンで中古でマンションを購入しました。価格は1680万円、フラット35でト月々60000円、ボーナス払いなしで、35年のローンを組みました。今現在の貯金額は400万円ほどで、年間100万円ほどの貯金を上乗せしています。このペースでいけば65歳定年時には貯金額は2000万円程になると思います。ただ、マンションのローンはまだ10年残っている状態なのですが、老後の生活は持ちこたえられるのでしょうか、生活費、家のローン、保険料、合わせて月々260000円ほどでやり繰りしているのですがつかいすぎでしょうか?貯金よりもローンを前倒しして優先的に払ってしまったほうが良いのですか?何か効率の良い資産運用などはないでしょうか?老後の生活がより豊かになるように、何かアドバイスいただけると幸いです。

男性50代前半 nekomesiさん 50代前半/男性 解決済み
小林 恵 1名が回答

老後の家庭内の金融資産についてどの位の割合で現金・株式・投資信託などに振り分ければよいか。

現在固定資産は自宅のみ。住宅ローンはまだ2,000万円ほど残っています。金融資産は住宅ローンを返済しても充分に残ります。今は金融資産の2割を株式、1割を投資信託にて運用しています。住宅ローンの返済に引き当てる金額は手を付けずに預金しています。あと3年は住宅ローン減税の対象期間で一部繰り上げで返済を使っているので今は年間の支払金利より減税額のほうが多い状況です。減税期間が終わり次第住宅ローンを一括返済すべきか、今から引き当てているものを運用して年間1%程度の運用益を目指しローンの返済はしばらく保留すべきか悩んでいます。・減額期間終了後一括にて返済・今からローン返済に引き当てているものを運用に回し、ローンの返済は当面様子を見るどちらが賢明な判断でしょうか?

男性60代後半 カズさん 60代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

年金を受け取るまでの生活費は?

障害があるため、体力が続かなくなり、早期退職して、そのお金で家を買いバリアフリーに改築しました。ローンが900万程度残っています。退職後はアルバイトをして月の手取りが二万から3万です。これ以上は働くことがむづかしく、障害者年金と貯金で生活を回していますが、体調を崩すことが多くなり、時給なので、月の手取りが二万を切ることが増えて来ました。老齢年厚生年金がもらえる年になれば、少しは一定収入が入ってくるのですが、それまでの間の生活費がどうにも足りなくなりそうです。家のローンがあるために、生活保護は受けられず、バリアフリーでないと暮らせないため、家は手放せません。現在非課税世帯で節税もできません。一か月6万ぐらい手取りがあれば 生活は回っていました。何か節税、貯金、節約以外で、使えるお金を増やす知恵がありましたら教えてください。今のところ外貨預金100万ぐらいしか生活費以外の資金がありません。これには手をつけたくありません。よろしくお願いします。

女性60代前半 cocorominiさん 60代前半/女性 解決済み
舘野 光広 1名が回答