両隣が空き家になり新しく火災保険を検討したい

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
確かに空家に関する問題は表面化するようになってきました、特に放置された雑草や立木による敷地への侵害、不審者による占有や火災等の不安もあります。しかし、空き家の所有者が明らかであれば各自治体を経由して対処要請も可能ですが、相続の場合などは所有者不明になっているケースも多く新たな問題となっています。この状況に対応すべく、相続から2年以内に所有権の移転登記を行わない場合には、過料が発生する事が法律で制定される予定です。
さて、燐家とのトラブルはつきものですが、ご相談者様が書かれているとおり燐家からの出火による類焼につきましては、損害賠償請求が出来ません（過失がある場合は除く）。従いまして、自宅の火災保険は自らを守る意味で不可欠です。但し、最近の火災保険では、類焼に関する補償がついているものもあります。続いて、地震保険ですが、地震保険の掛金は火災保険の30％～50％が限度であり、且つ保証金額も1000万円程度です。それでも、災害後の復旧には役立つと思われますので、沿岸地域では加入が進んでいるようです。
最後に弁護士費用特約ですが、火災保険でも特約によりか加入が可能です。保障は相談に関する費用10万円と被害者となった場合に相手との交渉を弁護士に依頼した場合の費用が300万円迄保障されます。但し、自動車保険にも同意な保障が付帯されている場合がありますので、保障が重複してしまいますから事前に確認が必要です。