早期退職後の年金支払いについて

男性50代 amakuwa0413さん 50代/男性 解決済み

50歳代男性。早期退職をした場合の年金の支払いについて。現在、会社勤務をしているのですが、会社自身の業績も芳しくなく、定期的に早期退職の募集を行っています。私自身も、今の仕事に見切りをつけて、次回の早期退職の募集があった際、応募しようと考えています。退職後は就職活動を行って新しい仕事を見つける予定ですが、現実的に50歳代で就職活動は厳しいと感じてます。そのため、退職後、就職活動をしながら、アルバイトなどで食いつないでいくことを考えています。現在は、勤務先の厚生年金に加入しているですが、無職になった場合、国民年金への切り替えとなるのは理解しています。そこで質問ですが、この先、万が一、病気で働けなくなったなど収入が厳しくなり、国民年金が払えなくなった場合、支払を遅らせてもらえる措置、もしくは免除してもらえる措置などはあるのでしょうか。今までは、勤務先の福利厚生で何一つ不便なく来ています。しかし、早期退職した場合のことを事前に想定をしておきたく、ご教示ください。よろしくお願い致します。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 年金・個人年金・iDeco
40代前半    男性

全国

2021/03/09

ご質問の件について、病気で働けなくなったなどの理由で収入が低下し、国民年金の納付が困難になった場合、支払を遅らせてもらえる措置、もしくは免除してもらえる措置などはあります。

ただし、これらの制度は、すべての人が必ず対象になるものではなく、世帯の収入状況などを総合的に勘案されて決定されるものであるため、国民年金保険料の全額が免除になるとは限りません。

“国民年金第1号の被保険者は、毎月の保険料を納めていただく必要があります。
しかしながら、所得が少ないなど、保険料を納めることが困難な場合もあります。
そのような場合は、未納のままにせず、「国民年金保険料免除・納付猶予制度」の手続きを行ってください。“

出典:日本年金機構 国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度より引用
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html

なお、国民年金保険料は、原則として20歳から60歳までの人が納めなければならない義務となっており、質問者様は、50歳代ということから、現在抱えている懸念は、少なくとも数年間に限定されるものと考えることもできるでしょう。

国民健康保険にも視野を入れておく

仮に、会社員である質問者様が早期退職をした場合、現在加入している健康保険から外れ、国民健康保険に加入することになります。

この時、質問者様の収入が多いなどが理由で、時として国民健康保険として納めなければならない金額が多額になることも考えられます。

そのため、国民健康保険にも視野を入れておく必要があるほか、場合によっては、健康保険の任意継続制度を活用された方が得策となる場合も考えられるでしょう。

なお、健康保険の任意継続制度に加入するためには、加入条件が設けられているため、そちらを必ず確認し、できることならば、早期退職が決まる際、国民健康保険と任意継続のどちらが望ましいのか比較検討されておきたいものです。

参考:健康保険任意継続制度(退職後の健康保険)について
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/

おわりに

会社都合における早期退職の場合、ご自身の自己都合退職に比べて優遇される制度も多々あり、雇用保険、国民健康保険、国民年金などそれぞれの制度で活用できるものがあります。

上記の各種制度は、パンフレットなどもあることから、あらかじめどのような制度があるのか、今から調べておくのも望ましいと思われます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

年金と貯蓄

このご時世、今後の年金受給者の増加と少子化の加速から年金の受け取れる金額が大幅に減少されることが懸念されます。給料や手当もコロナウイルスの蔓延により減少、あるいはゼロという可能性がかなり大きく貯蓄の見込みも少ない。所得税率の変化もあり増収でも増税となり手取りは減少。市場価格の変動が少ない固定資産の取得を考慮しているが、安心は出来ない。また、海外との取引が縮小を余儀なくされているので会社の景気が悪く、最悪の場合退職の勧告があり、退職金も期待できないです。結婚はしていないので、副業を始めようか迷っておりますが、純利益が20万円超えた時点で保険料の上乗せがあり手取り額の減少もあるかと思います。先が読めない20代の私にはどうすれば老後も年金に頼らず生きていけるかご教授頂ければと思います。

男性30代前半 kaz.xさん 30代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答

現在の若い世代は老後に年金をもらえないと言うのは本当ですか?

現在の日本ては少子高齢化に加え色々と財源を圧迫しているので現代の働き世代、それからその子どもたちの世代では年金は貰えないという話をよく耳にしますが、それは本当なのでしょうか?年金は今の若い世代もみな払っていますし、それなのに後になって国が年金を払わないと言うのは国からの詐欺に違いないと思います。そこを詳しく説明してもらえるとありがたいです。定年退職後も数年は働けるかもしれませんが老後に死ぬまで働くのは難しいし、退職金がない会社も多くあります。遺産相続は期待できないのでこの先不安しかありません。そこで年金だけが頼りなのですが年金もないとなればどのように生きていくか心配です。子供に迷惑はかけられませんが、現在子どもを育てるのに手一杯、またコロナでなかなか働き口が見つからないので、不安です。

女性20代後半 yuki==さん 20代後半/女性 解決済み
井内 義典 1名が回答

iDecoで国民年金に3万円上乗せするために必要な事とは?

30代の自営業の人間ですが、国民年金だけでは不安なのでiDecoに加入して運用を始めてみようと考えていますが、どのような運用をすれば将来の国民年金に上乗せできるようになるか疑問です。私の感じではiDecoはどちらかというと掛金控除などの税制待遇が良くなるのが利点であり、運用によって上乗せするのは至難の業ではないかと考えてしまいます。iDecoは60歳を迎えるまで引き出すことが不可能ですので、私の場合でいうと30年近くの運用が必要となってくるのですが、このような個人でも30年の長い間、運用することが可能なのでしょうか。また、可能ならば国民年金に3万円プラスするためにはどのような運用が必要となってくるのかお教えください。

男性30代後半 touseisukiさん 30代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

個人年金で悩んでいます。

公的年金があてにならないという事が現実味を帯びてきた今他のことでなんとかしないといけないですが、個人年金は実際どうなのかと気になっています。公的年金があてにならない以上個人年金でなんとかするしかないと思っているのですが、個人年金をやる意味はどのくらいあるのでしょうか?個人年金をやっていくらかでも増える事は期待できるとは思うのですが、それで実際に老後の生活はカバーできるようになるのでしょうか?これをやった所で保険料の負担が増えるだけでさほど老後の生活に大きな影響はないと思った方が良いのでしょうか。実際個人年金に入った場合とそうでない場合でどのくらい差が出るか教えて欲しいと思います。具体的な例を出して教えて欲しいです。

女性40代前半 hyoukai76さん 40代前半/女性 解決済み
井内 義典 1名が回答

老後の資金作りについて

現在、夫婦ともに39歳、昨年戸建て購入住宅ローン約3000万、25年、世帯年収~800万ほど。本年中に妻(私)が転職を希望しているため転職活動期間なども含めますと世帯年収は~600万ほどに減る見込みです。住宅購入の諸費用などで貯蓄は使用したのでなしと考えた場合の今後、老後のための貯蓄をどの様に確保、運用していくのが良いでしょうか。夫婦二人の年金額を算出していただき、必要な老後資金から定年までに年間どの程度の貯蓄が必要でそのうちいくら以上を運用に回すべきなど具体的な金額を知りたいです。また、子供がいない分、教育資金などはかかりませんが、反面、老後の不安もあります。夫婦二人で周りに迷惑をかけずに生活をしていくための資金的なアドバイスがほしいです。

女性40代前半 oasis1さん 40代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答