老後2000万円問題について

男性30代 tanioyu1さん 30代/男性 解決済み

私は現在31歳男性会社員です。妻と3歳の息子と3人家族です。世帯年収は約900万円、福利厚生(住宅手当、車両手当など)も手厚く、老後の資産運用はいま、子供に大きなお金がかからない今こそしなければと考えております。昨今、「老後の2000万円問題」がメディアでも取り上げられるようになり、投資など、資産運用に関心を示す若い世代も増えてきているように思います。そこで質問です。いま特に注目されている投資対象が「米国株式市場にたいする信託投資」ですが、本当に長期で運用していくと「最低2000万円」は解決でそうでしょうか?ETF S&P500への投資が最もローリスクで運用利回りも5〜7%は硬いと言われております。一方で、S&P500を牽引する「GAFAM」に独禁法抵触の恐れありということで規制が入ることも予想されています。また、バイデン氏が大統領となると、中国への規制が緩和され、「米国株式」1強時代は終わるのでは?と素人ながら考えております。FPSのお立場より是非ご意見教えて頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。ご質問の前に、将来的なお金の基本についてお伝えします。まず問題視されている老後資金ですが、実際には一般的に2000万円では足りず、倍の4000万円ほどが必要です。これを60歳までの約29年で貯金で準備するとすれば一年あたり約138万円、月々11万円ほど必要になります。また老後資金を考える際、多くの方が誤算と感じる大きな問題が「教育費」です。教育費は保育園(幼稚園)から大卒までの合計で1400万円ほど必要であり、今後の19年で平均すると一年あたり約74万円、月々6万円ほど必要になります。つまり仮に今後、2人目のお子様を望まなくても教育費と老後資金だけで月々17万円ほど貯金が必要です。お子様の成長に伴って相応の住居が必要になることも多いですし、他のことにもお金は必要ですから、実際には月17万円を上回る貯金が必要になります。まずは基本として、将来のお金のことをしっかり知っておきましょう。

そのうえで、投資の基本とご質問についてお伝えします。そもそも投資とは、リスクを取ってリターンを追求するものであり、なるべくリスクは小さく済ませるのが基本です。貯金だけで上記のお金を準備できるなら投資(リスク)は不要ですが、準備できそうにないほど利率(リスク)が必要になります。上記の老後資金を例にすると、29年後までに4000万円を準備する場合、5%運用なら一年あたり約64万円、月々5万円ほどは必要な計算です。月々5万円ほどの準備が難しいほど5%では足りない計算になりますし、より多くの原資を準備できるなら、より利率(リスク)が小さいものでも足りる計算になります。また投資の基本は「分散投資」です。どんなに値上がりが期待できるものでも、投資の結果は水物といえますからね。A国に100万円を投資する場合、A国B国に50万円ずつ投資したほうがリスクは小さくなります。さらに投資は「長期投資」が基本であり、短期を見るほどリスクが高いです。短期的な動向はほどほどに長い目で米国を見つつ、分散先を探しながら原資の準備に努めましょう。

ご質問について、少し補足させて頂きます。たとえば上記の教育費は、最後の大学費用が大きいものの、手前の高校や中学でも相応の費用が必要です。一方の投資というのは、値段が上がったり下がったりします。値下がりのタイミングで相応の学費が必要になると、他に貯金がなければ損をしてでも現金化が必要です。投資をする場合は合わせてライフプランが重要であり、支出の時期や貯金のことも考える必要があります。いずれにしても、老後資金を資産運用で対処しようとされているのは賢明です。その一方、そもそもの老後資金を含めた将来的なお金や、投資をするうえでの基本について、少しご理解が足りないように感じられます。2人目のお子様や将来的な住居のことなど、まだまだライフプランも未知数な状態です。投資を経験・勉強しながらも今は他のことも考えて、最終的に豊かな老後を迎えられるよう計画的に励んでいきましょう。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

老後のために今からできることを教えてください

老後の備えが気になります。子供がいる場合といない場合では違ってくるとは思いますが、どのくらい老後のために蓄えておけば安心か知りたいです。年金はもらえるのか、もらえるならいつから、どのくらいの額の年金がもらえるのかも知りたいです。70歳まで働かないともらえないと、聞いたことがあるのですが、とても不安に思っています。年金だけで老後は暮らしていけるでしょうか?何歳まで働けば年金がもらえるのか、払い損にならないか気になっています。今後、年金がもらえる年齢もだんだん上がっていくのではないかと不安に思ったりしています。年金だけでなく、老後のために今からできることがあれば知りたいし、やっておきたいと思っています。

女性30代後半 a4i8i4aさん 30代後半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答

10年後の自分へ

大学卒業後、民間企業に就職し数年勤務した後に、独立して企業しました。独立後数年は事業も軌道に乗り順調でしたが、近年のコロナ騒動のおかげで、仕事も減り収入が激減している上に、田舎に残した両親はそこそこの高齢で介護や医療などの費用が増えることは確実で不安になることがいっぱいです。貯蓄が増えないことに悩んでいます。収入的には毎月赤字になる月も少なくありません。生活は食費も切り詰め決して贅沢していませんし、無駄遣いをしているとも思えません。食費もとくに高いものは買っていませんし、外食ももほぼありません。さらに今年は車検の年で出費は目の前です。マンシャンや車などのローンは完済済みなので、毎月大きな出費をしているわけではありませんが、これからの時代をどう二人で行く抜いていけば良いか、家計をどう改善すればいいでしょうか?

男性30代前半 さかなさん 30代前半/男性 解決済み
小林 恵 1名が回答

インフレと年金減額で老後破産しないか

早期に年金(月12万円)を受け取りながら今までの蓄えを切り崩し(残1000万円程度)、またわずかな日本株の配当金・クラウドワーク(計 月2万円程度)を受け取りながら生活しています。子供は独立して私たち夫婦は持ち家(中古のマンション)なので、生活費を節約しながら何とか暮らしています。はじめはもう一度働こうかと思っておりました。ですが今回のコロナの影響で環境は悪化して働く見通しは暗いです。妻が老齢年金をもらえる年までまだ5年ほどあります。私自身ももともと病弱です。将来受け取る年金の減額、インフレが進んで老後の生活が破綻する可能性が高いのではと思います。通信費や光熱費、保険の見直しを始めていますが、医療保険(月1万円)がやはり無駄に思えています。通院給付を廃止するか、それともすべて廃止しようかと考えています。私レベルの生活の人が基準にするべき支出の枠組みのモデル例を知りたいです。

男性60代前半 Fukudaさん 60代前半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

老後の資金計画について

現在30代前半で、妻と同い年、子どもは1歳です。今回の相談は、老後に向けての蓄えについてです。これからマイホームを建てて、子どもももう1人欲しいと思っているのですが、将来が不安でしかありません。正職員として勤めているので、定年退職時にはそれなりの退職金を貰えると思うのですが、住宅ローンを35年で組むと仮定して、おそらく半分から4分の1は、繰上完済費用になると思います。そうなると80歳や90歳まで生きるとして、介護費用や病院代などお金はかかるでしょうから退職金がそんなに残らないと思うので、子ども達に迷惑をかけないように今のうちから毎年10万でも20万でもいいので、蓄えていきたいと思っているのですが、何か良い方法はないでしょうか?

男性30代後半 7718h_hさん 30代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

年金を受け取るまでの生活費は?

障害があるため、体力が続かなくなり、早期退職して、そのお金で家を買いバリアフリーに改築しました。ローンが900万程度残っています。退職後はアルバイトをして月の手取りが二万から3万です。これ以上は働くことがむづかしく、障害者年金と貯金で生活を回していますが、体調を崩すことが多くなり、時給なので、月の手取りが二万を切ることが増えて来ました。老齢年厚生年金がもらえる年になれば、少しは一定収入が入ってくるのですが、それまでの間の生活費がどうにも足りなくなりそうです。家のローンがあるために、生活保護は受けられず、バリアフリーでないと暮らせないため、家は手放せません。現在非課税世帯で節税もできません。一か月6万ぐらい手取りがあれば 生活は回っていました。何か節税、貯金、節約以外で、使えるお金を増やす知恵がありましたら教えてください。今のところ外貨預金100万ぐらいしか生活費以外の資金がありません。これには手をつけたくありません。よろしくお願いします。

女性60代前半 cocorominiさん 60代前半/女性 解決済み
舘野 光広 1名が回答