FIREを実現するためにはどうしたら良いか?

女性30代 tsuchan9218さん 30代/女性 解決済み

最近、欧米で流行っているというFIRE (Financial Dependence and Retire Early)という考え方を紹介している本を先日読みました。私自身も冬になると特に、朝起床してから何でこんな時間に起きないといけないのだろうとか働かずして暮らしていけたら一番良いのに等と思う様になりました。現在年収を上げたいと思い、転職活動をしていますが、未経験の分野に挑戦していることもあり、書類すら通過しません。先日読んだその本では、お金を増やす手段として投資したり副業をしたりすることを説明していました。ただ、注釈を見ると、筆者の住んでいるアメリカと日本とでは株式市場の成長率が違う上、日本の企業では副業を認めていない企業がまだまだ多くあります。また、このコロナ禍で投資を始めても良いのかとも疑問に思います。やはり、日本で働いている限り、30代くらいで現職からリタイアして実入りが少なくても好きなことをして暮らすという生活は出来ないのでしょうか?そして、お金を増やすための投資はどれくらいの額からいつ始めるべきでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代後半    男性

全国

2021/03/09

FIREの「I」は、「Dependence(依存)」ではなく「Independence(自立)」です。
日本で働いていてもどの国で働いていても、30代でリタイアして実入りが少なくても好きなことをして暮らすという生活は、その気にさえなれば誰でもできます。
ただし、ご相談者さまはFIREの概念をやや誤解されているようにも感じます。
というのは、働かずに暮らしていければいちばんよいのに、と少し投げやりになられているような印象を文意から受けるのですが、FIREはそのような消極的な態度ではなく、決して一生働かないことに固執するような考え方ではありません。
自分を犠牲にしてまでしゃにむに働くような生き方への反発が背景にありますが、仕事をするかしないかという二者択一ではありません。大量生産・大量消費社会への疑問が根幹にあり、生活コストを下げながら、あくまでも豊かな人生を送ることを模索して自分でつくり上げていくという緩い概念です。
実現させるためには、決してお金持ちになること自体を目指すものではありませんが、一定の貯蓄は必要です。それには、できる限り早い時期から資産運用を生活の一部にしておくことが欠かせません。
コロナ禍で投資を始めてよいものかお悩みのようですが、コロナ禍であってもなくても、いつ始めても構いません。なるべく早く、できれば今日から始めてください。
具体的には、株式を主な投資対象とする投資信託(ファンド)を選んで、毎月コツコツと積み立てていけばよいだけです。
少額からでも投資は可能ですが、プロフィールを拝見すると現在独身とのことですので、収入から生活費を差し引いた全額を投資されるくらいのつもりでもよいでしょう。
アメリカの成長率が高く、将来も同じペースで伸びていくのだとお考えになるのであれば、日本にいながらアメリカ、いや世界中に投資することは今や格段にハードルが下がっているので十分可能です。
ただし、アメリカの高い成長率が今後も持続するかどうかは、誰にもわかりません。他人が言っていることを鵜呑みにするのではなく、あくまでもご自身のアタマでお考えになられた上で、投資判断を下してください。
いずれにせよ、本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間さえ惜しまなければ、何も心配することはありません。時間を味方につけて、複利の威力で資産が加速的に増えていくでしょう。
まずは、単に年収を上げることだけに執着するのではなく、ご自身がどのような人生を送りたいのかを自由に思い描くところから始めてください。
FIREは、意外に手の届くところにあるかもしれませんよ。

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