利率の良い個人年金の税金と厚生年金との関係について教えて

女性50代 sashiiro344さん 50代/女性 解決済み

夫との個人年金について相談です。60歳から10年間、年に100万円をもらえる予定の個人年金です。支払金額は、月1万円、20年前の30歳から支払っているので、満期時にだいたい360万円ほどです。厚生年金は65歳からもらえるのだろうと思っています。非常に利率の良い個人年金であることは理解しているのですが、この年金を受け取ることで65歳からの年金は減らされるのでしょうか?また、何らかの税金がかかるのでしょうか?この個人年金を受け取っていることを、どこかに報告するのでしょうか?また、65歳くらいまで働くとして、5年間は給料と個人年金を受け取ることになります。この個人年金は収入として確定申告や年末調整で何らかの税金を納めることになりますか?

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 年金・個人年金・iDeco
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。

Q.この年金を受け取ることで65歳からの年金は減らされるのでしょうか?

A.年金が減らされることはありません。

個人年金保険は「私的年金」にあたり、厚生年金にある在職老齢年金のように収入によって年金額が減額されるといったことはありませんので心配しなくても大丈夫です。

Q.何らかの税金がかかるのでしょうか?

A.保険会社から支払われた個人年金保険の年金額は、税法上、雑所得として所得税および住民税の課税対象になります。

Q.個人年金を受け取っていることを、どこかに報告するのでしょうか?

A.質問者様が報告する必要はありません。

個人年金保険の年金を支払った保険会社が、税務署に対して誰にいくらを支払ったのかについて報告をすることになるため、質問者様が特別に何かをするといったことはありません。

Q.65歳くらいまで働くとして、5年間は給料と個人年金を受け取ることになります。この個人年金は収入として確定申告や年末調整で何らかの税金を納めることになりますか?

A.質問内容を考慮しますと、質問者様は、給与所得と雑所得の2つがあることになるため、個人年金保険を受け取った年から、毎年、確定申告をする必要があります。

なお、年末調整では勤務先から支払われた給料に対する税金の精算のみとなり、個人年金保険を考慮した税金精算になっていないため、必ず確定申告をなされることを強く推奨致します。

確定申告を行わない場合、後ほど、税務署からお尋ね文書が届き、修正申告および無駄な税金を納めなければならない危険性が伴うため、注意してください。

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