東京と地方では老後の生活費がどれくらい違うか?

男性50代 STR0さん 50代/男性 解決済み

現在東京に住んでいますが、老後の生活を考えると地方に移住したほうがいいのかもと思っています。現在の国、政治家を見ていると年金もまったくあてにできないので、少しでも支出を抑えれるのであれば地方で生活したほうが健康、気持ち、金銭的にも良いような気がします。そこで、東京と地方では生活にかかる費用は幾らくらい差がでるのか、医療、交通機関などはどれ整っているのかなど具体的に比較し、教えてほしいです。さらに、東京で老後暮らしていくために必要な金額(予想できる範囲で税金の上限、公共料金の値上げ、物価の変動をふまえて)と地方での生活費を月単位、年単位で比較してもらえると助かります。また、これから始めてもある程度貯蓄や財産を増やせるような投資があれば教えてほしいです。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/03/09

18の時に大学進学で関西に出て、以後東京と関西で22年暮らし、10年前に郷里にUターンした私が回答させていただきます。

まず、地方といっても色々です。政令指定都市クラスなら東京とそんなにライフスタイルは変わりません。
各県の県庁所在地クラスの都市と、いわゆる僻地(郡部)との差は、東京と県庁所在地都市との差よりも大きいくらいです。

生活費ですが、いちばん大きいのは住関係コストです。土地の値段はぜんぜん違います。地方に行けば一戸建てが普通です。空き家増加が社会問題化しているので条件をつけなければタダ同然で手に入ることもあります。一方で、賃貸マンションなどはそれほど安いわけではありません。

一方で、車が生活必需品な地域が多いです。一家に一台ではなく一人に一台状態です。それなりにお金がかかります。公共交通機関はごく一部のエリア以外はほぼ使えないものと思ってください。
光熱費は地域によりけりです。寒冷地だと冬の暖房代が結構かさみます。

その他の物価については比較するのが難しいです。都会でも地方でも今はライフスタイルが多様です。単純比較できません。たとえば食費ですが、東京だってOKストアで食材買って自炊する人もいればウーバーイーツで出前とって食べる人もいますよね。値段そのものはそんなに変わらないと思います。東京のイオンと田舎のイオンでものすごい価格差があるという訳ではありません。

医療機関については、数自体は都会より少ないかもしれませんが、人口が少ないので救急車がたらい回しにされるようなことはありません。地方のほうが手厚い医療を受けられると思います。
税金や公共料金については、日本中でそんなに極端に差がつくわけではありません。公共サービスの内容は結構違いますが。

東京で老後暮らしていく場合、まず賃貸物件であればお金の問題以前に高齢者には貸してくれない場合が多くなると考えたほうがいいです。基本年金収入だけになりますので。滞納のおそれがある人には貸したがらない大家さんは多いです。
また、地方は都会よりも高齢化が進展していますが介護施設の建設が続いています。都会もこれからそうなると思うのですが、介護施設のキャパシティが足りるのか疑問です(そもそも保育園すら建てられないのに介護施設を作れるのか?)

東京で老後暮らしていくために必要な金額・・人それぞれです。一番影響するのは住関係のコストでしょう。一戸建てを所有しているのであれば話は別ですが、賃貸物件に住まわれているのであれば、月8万円だったとしてもあと40年生きるのであれば4,000万円近くかかります。今賃貸物件に住んでる人がこれからどうするつもりなのか不思議です。人生100年時代ですよ。
所有物件であったとしてもマンションであれば共益費と修繕積立金がけっこうかかりますし、実際に老朽化して建て替えといううことになった時にそれだけですむかどうかはわかりません(マンション建て替えの実績はまだ殆ど無いのです)。

都会からやってきて楽しく過ごしている人もいれば、不便だ閉鎖的だと言って帰っていった人もいます。金銭的にメリットがあったとしても、都会と同じものを求めていたらあまり楽しくは過ごせません。金がなくても楽しむ方法は結構ありますが、金を出して手に入るものはどうしても都会に劣ります。(まあ殆どは通販とチェーン量販店とコンビニで事足りますけど)。しかしネットさえあればどこにいても大差ないと割り切るのなら地方住まいは結構お勧めです。
山登りしたり釣りしたりキャンプしたりするのが好きなのなら現場に近いほうが全然楽しいですよ。

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