リバースモーゲージの仕組みを知りたい

男性40代 rokumaru638さん 40代/男性 解決済み

私は30代後半の年齢の会社員で、年収は600万円です。賃貸マンションで生活しており、妻と小学生の子供がひとりいます。ときおり、妻とは老後の生活について話し合っています。具体的には、老後の生活資金についてです。
ぼんやりとしたシミュレーションをすると、どんなに頑張っても65歳の定年退職時に手元に残っている貯金額は2000万円には届きません。このため厚生年金を夫婦で受給するようになったあとは、貯金を少しずつ切り崩すことになりそうです。
妻とは「老後が不安だね」と話しあっているのですが、あるとき、複数の銀行が自宅を担保にして高齢者にお金を融資し、所有者である高齢者が亡くなったあとは金融機関が自宅を処分することで、融資取引が完了するサービスがあることを知りました。リバースモーゲージというサービスらしいです。
私たち夫婦も近年中に住宅を購入する予定ですので、老後にこのサービスを利用可能と想定しています。
ここで相談なのですが、具体的なサービスの内容を知りたいです。リバースモーゲージの金利や、存命中に融資限度額いっぱいまでお金を借りきったあとは、自宅はどうなってしまうのかなどです。人生の最期は、自宅で終えたいと思っているため、詳しい内容を教えてください。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

リバースモゲージは、「持ち家はあるが、手元資金が少ないという人のへの救済制度」です。
「リバースモーゲージ」は、自宅を担保にすれば、銀行が金を貸してくれて生活費やゆとり費に使えます。しかも生きているうちは、ローンの返済はしなくていいというのです。ローンを返すのは、借りた本人が亡くなった後です。担保にしていた自宅を売って一括返済します。生きている間に払うのは、借り入れ中の利息返済がある場合は、利息だけです。自宅を手放したくない場合は、借入金を返済すれば家を取り戻すことができます。「リバースモーゲージ」を利用すれば、生きている間、自宅に住みながら老後資金を手にすることができるということです。
次にデメリットを見ていきましょう。
まず、「リバースモーゲージ」の金利は高く、各銀行の金利を見ても、おおむね3%前後と高金利です(国や自治体にも低所得層を対象とした同様な制度がありこちらの方が、利息が低く設定されています)。仮に、2000万円を3%の金利で借りた場合、利息は年間60万円です。「リバースモーゲージ」なら、生きているうちは元金返済は不要ですが、利息は借りている間ずっと払い続けます。60歳から90歳まで借り続けた場合、30年×60年=1800万円もの利息を払うことになるのです。しかも元金は1円も減っていませんから、亡くなったら家を売却して元金の2000万円を返さなくてはなりません。借りられる金額は家の評価の5~6割程度で銀行により異なります。思ったよりも借りれないこともあります。また、死亡後、借りている金額よりも家が高く売れた場合は、差額は相続人に支払われますが、売った金額が借入金よりも少ない場合は、相続人が足りない分を返済することになります(契約によって内容は異なります)。このように相続人を巻き込むことになるため、推定相続人全員の同意が必要です。
なお、金融機関のリバースモーゲージを利用できるのは、一般的に、一定以上の資産価値のある不動産を持つ55歳以上で、年金などの継続した収入がある人などです。利用できるのは、戸建てのみか、マンションでもOKかなどの条件は、銀行によってだいぶ違ってきますので、複数の銀行に問い合わせましょう。

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