固定資産税について、減税の方法をお教えいただきたいです。

男性50代 mnagafujiさん 50代/男性 解決済み

現在、新築をして新しいを家をかまえました。旧の家については、暫く「貸し家」として、貸し出すこととしました。従って、固定資産(不動産税)については、新旧の家の税金を支払っていかなくてはなりません。新築してから、6年近くになりますが、固定資産税(旧家)分については、一向に税金額が下がることがありません。本来でしたら、年ごとに原価償却され、税額も減額していくものと思っておりましたが、その様な傾向が全くありません。1つは、固定資産税の考えとして間違っているのでしょうか。また、2つめとして、この様に旧家を、賃貸している場合、何か方法により減税をうけること可能か否かをお教えいただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

ご質問の件について、固定資産税は、お住いの市区町村が所有している土地や建物などの固定資産税評価額に対して課税する税金なのですが、基本的に3年に1回、固定資産税評価額を見直すことになっています。(評価替え)

したがって、評価替えがされてから3年間に渡って固定資産税の金額が基本的に変わることはないのですが、質問には「新築してから、6年近くになります」とあります。

あくまでも回答者の憶測に過ぎませんが、評価替えの結果、評価額が変わらなかったと考えるのが最も自然だと思われ、おそらく、新築で住宅を建築した際における固定資産税の軽減措置なども関係しているのではないかと推測します。(納税通知書などを見ないと何とも言えません)

なお、質問者様のおっしゃる通り、建物は、年数が経過することによって減価することになるものの、毎年、固定資産税の評価額を見直すことは、コスト面や実務的な面で相当厳しいことから3年に1回の評価替えがあると理解していただく必要があるでしょう。

以下、2つ目の質問に回答をしていきます。

Q.この様に旧家を、賃貸している場合、何か方法により減税を受けることが可能か否かをお教えいただきたいと考えております

A.質問者様が、旧家を借主に貸付することによって得た収入は、税法上、不動産所得に該当します。

そのため、1月1日から12月31日までの1年間を通じて、勤務先から支給を受けた給与などと不動産を貸し付けたことによる収入がある場合、確定申告を毎年行わなければなりません。

なお、質問には「旧の家については、暫く「貸し家」として、貸し出すこととしました」とあることから、まずもって、税務署に対して「所得税の青色申告承認申請書」を提出されることを強くおすすめします。

この「所得税の青色申告承認申請書」を税務署へ提出することで、青色申告者として認められ、青色申告特別控除額10万円の適用が受けられます。

ちなみに、上記書類を提出しない場合、白色申告者となり、10万円の控除が受けられません。

つまり、「所得税の青色申告承認申請書」を税務署へ提出するだけで、不動産所得を10万円分差し引くことができ、節税対策につながるわけです。

また、仮に、不動産所得が1年間を通じて赤字になった場合、給与所得と不動産所得の赤字を相殺する「損益通算」も行うことができるため、場合によっては、節税対策につながる可能性があります。

不動産所得を計算する上で、適切で正確な会計処理を行い、必要経費をしっかりと算入することによって、合理的な節税対策をしながら、家賃収入も得られる結果につながるものと思われます。

なお、これまで回答した内容における参考情報を以下、紹介しておきます。

参考:国税庁 No.1399 新たに不動産の貸付けを始めたときの届出など
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1399.htm

おわりに

回答が重複致しますが、不動産所得を計算する上で、適切で正確な会計処理を行い、必要経費をしっかりと算入することによって、合理的な節税対策をしながら、家賃収入も得られる結果につながるものと思われます。

特に、初年度の会計処理は極めて重要になるため、自分で行えずに心配である場合は、一度、専門家にあたる税理士へ相談し、今後について詳しくアドバイスをもらうことが望ましいと言えます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

「扶養控除」の扶養認定基準について教えて下さい

今年の初めに義父が退職したため、夫の扶養親族に義父を加えたいと考えています。なお義父は令和2年12月31日時点で60歳、今年分の合計所得金額は38万円以下(給与所得のみ)であり、我々夫婦と義父は別居しております。先日夫は会社から渡された「給与所得者の扶養控除等異動申告書」に義父を書き加え、義父の令和2年度分源泉徴収票を添えて提出しました。ところが書類を確認した経理担当者は「扶養の事実が分からないため扶養親族として認められない、金銭的な援助をしたエビデンスが必要だ」と夫に話したそうです。夫は実際に義父に金銭的な援助をしていますが証明できるようなものが手元にありません。この場合、経理担当者の言うように今年は義父を夫の扶養親族に含めることはできないのでしょうか?また来年以降どのような点に注意すべきでしょうか?よろしくお願いいたします。

女性30代前半 Mifanjiangさん 30代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

ふるさと納税で節税をするべきか悩んでいます

私は、30代の会社員で年収は350万円程度です。家族構成は、私以外では、嫁(30代・派遣社員)、息子(5歳)・娘(3歳)です。家族の年収は、500万円程度です。この度、節税をしようと考えており、その中でふるさと納税を考えています。周囲の人たちと節税の話をした際に、「ふるさと納税をするとお得になるよ」と教えてもらいました。また、「ふるさと納税は、収入が高い人の方がよりお得になるからいいよ」ということも教えてくれました。ただ、どのようにふるさと納税をすればよいのか、そもそもふるさと納税で本当に節税はできるのか等のわからないことが多いです。また、ふるさと納税をした場合、どのように年末の申請をすればよいのかということもわかりません。

男性30代前半 penko30さん 30代前半/男性 解決済み
前佛 朋子 1名が回答

確定申告で何をしたら良いのか解りません

今まで、確定申告をやってこなかったので、今の仕事をはじめてから自分でしなければ行けないことすら解らなかったので、もう何年も確定申告をしていません。いざ確定申告をしようと思っても何から始めたら良いのかが全く解らなくて困っています。建築現場に個人で入っているので、収入を証明するものもなく、必要な書類なども全く解らなくて困っています。このままだと、色々と大変なのでどうにかしたいとは思ってもどこに相談して良いのかも解らないので、何年もほったらかしになっている状況です。そもそも確定申告は、どこに行ったら出きるのかと言う初歩的なものからわからないので、簡単なところから教えてほしいです。早くはじめたいので、教えてほしいです

男性40代後半 tatrhさん 40代後半/男性 解決済み
荒井 美亜 1名が回答

家の固定資産税について

祖父が他界して60代の父が家を継いだのですが、体調を崩して現在は20代の私が住んでいます。家の固定資産税について、父は定年退職をしており年金暮らしで私は年収450万円ほどです。名義は現在も父のままですが、支払いは今住んでいる私が払うことになります。コロナの影響もあり仕事が減っていて収入がだいぶ落ちています。そのような家庭に対して国や県、地方自治体の支援制度や免除・一部免除などはあるのでしょうか。納付は4期または全納なので分ければ支払えなくはないのですが、貯金もあまりないため無理をしたくありません。緊急小口資金や総合支援資金などを借りることは可能なのでしょうか。万が一支払いが出来なかったらどうなってしまうのかも教えてほしいです。

男性30代前半 haru_37さん 30代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

フリーランスの税金

40代・子育て中の主婦です。少しでも学費の足しになればと、ライターを始めました。最近、お小遣い程度の収入を得られるようになりましたが、いろいろ調べたところ、年間43万円以上の収入になると確定申告が、自治体にもよるようですが、33万以上で住民税申告が必要なことが分かりました。これまでは、専業主婦で夫の扶養だったのですが、年間43万円を超えてしまうと、どのくらい税金がアップしてしまうのでしょうか?どの程度収入があれば、損をしないのでしょうか?また、クラウドワークスなどで源泉徴収を取られている場合は、確定申告は必要ないのでしょうか?もし、税務署に届け出をしなかった場合、お小遣い程度でも延滞金や刑罰などはあるのでしょうか?

女性50代前半 miraclenakmさん 50代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答