老後に備える保険と相続について

男性30代 7718h_hさん 30代/男性 解決済み

私は33歳の会社員です。家族は妻と5歳、3歳の息子の4人家族です。現在は将来的な家族の必要最低限となる生命保険と医療保険に加入している状況なのですが、老後に向けた蓄え等を考え、資産を残すことはもちろん、医療にかかる出費も増えるものと思われることから、若いうちに加入すべき老後に備える保険はないものかと調べておりました。しかし、保険の種類も多く、どのような保険に加入すべきかわからずにいます。
老後にかかるであろう医療費等に対する保険はどのような保険が好ましいのでしょうか?
また、子供たちの将来を考え、私が死亡した際に子供たちに保険金を受け取れるように対策したいと考えているため、それに対する保険と相続の際に節税となるものはあるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/03/09

医療費等について保障する保険について簡単に説明させていただきます。
・医療保険:病気・ケガで入院・手術などをした場合の保障
・がん保険:がんに対する保障。通常の医療保険に比べてがんの保障が手厚い
・三大疾病保険:がん、急性心筋梗塞、脳卒中に対する保障。
・就労不能保険:病気・ケガで働けなくなった時の収入の低下に対する保障
・介護保険:要介護状態になった場合の保障

医療保険については、質問者様が現在加入されている保険が終身型の一生保険料が変わらない保険であれば良いのですが、10年ごとに保険料が更新され上がっていくタイプのものであれば見直しを検討すべきでしょう。今は保険料が安くても、病気ケガになる頻度が上がり収入が減る老後には保険料負担が重いものになります。
見直しを検討するのであれば、入院だけでなく入院前後の通院も対象になるものを候補に挙げるべきです。近年では入院日数が短期化しており、その分通院や在宅療養が増加しています。

医療保険にがんや三大疾病の保障を特約として付加することも可能ですが、結局相応の保険料はかかりますし、商品を分けておいたほうが将来見直しが容易になります。
特にがんになった場合には、むかしは入院と手術による治療でしたが、近年は抗がん剤の進歩により通院や在宅療養で治療するケースが増えていますし、働きながら治療するという人も多いです。医療保険とは別に保障が必要になります。女性は40代50代、男性は60代以降にがんになる人が増加しますが、そのころになってがん保険になると保険料が非常に高くなります。今のうちに加入しておくべきです。脳卒中になったような場合かつては何年も入院するケースもありましたが、今は在宅介護の仕組みが整備されているので、容態が安定してきたら自宅で療養することになります。

就労不能保険ですが、会社員の場合には病気で働けなくなった場合1年6カ月の間健康保険から収入の3分の2が入ります。それ以降は厚生年金の障害年金になりますが金額はさらに下がります。貯金だけでそれを補うのは簡単ではないでしょう。危険を伴う仕事をされている場合には入っておいたほうがいいと思います。

介護保険は注目されている保険ではありますが、将来どれくらいの人が要介護状態になるのかの予測が難しく、保険会社は支払いに備えておかねばならないので保険料は割高です。

どの保険に加入すべきかは人それぞれですが、特に老後の医療費が心配ということでしたら医療保険とがん保険の終身型には最低限加入しておいたほうがいいと思います。あとはご自身が手厚くしたい分野と予算を考慮して決めてはいかがでしょうか。

質問者様に万が一のことがあった場合にお子さんにお金を残したいということであれば、保険金受取人をお子さんにしておきましょう。ただしお子さんが未成年でしたら親権者もしくは未成年後見人の署名が必要になります。
生命保険に加入すると、法定相続人の数x500万円が相続財産から控除(その分安く)なります。ただ、相続税については、配偶者様がおられる場合1億6千万円までは相続税非課税となりますので、相続税対策として生命保険に加入される方はそれほどおられないのが現状です。
お子さんがまだ小さいのであれば、残されたご家族の方の生活費教育費が十分にあるかを考えるべきでしょう。定期型の保険であれば保険料はそれほどでもないですし、収入保障保険という、被保険者が亡くなった場合にご遺族が毎月〇万円という具合に受け取る方式の保険であれば保険料はさらに安くなります。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2000万円問題について教えて欲しいです。

一時期、ネットやテレビで「老後2000万円問題」についてあれこれ情報が飛び交っていたけれど、いまいち要領を得ずに気づいたらその話題が流れていったので結局のところ本当にその資金がなくては老後の生活は送れないのだろうかと非常に不安に感じるようになりました。私自身が現在無職ということもあって気になって仕方がありません。このまま穀潰しをする生き方をしていくかもしれないからとうてい2000万円なんて金額は自分には用意できないし、そうなると自分は生きている資格もない無能でダメ人間そのものだから死ぬしかないのかと思うと怖くてたまりません。なので、頭の悪い私でも理解できるようにわかりやすい丁寧な説明が欲しいです。少しでも安心して今後の生活を送れるようにして欲しいです。

女性20代前半 jasuminn2000さん 20代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 小林 恵 2名が回答

老後の資金2000万円のため方について

私は30歳男性会社員で年収は約750万円です。妻も会社員であり、世帯年収は約1000万円にもうすぐ届くところです。現在の収入は平均から考えると水準は高いほうだとは思いますが、あまり安心できていません。理由は昨今メディアでも取り上げられる老後2000万円問題です。夫婦で4000万円が年金以外でないと苦しい生活になることを考えるといまから対策を練っておかなければかなり厳しくなると思っています。そこでFPの方に質問です。老後の資産形成をしていく上で、具体的に何にどれだけの費用で資産運用していくのがおすすめでしょうか?あまり金融リテラシーもないので、何かに投資したいと漠然とは考えているものの、なかなか具体的に踏み込めるものがありません。一般会社員におすすめな老後の資産形成の方法がありましたらぜひ教えて下さい。宜しくお願い致します。

男性30代前半 tanioyu1さん 30代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

住宅ローンの返済と老後資金の準備

主人が50歳で住宅ローン残高が2600万円あります。年収は650万円ほどですが、80歳までのローンなので今は毎年繰り上げ返済を50万円か100万円して、月々の返済金額を少しずつですが下げています。老後資金として貯蓄もしたいですが、定年後の住宅ローンも下げたいと思っています。中小企業へ中途入社なので退職金はほとんど期待できないと思います。iDeCoも前職の会社で加入し、月5000円ずつ続けてはいますが少額なので期待できません。このまま可能な限り繰り上げ返済を続けるべきか、貯蓄へ回した方がいいのか正解がわからず悩んでいます。また、現在の住宅ローンは月86000円ほどですが、定年後いくら位なら無理なくローンの支払いを続けながら生活していけるのか分かりません。老後資金2000万円は絶対に無理ですが、貯蓄もいくらを目標にすべきか分かりません。

女性50代前半 mokoko602さん 50代前半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

20代の内から考えるべき?

子供がまだ0歳であり、自身はアラサーではありますが20代です。老後の事がまだ現実味のない年齢ではありますが今のうちから準備しておく事は何となく必要なのかなとは思って居ます。老後を支えてくれる主な収入源は年金やら退職金やらになると思うのですが将来ちゃんと年金を貰えるのかという疑問がそもそもあります。厚生年金であれば多少は安心なのかなとは思いますが少子高齢化が加速し、更には景気も悪くなる一方。十年先には財政破綻の可能性もある何て煽られていたりする現状とても不安です。自分で今から貯蓄していこうにも生活に余裕があるわけでも無く、今後、子供のために必要なお金も大きくなります。目先のお金すら満足ではない自分が老後の事まで考えるのは難しいです。こんな自分はまず何をすれば良いのでしょうか。

男性30代前半 shouheyheyさん 30代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

実家の父親が認知症です

40代独身です。姉がいて、姉は既婚です。田舎の実家に70代の両親がいますが、父親が認知症になりました。まだ軽度であり自分のことは大体できますが、一時は家の契約書が無いとか騒いで大変でした。母親が父親の保険内容や銀行をまとめようとしてくれてはいますが、父親は全く自分の相続など考えてもいません。人の言うことなぞ昔から聞きませんが、認知症になってからはひどくなりました。父親が死んだら母親が相続するのでしょうが、子供として何か準備や対策をしておいたほうがいいことがあれば知りたいです。また、認知症のままで母親が先に死んだら、どうしたものかと思います。遺産は田舎の潰した方がいいボロ家と土地くらいですが、父親がモノをため込むので(認知症になってから加速しています)家と不用品の処分代だけマイナスになりそうな気がして憂鬱です。姉は頼りになりませんが、順番としてそうぞくもん

女性50代前半 shinbaさん 50代前半/女性 解決済み
五十嵐 秀司 1名が回答