退職後の生活のためにはどれくらいの貯金が必要ですか

自分がやりたいことをしようとしているご友人のことがご心配なのですね。しかし、世の中では自分のやりたいことがなんなのかわからない人も多いなかで、本当にやりたいことがわかっているというご友人は素敵だと思います。
それでもご相談者様がご心配されているように、好きなことをやっていくことと、生活していけるかどうかは別かと思います。好きなことがそのまま収入につながり生活にも困らなければさらに幸せなことですが、それを実現できている人がなかなかいないのが現実かもしれません。
「今の仕事とやりたいことの2つを行うことは体力的にも時間的にも難しい」とのことですが、生活のことを現実的に考えるなら、なんとか２つをしばらく並行してできるような道を探るのがベターな選択だと筆者は思います。お金の心配をするような状況になると、本当にやりたいこともしっかりと打ち込めない危険性がでてくるなど、やはり安定した収入を得ることは大切なことです。
なので、ご友人には例えば今のお仕事を8割、やりたいことを2割、時間を割くことから始めるなどして、そして徐々にやりたいことに軸足を移していくような方法を模索していただくことをお勧めしたいところです。
それでもやりたいことに専念したいと思うのであれば、例えば1年分の生活費をしっかり蓄えてから今のお仕事を辞めるというのはいかがでしょうか？1年で本当にやりたいことでの成果を結果として出せるのか分かりませんが、その結果を出す期間についてはご友人が目標設定すればよいかと思います。目標設定した期間中、生活のことは心配せずにやりたいことに専念できるだけの貯蓄をすること今は目標にされることをFPの立場からはお勧めさせていただきます。