質問に記載されているとおり、以前は銀行口座名義人が亡くなった場合、口座は一旦凍結されます。その場合、遺産分割協議書や戸籍謄本などの書類を銀行に持参して、引き出したり、口座名義を変更する手続きが必要になります。そのため、葬式費用などを相続人が立て替える等の処理が必要でした。そこで、2019年(令和元年)7月より、「預貯金の仮払い制度」がスタートし、預貯金金額の1/3でかつ法定相続分の範囲内(上限150万円)であれば、相続人は他の相続人と協議しないで引き出すことが可能になりました。また、これを超えた引き出しが必要な場合には、家庭裁判所で手続きすることで、他の相続人の利益を侵害しない範囲で引き出すことが可能になりました。この制度を活用することにより、葬儀費用や入院費用などを相続人が立て替える必要がなくなります。参考までに、法定相続分は、相続人が配偶者と子供の場合、配偶者は1/2、子供は1/2を人数で均等割りしたものになります。
1 名の専門家が回答しています
関連する質問
子供たちに遺す資産について
私は会社を定年退職した61歳の専業主婦です。現在は夫の年金で生活しております。夫と私の退職金を合わせると公的年金の不足分は充分まかなえると考えております。また、私の公的年金は65才から月額にすると13万円余り支給される予定ですので、仮に夫が亡くなったとしても、おそらく老後の生活資金に困ることはないように思います。自宅も持ち家なので住むところも確保できています。子どもは二人とも独立しています。今のところ夫も私も自立した生活を送っておりますが、近い将来介護が必要になった時、自宅を売却して介護施設に入居すべきか、それともリバースモーゲージの制度を利用して介護施設の入居すべきか、その判断に迷っています。


配偶者が一人になっても困窮しないような相続対策について
主人が再婚で成人した子どもが一人います。幼いころに離婚し、今は連絡等も取れず、会ったこともない状態です。二人の間には子どもがいません。あまり資産がなく、年齢的にも今から大きな資産を作ることも難しく、どちらが先立った場合でも生活が困窮しないようにするための対策が知りたいです。一応、二人で話し合って自筆の遺言書を用意し、自宅で管理しています。主人の子どもと私の両親に対しては遺留分程度が、残りすべては配偶者へを相続するように書いています。かなうならば、二人ともが亡くなってから主人の子どもへ相続が行くようにすることが希望なのですが、そのような方法はありますでしょうか?また遺言書は公共の機関に預けた方が良いでしょうか?


老後の資産運用について
老後に、ローリスクで安定的に資産を増やす方法を知りたいです。老後にはまとまった資金ができていると思いますので即座に使用する必要ない資金は何らかの運用をしておくのが望ましいと考えております。一方、長期投資はできないため、資産の増減が激しい金融資産への投資は好ましくありません。元本はほぼ保証されながらかつ、年利1%以上、望ましくは5%以上得られる金融商品が理想です。元本保証をうたっている金融商品は世の中にあるものの、利率が高いものは詐欺的なものがほとんどで、また、詐欺でなくても実質的に例外的な事例の発生で元本保証にならないものが多くあります。こういった中、確度、信用が高いローリスクハイリターンの金融商品の選別、紹介が可能なファイナンシャルプランナーが存在すると話を一度聞いてみたいところです。


介護費について心配です
今親は元気に生活をしています。これまでに大きな病気をしたこともありません。しかし、人生何があるかわかりません。突然、認知症などの病気になってしまうことも考えられます。もしも親が病気になったとき、介護はどうすればいいのか心配です。自宅での介護を頼むと高額な費用がかかりそうです。介護認定を受けると介護費をある程度負担してもらえるそうですが、そのためには手続きをしなければなりません。どういった手続きをしたらいいのか、その手続きを自分ですることができるのか不安です。また、介護施設に入れるとなっても高額な費用がかかります。介護をするとなったら、どの程度のお金がかかるのでしょうか。今からその備えをしておいた方がいいですか。


相続の手続き関係
相続の手続きで、以前ごちゃごちゃして市役所などいろいろ行かなくてはならないのと時間がかかったことを覚えています。実際に、もし自分がそーなった場合、どうしておくべきなのか、自分が死んでしまったら、家族が亡くなったときなど、多分やることはバラバラなのだと思いますが、何が必要なのかなど未だにまだわかっていません。なので、そういったことを教えてほしいなと思っています。相続関係で家庭崩壊したというケースをいくつか聞いてもいます。そういったことには、なりたくないです。もちろん、お金は大切なものですが、、、。そもそも相続のとはどのようにして生まれていくのかなども気になります。何があって、メリットデメリットなど教えてほしいです

