遺産相続と生前贈与

女性40代 nyantakunさん 40代/女性 解決済み

最近、漠然と遺産相続について考えるようになりました。私の実家も夫の実家も特に大金持ちというわけでもなくごく一般的な家庭です。ですがそこそこの遺産はあるようです。ですが、これから遺産相続もかなりシビアに相続税の支払いが発生するという噂も耳にするので、それならいっそのこと、生前贈与をしてもらうのが得策ではないかと考えるようになりました。実際に、遺産相続をするよりも生前贈与をするほうがお得なのでしょうか。細かい税金に関する知識は全くないので、どちらが良いのかという本当のところが全くわかりません。こういった相談はFPさんに相談に乗ってもらえるものなのか、それとも税理士さんなどに相談するのが良いのかさえもわかりません。遺産相続については、いつそういう事態になるかもわからないので早め早めに準備だけはしておきたいのです。今わたしたちにできることはどういうことがありますか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。

Q.実際に、遺産相続をするよりも生前贈与をするほうがお得なのでしょうか

A.こちらの質問について、一概に相続をするよりも贈与をした方がお得とは言い切れません。

たとえば、将来、相続税を納めなければならない懸念があるため、相続税の対策として贈与を活用する場合があります。

ただし、こちらはあくまでも将来的に相続税を納めなければならない懸念があるという重要な理由があるためであり、要は、目的や意図が明確でなければ、贈与をすることによって、かえって無駄な時間やお金を費やすデメリットが生じることもあり、注意が必要です。

Q.遺産相続については、いつそういう事態になるかもわからないので早め早めに準備だけはしておきたいのです。今わたしたちにできることはどういうことがありますか

A.将来発生する相続について早めの対策をすることはとても素晴らしいことです。

その上で、まずもって考えたいことは、相続税をそもそも納める必要性が生じそうなのか、もめない相続を実現するにはどのようにする必要があるのかといった2つについては早い内から考えておく必要があるでしょう。

相続税については、専門家である税理士へ、相続については、弁護士や司法書士へご相談されるのが最も望ましいと思われます。

なお、回答者である私も含めたFPは、質問者様の家族構成や両親等の資産状況から全体を把握し、相続税および相続の問題点や懸念についてお伝えすることができると考えます。

そのため、大まかにでも全体像を一度FPへ確認してもらい、必要に応じて各種専門家の協力を仰ぐといった方法もあるでしょう。

無計画な贈与は、結果としてお金の面でマイナスに転じてしまう懸念も生じるため、まずは、FPをはじめとして、相続および贈与に関する全体像を把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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