両親の医療費を含めた確定申告について

女性40代 kurukuru4さん 40代/女性 解決済み

両親と同居している45歳独身、会社員です。
両親と同居していますが、世帯は別になっており、いわゆる生計を共にするという部類に含まれているかと思うのですが

実父が癌により何度となく入退院を繰り返しており、実母も通院しているため、医療費がとても嵩んだ年でした。

実父はまだ入院中につき、かわりに確定申告をした方が良いのか検討していますが、そもそも確定申告をする事により、両親は年金などがマイナスになってしまったりしないでしょうか?

あと、確定申告時に医療費の領収書の原本は必要でしょうか?必要な場合、それは提示して返却はしてもらえなくなりますか?

領収書の原本は3ヶ月遅れで高額医療費の手続きの際に必要になるので、返却されないと困ります。

私自身の確定申告は会社で手続きはしてもらえていますし、両親のものは年金など色々わからない部分が多く、確定申告によってどのようなメリットとデメリットがあるのか、そもそもやらなくても良いのかもわかりません。

確定申告についてわかりやすく教えてほしいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、質問者様は、確定申告をすることによって適用できる「医療費控除」のことにお聞きしているものと思われます。

以下、質問者様の状況を考慮した上で、それぞれの質問に回答をしていきます。

Q.そもそも確定申告をする事により、両親は年金などがマイナスになってしまったりしないでしょうか?

A.一切そのようなことはありません。

確定申告を行い、医療費控除の適用をすることによって、納めるべき所得税および住民税が軽減されることにつながり、年金が減ったりするようなことは一切ありませんので、心配する必要はありません。

Q.確定申告時に医療費の領収書の原本は必要でしょうか?必要な場合、それは提示して返却はしてもらえなくなりますか?

A.本質問に回答をしている令和3年度現在において、医療費の領収書(原本)を税務署へ提出する必要はありません。

ただし、確定申告を行い医療費控除の適用をするためには、医療費の領収書(原本)を基に「医療費控除の明細書」を作成して提出する必要があります。

上記、医療費控除の明細書や作成の仕方につきましては、以下、国税庁が公開している動画を見るとわかりやすいでしょう。

参考:国税庁 自宅でできる確定申告 医療費集計フォームの使い方
https://www.youtube.com/watch?v=NfMr2mLcTwU

なお、医療費控除を適用した場合における医療費の領収書(原本)は、破棄せずに要保管となりますので、くれぐれもご注意ください。

質問者様が医療費控除を適用することをおすすめ

質問全体を拝見し、質問者様は、両親と同居をしており「生計同一関係」にあることが確認できます。

医療費控除は、1月1日から12月31日までの1年間において、世帯全員の医療費を合算して適用することができ、今回の場合、質問者様が適用された方が最も有利になるのではないかと思います。

なぜならば、両親の収入よりも質問者様の収入の方が高いと推測されるからです。

仮に、上記の通りであったとするならば、お父様の名前で確定申告をするよりも質問者様自身が、医療費控除の適用をした確定申告をされた方が、税効果は高いのではないかと思われます。

Q.私自身の確定申告は会社で手続きはしてもらえていますし、両親のものは年金など色々わからない部分が多く、確定申告によってどのようなメリットとデメリットがあるのか、そもそもやらなくても良いのかもわかりません

A.質問者様がおっしゃっている確定申告は、確定申告ではなく「年末調整」です。

今回の場合、質問者様が、確定申告をすることによって、税負担が軽減されるメリットが得られるものの、確定申告をする時間や確定申告に必要な各種書類を作成するのに多少時間がかかるといったデメリットがあると言えます。

質問全体を考慮すると、おそらく税軽減のメリットが高いと推測されるため、わからない場合や不明な場合は、税務署、税理士、税務に詳しいFPなどへ一度、相談されてみることを強く推奨します。

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