定年退職後どのくらい貯蓄が必要かわかりません。

男性40代 chika00429さん 40代/男性 解決済み

私は35歳で現在の会社に転職しました。28歳で結婚をして子供2人に恵まれましたが、お恥ずかしい話、今の会社に勤めるまで貯金をしていなかったため今一生懸命貯蓄に励んでいます。子供も大きくなりお金がかかるようになりますしそのための貯蓄をしているのですが、子供2人が私立大学にでも入るようなことがあれば、恐らく夫婦の老後のための貯蓄は無くなります。政治家は老後2000万円が必要だと言っていました。35歳で転職した私の退職金はせいぜい1000万円ほどです。妻はパート勤めなのでもちろん退職金もありませんし収入自体少ないです。不安なこととして、まず年金はどれくらいもらえるのか、何歳から満額もらえるのか、定年退職は何歳になっているのか、定年退職後の再雇用はどのくらいのお給料がもらえて、そのお給料をもらうことにより、もらえる年金が減ってしまうのか、などなど、不安なことばかりです。将来のことはまだだれにもわからないのですが、この手の話のスペシャリストの方々はどのように予想されているのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

井内 義典 イノウチ ヨシノリ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

東京都 神奈川県

2021/03/09

ご質問の件についてお答え致します。
年金は受給額が経済情勢に応じて毎年度改定されていますので、将来その時にならないと金額は決まりません。しかし、たくさん掛け人のほうがそうでない人より多くなるのは間違いないでしょう(そうしておかないと不公平となり、それこそ年金制度が崩壊します)。少子高齢化により、年金額は今より減るかもしれませんが、一方で平均寿命は延びています。公的年金の強みは一生涯受け取れることです。たくさん掛けていて多くなった場合の年金額だと、それが生涯受け取れることになるでしょう。
一方、雇用については65歳まで継続雇用が義務付けられていますが、今年4月から70歳までの就業機会の確保が努力義務化されます。まだ「努力義務」ですので、全ての企業が70歳定年になるわけではありませんが、今後の流れとして65歳以降も働く機会が増えることかと考えられます。年金は退職したあとの生活をするためのお金、働くことができなくなったときの保険です。まずは65歳以降も働く、というつもりで今後のキャリアをお考えになられてはいかがでしょうか。
なお、年金を受け取れる方が働くと給与次第で年金はカットされる制度があります。ただ、これは年金、それも老齢厚生年金の報酬比例部分という部分と給与を合計して47万円を超える場合です。高報酬でなければカットされません。もし、給与が高くて年金がカットされていても、その期間たくさん厚生年金保険料を掛けることになり、その分、退職後の年金が大きく増える仕組みとなっていますので、退職後の生活の保障が厚くなるでしょう。

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