iDecoって入って遅い頃はないの?

女性40代 pomerosanさん 40代/女性 解決済み

iDecoはもう1つの年金と言われ運用益が非課税だったり、所得控除があったりとメリットをすごく謳いますがリスク商品ですよね。
運用がうまくいっているときはいいですが当然うまくいかないこともあり、それを若い頃から入っていると平準化されるのでリスク分散がされると思います。
しかし、初回手数料は3000円強ですし、選ぶ商品によって運用益が変わってきます。
夫は50代前半で加入可能年数60歳までとなると年数はいくらかもありません。
しかし、運用益的にはそんなにはないと思いますが所得控除のメリットは受けられます。入る商品が守りの商品にはいるか攻めの商品に入るかにもよるとは思うのですが、50代の人がiDecoにはいって運用する意味はあるのでしょうか?具体的には上限何歳の人が入るメリットがあるのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 年金・個人年金・iDeco
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/03/09

ご質問ありがとうございます


iDeCoにはリスク性商品だけではなく、元本確保型商品となる定期預金なども商品に含まれています。
ですので、税制優遇だけを受けたいという事も可能になっています。

しかし、FPの立場としても危惧しているのが、物価上昇に対応せず、実質の損失を被る事になる可能性がある事です。
ですので、リスク性商品での運用も考えられることをお勧めします。

またiDeCoなど確定拠出年金は、基本的に60歳時点で10年以上の加入期間が必要となります。
ですので、10年に満たない場合は、60歳で受取を開始することが出来なくなります。

逆にいうと、運用は長期が基本ですので、10年という長期での運用でリスクを回避しているのです。

資産運用の統計でも10年以上の運用で、分散投資を行った場合は、マイナスになる確率が非常に低くなります。

ご質問で選ぶ商品で運用益が変わるとされていますが、分散投資は投資資産全体の収支を考えて個別の商品では考えない方が良いです。
何故なら、株式市場が上昇すれば債券市場が下落するという様な相関関係が投資先によってあります。こういった相関関係を考えた分散運用で、損失になるリスクを回避していくのが資産運用となります。

また2022年5月以降は加入の上限年齢が65歳に引き上げられました。

ですので50歳以上の方でもiDeCoに加入するメリットは大いにあると思います。

リスク性商品でよく言われる、ハイリスク・ハイリターンというのは、危険な商品はリターンが期待できるという意味ではなく、プラスになったりマイナスになったりする幅が大きい程、リターンが期待できるという意味です。
iDeCoのように毎月積立を行う事で、安くなった時には多く買え、高い時には少なく買っていくことで購入単価の平均をとる事が出来ます。

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