老後お金がどのくらい毎月かかるか?

女性40代 tomomim0430さん 40代/女性 解決済み

実家が昔からずっと住んでいたため、だいぶ古くなり、屋根やら床やらトイレやら修理しなければならない箇所が次々とでてきて、引っ越すべきか今の家をリフォームしたり修理したりするべきか親が悩んでおります。
今のところは持ち家なので、家賃はいらないのですが、賃貸や市営住宅に引っ越すとなると毎月家賃を払わなければならなくなり、年金生活でやっていけるのか不安しかありません。
毎月10万くらいもらえます。
老後一人暮らしで質素に普通に生活していく場合どのくらい毎月必要になるのか平均的なものを教えていただきたいと思います。
引っ越すことになった場合家賃としてどれくらいなら払うことができるのか知りたいので、よろしくお願いします。

1 名の専門家が回答しています

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

全国

2021/03/21

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
総務省が発表した消費支出に関する調査資料(2018年度)によりますと、高齢単身者の老後生活費に占める家計支出は、食費36千円、水道光熱費13千円、保険医療8千円であり、合計すると57千円となっています。従いまして、受給される年金額が10万円であれば、娯楽費や交際費を抑えれば生活が成り立たないわけではありません。但し、田舎で自家用車の使用が必要の場合には、維持管理が意外と高負担となりますからお気をつけください。また、民間の賃貸に住まわれた場合には、最低でも3万円が必要となりますから、所得に関する住居費の負担割合が重くなります。但し、公営住宅であれば所得に見合った賃料で借りることが出来ますから、負担割合は減少します。
もし、ご実家の売却が可能な場合には、築古ということから土地だけの売価額から、引越代を30万円程に見込んで、差し引いた手残りを老後資金として活用することも可能です。いずれは売却する予定であれば、老後資金として活用する方が、リフォームにかける費用が無駄にならずに済みます。従いまして、見積られたリフォーム代と、新たな転居された場合に係る将来の住宅費等の合計を比較することで判断が可能になると考えます。更に、大切なことは、介護が必要となった場に、生活不便な住居の場合には生活自体が成り立たなくなり、結果として介護を伴う老人施設への入居となる点です。従いまして、お独りで生活できる年齢を想定してこの先を判断されることも大切です。

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