筆者の義父は旅行関係の仕事をしていたことあってか、夫から「家族旅行でこんなことがあったんだよ」という話をよく聞きます。そういう話を聞くと「やっぱり、家族で旅行行くのって良いよね」と思うのです。
特に筆者の場合、実父がかなり海外出張の多い仕事をしていたためか、あまり家族旅行に行けなかったという事情が影響しているかもしれません。
いずれにしても家族旅行は「家族の思い出を作る」という意味では重要なイベントではあるものの、生活必需品とは言い難いため、費用の確保が後回しになりがちなのも事実です。
そこで今回は「家族旅行に行くための費用をお得にコツコツ貯められる便利なサービス」をご紹介します。
目次
「結婚〇周年家族旅行」が計画倒れに終わりがちな理由
アンケートを実施したわけではないので、あくまで筆者の私見に過ぎませんが、いざ家族旅行に行こうと思っても、なかなか実行に移せないという人は決して少なくないと思います。
加えて、昨今は、新型コロナウイルス感染症の影響で不要不急の外出の自粛が求められているため、旅行へのハードルがさらに上がってしまっているのが実情です。
新型コロナウイルス感染症の影響は極めて特殊な事情ですが、それを差し引いても、なぜ家族旅行が計画倒れに終わりがちなのか考えてみましょう。
生活必需品でない分後回しになりがち
理由を大まかに分けると
- スケジュールが合わない
- 予算が合わない
のいずれかに集約されます。
このうち「スケジュールが合わない」は、個々の家庭の事情による部分もあるので、上手に折り合いをつけるしかありません。
筆者の実父のように、とにかく出張が多く、スケジューリングがしにくい場合は
- かなり前から「〇月〇日から1週間は有給を取らせてほしい」と周囲に根回しし、引継ぎを行っておく
- 1泊2日~2泊3日など「仕事をあまり休まなくて済む」前提で計画を立てる
などの工夫をしましょう。
問題は後者の「予算が合わない」です。極端な話、人の生涯において家族旅行は必ず行わないといけないイベントではありません。
特に、子育て中の家庭であれば
- 子どもが義務教育を終えた後の教育費を貯める(教育資金)
- 持ち家であれば住宅ローンの返済をする(住宅資金)
- 子どもたちが独立した後の生活資金を確保する(老後資金)
など「何かと出さなくてはいけないお金」が多いため、家族旅行の資金にまで気が回らないのも想定内でしょう。
計画倒れで終わらないようにするためには?
もちろん、日々の生活において必要な費用がどう見ても足りない状態にまで、無理をして家族旅行をするのはおすすめできません。
しかし「塵も積もれば山となる」というように、普段からコツコツ貯めていくことで、家族旅行の費用の全額または一部は十分に確保できるはずです。
そこで、家族旅行の費用を貯めるための基本的な考え方を説明しましょう。
まずは予算を設定する
一口に家族旅行と言っても「どこに行って何をするのか」によっても必要な金額は異なります。まずは
- 何日間旅行に行くのか(2泊3日など)
- 移動手段はどうするのか(新幹線、飛行機、自家用車)
- 現地で何をするのか(マリンスポーツがしたい、キャンプがしたい、博物館や美術館に行きたい)
- どんな宿泊施設を手配したいのか
- (特に海外に行く場合は)旅行保険はどうするのか
など「家族旅行の大枠」を決め、いくらぐらいかかるのかをリサーチしましょう。
節約ポイントを把握する
「家族旅行の大枠」が決まったら、節約できるポイントがないかを考えましょう。
例えば、海外旅行保険の場合、クレジットカードによっては自動付帯(そのクレジットカードの会員である限り、トラブルが起きたら補償が受けられる)していることがあります。このような場合は
- 補償が受けられない家族の分だけ追加で加入する
- クレジットカードに付帯している海外旅行保険の上乗せとして販売されている商品を選ぶ
ことで、海外旅行保険への加入にかかる出費を抑えることができます。
これはあくまで一例ですが、工夫次第で細々とした費用を節約することは十分可能です。
普段のちょっとした節約を心がける
また、家族旅行の費用を貯めるためには、普段からちょっとした節約を心がけるようにしましょう。
- 携帯電話会社、料金プランの見直しをする
- 加入している保険商品を見直しし、保障・補償がかぶっていないか確認する
など、固定費を減らす取り組みはもちろん
- 会社に出社する際はコーヒーを買わず、スーパーでインスタントコーヒーを買って会社で作って飲む
- 買い物に行かない日を作り、その日は冷蔵庫にあるもので料理ができないか考える
など、細々とした出費を減らす取り組みも並行して行うとなお効果的です。
旅行積立も良いのだけれど…
そして「家族旅行の費用を貯める」という点において問題になるのが「節約などで確保したお金をどこに貯めておくか」ということです。
銀行などの金融機関の口座にプールするのは一般的な方法ですが、金利はほとんどつきません。「旅行の費用を貯める」という意味では、旅行積立を使うのも1つの手段でしょう。
旅行積立とは、簡単にまとめると
です。旅行代理店や航空会社、電鉄会社などで扱っています。金融機関に貯金として預けた場合と比べ、利率で計算した場合ずっとお得になるため、一定の人気を博している商品です。
しかし、利用にあたっては何かと注意が必要なのも事実なので、解説しましょう。
毎月引き落としが前提のプランが多い
扱っている会社によっても異なるので一概には言えませんが、旅行積立に関しては、「毎月一定額を支払元として指定された銀行口座から引き落とし、満期を迎えたら決まった額の旅行券(旅行代金に充当できる残高・ポイント)を発行する」という仕組みを採用している会社はやはり多いです。
つまり「今月と来月はちょっと出費が多くなりそうだから、旅行積立は一時お休みにしよう」というように、状況に応じて一時中断ということができない点には注意すべきでしょう。
一定期間の預け入れが条件になることも多い
これも扱っている会社によって異なるので一概には言えませんが、旅行積立は「1年間積み立てを続けると、1カ月分の積立額が上乗せされた金額の旅行券を受け取れる」などのように、積立期間が厳格に決められているのも珍しくありません。
会社によって得意分野・不得意分野がある
また、旅行積立はあくまで「積立を行った結果発行される旅行券(残高・ポイント)を使って、自社もしくはグループ会社である旅行代理店を通じ、旅行の手配してもらうこと」を目的として運営されているものです。
そのため、旅行積立で目標額が貯まったら「運営会社を通じて」旅行の手配をしなくてはいけません。
しかし、運営会社(旅行代理店や航空会社・電鉄会社)やグループ会社によっても
- 国内外のどのエリアに注力しているか(例:ハワイに強い、東北に提携施設を多数有しているなど)
- どんなアクティビティを手配できるか
- 航空会社であれば、就航都市がどのくらいあるか
- 手配できる宿泊施設の種類は豊富か
など、得意分野と不得意分野があるのが実情です。
家族旅行の強い味方!「旅貯金」って何?
ここまでの話をまとめると
- 住宅ローンの返済や教育費とは違い、家族旅行は生活必需品ではないため、どうしても費用の工面が後回しになりがち
- 旅行会社などが出している旅行積立も一長一短である
ことが「家族旅行が計画倒れに終わりがちな原因」として見えてきました。
そこで、今回はこの問題を解決すべく「思い出旅行と旅貯金(以下、旅貯金)」という便利なサービスをご紹介します。
お得な旅行費用積立アプリ
旅貯金とは、簡単にまとめると
です。「デパートの友の会」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
利用にはクレジットカードが必須
なお、積み立ては、クレジットカードから一定額を毎週引き落とす形で行われます。2021年9月現在、対応している国際ブランドは
- Visa
- Mastercard
- AmericanExpress
の3つです。
なお、これら3つのいずれかのマークがついているクレジットカードであっても、発行会社によっては対応していないケースもあります。
「旅貯金」が家族旅行の強い味方である5つの理由
次に「旅貯金」が家族旅行の強い味方である5つの理由について解説しましょう。
始めてすぐに積立額の2%がサービス額として付与される
運営会社によっても異なりますが、一般的に旅行積立は「一定期間(例:1年間)、一定金額を積み立て、満期を迎えた時に旅行券(もしくはポイント・残高)が発行される」という仕組みになっていることが多いです。
そのため「3カ月後くらいに、お得に旅行に行きたいな」など、短期間で旅行の費用を積み立てたい場合はやや不便でしょう。
しかし「旅貯金」であれば、積立を始めてからすぐに積立額の2%がサービス額として付与されます。極端な話「1カ月後に急遽休みが取れそうだから、ちょっとリッチなところに泊まりたい」という場合は、一度にまとまった額を預け入れて、すぐに旅行の手配をしてもらうという使い方も可能です。
大手旅行会社の旅行積立と比べてみました!
また、積立額に2%上乗せされるのがどれだけお得なのか、大手旅行会社が販売している旅行積立と比べて考えてみましょう。なお、この旅行積立のサービス額の年利換算は1.75%(単利月数計算)とのことです。
「毎月の積立額は10,000円とし、12カ月積み立てる」という条件で、旅行費用を積み立てると仮定します。結果は以下のようになりました。
項目 | 「旅貯金」 | A社 |
---|---|---|
積立総額 | 120,000円 | 120,000円 |
満期額 | 122,400円 | 121,137円 |
サービス額 | 2,400円 | 1,137円 |
サービス額がかなり違うのがわかるはずです。
積立ペースはいつでも変更可能
日々生活していると、臨時出費が発生するのも珍しくありません。
- 家族・親族・友人が結婚した場合のご祝儀や、不幸があった場合の香典などの冠婚葬祭費用
- 自分自身や家族が病気・ケガをした場合の療養費用
など、まとまったお金を一度に出さないといけない場面だって考えられます。そのような場合にまで、無理をして旅行費用を貯めようとするのはあまりおすすめできません。
「旅貯金」では、このような急激な家計の変動に合わせ、積立ペースをいつでも変更することが可能です。
好きな時に好きな分だけ使える
「旅貯金」を通じて積み立てた残高は、本来の目標期限が到来する前でも、全部または一部を切り崩して旅行の手配に使えます。
運営会社である株式会社ファーストスウェルの担当者様に聞いたところ「お客様の約8割に当たる方が、積立中でも一部を切り崩して旅行の手配をなさっている」とのことでした。
チャットで無料相談もできる
「旅貯金」の大きな強みとして「家族旅行に強い専門家がチャットを通じて相談に応じてくれる」ことが挙げられるでしょう。
同じ場所に旅行に行くにしても、カップルで行くのと家族で行くのとでは、求めるものが全く違うはずです。例えば、宿泊施設1つとっても
- カップルが記念日旅行をする
- 家族旅行として一家で出かける
場合とでは、候補に挙がるホテル・旅館は全く違ってくるでしょう。
カップルの場合は雰囲気を重視することになる一方で、家族旅行の場合は「子どもが飽きずに滞在でき、トラブルがあった場合は迅速な対応ができるか」を重視すべきだからです。
旅に関するあれこれを手配してくれる
「旅貯金」の運営会社である株式会社ファーストスウェルは、旅行会社で組織する業界団体の1つ・一般社団法人日本旅行業協会(JATA)にも正会員として加盟している旅行代理店です。
そのため
- ホテル・旅館などの宿泊施設
- 航空券
- 海外旅行保険
- 現地でのオプショナルツアー
など「旅行するために必要なもの」の手配を安心してお任せできます。
旅貯金「ハワイ積立」も要検討
なお「旅貯金」の姉妹サービスとして「旅貯金 ハワイ積立」があります。これは「ハワイ旅行に特化した積立サービス」です。
出典:ハワイ積立
- 積立額の3%(当面は期間限定で4%)がサービス額として上乗せされる
- 積立プランは15万円、30万円、50万円の3つ
と、これまで紹介してきた通常の「旅貯金」とは若干違う部分がありますが、基本的な仕組みは変わりありません。
運営会社の方にもお話を伺いました!
本来、筆者は旅行好きです。しかし、新型コロナ感染症の影響でなかなか思うように足を運べません。だからこそ「自由に旅行に行けるようになったら、またいろいろなところに出かけたい」と思っていたところ、今回の「旅貯金」に出会いました。
調べていくうちに「やっぱり、こういうサービスはあると助かるよね」と実感したくらい、旅行好きにはうれしいサービスです。
そこで運営会社である株式会社ファーストスウェルの代表取締役の池田誠一郎さんに
- なぜ、このようなサービスを作ろうと思ったのか
- どんな人に使ってほしいのか
の2点を中心に、お話を伺ってみました。
「家族旅行は後回し」のご家庭は多かった
まず「なぜ、このようなサービスを作ろうと思ったのか」という点について、お話を伺いました。
私は大学を卒業した後、日本国内の銀行に5年間勤務しました。主に、ファイナンシャルプランナーとして約3,000名以上ものお客様のご相談に対応してきたのですが、この経験を通じて1つ気づいたことがあります。
それは「家族ができると、家計が全く変わる」ということです。つまり、お子さんを授かると、出産費用やマイホーム取得費用、育児費用や将来の教育費の貯蓄なども含め、出ていくお金が一気に増えます。
併せて収入も増えるなら良いのですが、そうとは限らない以上、やはり支出を削ることは避けられません。やはり、何を削るのかが問題になります。その際、「生活に不可欠なものではないから」という理由で、旅行を含めた余暇・レジャーの費用を削るご意向をお持ちのお客様が多く見受けられました。
しかし「家族で旅行に行く」ということは、思い出を作るという意味でとても大事です。私自身にも、4人の子どもがいるので「思い出を作ることには、お金に換えられない価値がある」ということは実感しています。まとめると「家族にとっては大切な思い出作りの機会を、お金が工面できないために逃してしまう」という機会をどうにかして解消できないか、と思ったのがきっかけです。
スタバ貯金がきっかけに
次に「どんな人に使ってほしいのか」について、お話を伺いました。
私はもともと、大手コーヒーチェーンのスターバックスが大好きで、ちょくちょく店に立ち寄っては、1杯500円くらいする飲み物を買っていました。しかし、ある日ふと「1回500円程度なら、行ったつもりで貯金してみると結構貯まるのでは?」と思い、1年間続けたところ、約18万円貯まったのです。このお金を元手に、家族旅行に行くこともできました。
その後「毎回貯金するのはなかなか手間がかかるから、これを自動化して貯めることができて、しかもポイントも付けばかなり便利では?」と思い、事業化をするために起業しました。
お話した通り、私どもの「旅貯金」が生まれたきっかけはスタバ貯金です。つまり、1回の貯金額は少なくても、コツコツ続けていけば家族旅行の費用を賄えるほどの金額にはなります。これ自体、決して難しいことではないので「家族旅行に行けるうちに行っておきたい」と思う方に、気軽にチャレンジしていただきたいと思っています。
ちなみに、細かい部分まではお伝えできないのですが「旅貯金」のユーザー様の男女比は、男性3に対し、女性が7です。「コツコツ貯める」という点が、女性のユーザー様に好意的に受け入れられているのかもしれません。
また、時節柄今は難しいかもしれませんが、弊社は「旅貯金」の姉妹サービスとして、ハワイ旅行に特化した「旅貯金 ハワイ積立」も運営しております。
私自身が、ハワイの大学に通っていたことや、会社の名前もハワイにあるサーフィンの名所・ノースショアの波を元につけたことから、とても思い入れのあるサービスです。こちらも併せてご利用いただければと思います。
池田様、ありがとうございました。なお「旅貯金」のアプリは
- 公式Webサイト
- iOSの場合はApp Store
- Androidの場合はGoogle Play
からインストールできます。公式Webサイトにもより詳しい案内が掲載されているので、興味がある人は一度チェックしてみてくださいね。
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