貯金はいくらあればいいのか

女性40代 nina1231さん 40代/女性 解決済み

数年前に「老後2000万円問題」なんてものもありましたが、結局、貯金はいくらくらいあればいいのか知りたいです。家は持ち家でローンはありませんが、古い家なので修繕費などが定期的にかかります。子どもはまだ小さくて、教育費や養育費がまだまだかかります。今は私はパートをしていますが、子どもが保育園等に入ることになれば、フルタイムに近い時間帯で働きたいですし、小学校に入学すれば夫の扶養から外れて雇用保険に入れるくらいの稼ぎの仕事をしたいと思っています。私は体が動く限り働き続けたいと思っていますが、夫は早期退職したいくらいのようです。雇用保険に20年ほど入っていましたが、もともとの年収が高くなかったので年金はそんなにもらえないと思います。しかも私くらいの年代だと70歳くらいの支給になるのではと思っています。貯金が多い分には心配ないですが、最低限いくらくらいを何歳までに貯めておけば安心できるのか知りたいです。

3 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/04/06

こんにちは、婚活FP山本です。早速ですが、ご質問についてお伝えします。まず先般、確かに老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要です。仮にあなた様が40歳に近い年齢で、60歳まで20年ほど準備時間があるとすれば一年あたり200万円、月17万円ほど貯金が必要になります。もし貯金が不十分なら、ご意向とは逆に60歳を過ぎても働くことが必要です。強引に早期退職してしまえば、老後破産する可能性が高まります。なお、仮に働けても60歳以降は新卒並みの収入になることが多いので、なるべく60歳までに貯金準備しておくことが大切です。まずはしっかり知っておきましょう。

続けて、お伝えします。老後資金を気にしている多くの人が誤算に感じるお金が「教育費」です。教育費は、保育園から大卒までの合計で1400万円ほど必要になります。仮に出産直後から22年かけて準備するとすれば一年あたり約64万円、月5万円ほど貯金が必要です。上記の老後資金と合わせれば、少なくとも月22万円ほど貯金が必要といえます。またあなた様の場合は、定期的な修繕費のための貯金も上乗せで必要です。これは一般的に、正社員の共働き夫婦でも簡単には貯金できない金額といえます。今後もっと稼いでいく姿勢のようですが、たとえフルタイムでもパートでは大幅に足りないかもしれません。できれば就職を基本に、より収入アップできるよう努めていきましょう。

少し補足させて頂きます。もし就職が厳しい場合は、夫婦で「副業」をしていくのも一つの手段です。副業は、せいぜい月5万円も稼げれば良いほうですが、夫婦でやれば月10万円ほど稼げるかもしれません。また老後資金準備として、「資産運用」に取り組むのもおすすめです。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用できれば一年あたり約121万円、月10万円ほどで20年後に4000万円を準備できる計算になります。70歳まで働くことを想定し、30年後に3000万円を準備する考えなら一年あたり約45万円、月4万円ほどで足りる計算です。いずれにしても早期退職は厳しいかもしれませんが、将来的に困窮・家計破綻しないためにも、今からできる限りの備えをしていきましょう。

藤原 洋子 フジワラ ヨウコ
分野 老後のお金全般
60代前半    女性

全国

2021/04/06

ご連絡をいただきありがとうございます。ご質問の件について回答させていただきます。

”健康寿命”という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?健康寿命とは、生活習慣病など健康上の問題で日常生活を制限されることのない期間とWHOで定義されています。令和元年の平均寿命は、男性81,41歳、女性87,45歳となりますが、健康寿命との差は男性で約9年、女性は約13年の開きがあるようです。
いつまでも健康でいられるかどうかは、個人差によるところも大きいと思われますので、65歳までを目安に老後資金を貯めておかれるとご安心なのではないかと思います。退職金を受け取ることもできるでしょう。。住宅ローンがないとのことですので、今から家計管理をされて、必要な資金を準備されると良いでしょう。

総務省の調査によると、高齢になり年金生活を送るご夫婦のうち、無職世帯では平均約27万円の生活費がかかります。人生100年と言われる時代です。リタイアされて年金が主な収入となった後、不足すると思われる生活費は、貯めておく必要があるでしょう。令和元年の老齢厚生年金のひとりあたりの平均受給額は、男性16万4,770円、女性10万3,159円です。ご夫婦が平均的な受給額を超えるようなら、年金だけでも生活費は賄えそうです。老齢厚生年金の年金見込み額は、ねんきん定期便などで確認できます。

ご自宅の修繕費、医療費、介護費用などについて考えておきましょう。
一戸建ての修繕費は、建物や築年数、ご家族の事情などで大きく違いますが、アットホーム株式会社の調査によると、35年間で約560万円かかると言われています。修繕費を積み立てておきましょう。厚生労働省の調査によると、医療費は、一生涯に必要な費用の約6割である1577万円が65歳以上でかかるようです。100歳まで生きるとすると月に3.8万円です。個人差がありますし、公的医療保険や高額療養費制度を利用できますから、実際にはもっと自己負担は抑えられますが、注意しておきたい費目です。介護が必要になる場合の費用は、こちらも個人によって違いはあり上限も定められていますが、生命保険文化センターに調査では、平均的な介護期間にかかる費用は一人あたり約500万円になります。

預貯金と同時に、政府が行っている、iDeCo、NISA・つみたてNISAなど税金面で優遇される制度を利用されてはいかがでしょうか。毎年の定期検診を受けるなど健康管理にも気を付けて、早めに貯めていきましょう。

齋藤 岳志 サイトウ タケシ
分野 老後のお金全般
40代後半    男性

東京都 神奈川県

2021/04/13

nina1231さん、はじめまして。
ご相談内容、拝読させて頂きました。

将来に備えて、貯金がいくらあれば安心か?
ご不安に感じるお気持ち良く分かります。

ただ、実際の所、いくらあれば安心という
決まった金額はありません。

なぜなら、みなさんそれぞれに生活のスタイルが
異なるからです。

これでは元も子もないので、考え方のヒントを
1つお伝えさせて頂ければと思います。

誕生日の月に届く、「ねんきん定期便」という書類は
目を通されたことはありますか?

相談内容にも書かれているように、70歳からの支給に
なるかもしれませんし、制度が今後どのようになるかも
不明確ではありますが、「現時点でもらえる予定の年金額」
が記載されている書類です。

そこに、昨年の誕生日の時と比べて、この1年でいくら増えた
という内容も記載されています。

例えば、昨年と今年のもらえる年金予定金額に2万円の差が
あったとして、65歳まで残り20年だとしたら、単純計算には
なりますが、もらえる見込み予定金額は、約40万円増える
見込というイメージになります。

あくまでも、今の働き方を変えないとした場合、というのが
前提になる点だけは、踏まえてご確認下さい。

おふたりのねんきん定期便を見て、もらえる予定の見込み額が
仮に、毎月20万円だったとします。

将来の支出に関しては、よく言われるのは、現役時代の
約70%とか、生命保険文化センターの平均値では月26万円
などと言われています。

支出に関しては、旦那様ともお話になられて、おおよそ
いくらくらいかを考えてみて下さい。

ここでは分かりやすくするために、先ほどの平均値
26万を取り上げてみます。

年金でもらえる見込み収入が 月に20万円
支出の見込みが 月に26万円

だとすると、毎月マイナス6万円、年間でマイナス72万円
人生100年時代として、65歳~100歳までの35年と仮定すると
72×35=約2,500万円不足するというイメージになります。

このように、年金の見込み収入と将来の見込み支出を
考えて頂き、そこで出てきた差額、この分を、貯蓄や
運用で準備していく、という考え方をして頂くと、
いくら貯めればよいか、という1つの目標も見えて、
少しは心配なお気持ちも和らぐのではないか、と思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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