老後資金はいくらあればよいのでしょうか?

女性60代 mamynaさん 60代/女性 解決済み

現在57歳の無職、女性です。昨年末に癌にかなってしまい仕事を退職しました。夫60歳、社会人の子供2人と暮らしています。子供2人の大学の学費が高額だったのと、家のローンで貯金は少なく、夫婦であと8年は働いて老後資金を貯める予定でした。私が仕事を辞めたことで、8年で入ってくる予定だったお金2500万円程度がなくなってしまいました。現在は、抗がん剤治療のため、今後仕事ができるかどうかはまだ不明です。子供たちからは月々3万円ずつ家に入れてもらっています。家のローンはありませんが、実家の母に借りた800万円を返済中のため、子供たちからの6万円は母への返済用に充てています。主人は65歳まで働く予定ですが、勤務している会社が毎年倒産しそうだそうです。年金までの間、主人の収入だけで貯金を少しでも増やしたいですが、一体老後資金はいくらあればよいのでしょうか?ネットなどで検索すると、とんでもない値段を書いていますが、普通のサラリーマンには無理な金額だと思います。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/06/04

まずは、統計上から、老後の必要資金をみていきましょう。
高齢夫婦無職世帯2人(夫65歳以上、妻60歳以上)の老後に必要な資金は、生命保険文化センターの調査によりますと、最低必要生活費で月22万円、ゆとりある生活費で月36万円と言われています。また、総務省調査によりますと、夫婦2人の年金受給額の平均(2019年)は、21.7万円/月となっています。

よって、計算上では、最低必要生活費で暮らす場合、
21.7万円/月(年金受給額平均)-22万円/月(最低必要生活費)×25年(65~90歳)=約90万円必要
となります。
同様に、ゆとりある生活費で暮らす場合、
21.7万円/月(年金受給額平均)-36万円/月(50代の生活レベル)×25年(65~90歳)=約4290万円必要
となります。

老後資金はいくらあれば良いでしょうか、ということですが、老後の必要資金はバラバラです。まずは、自分の生活レベルを決めることです。老後資金の本質は、実はお金ではありません。なぜならば、生活レベルによって老後3000万円必要な人も、5000万円必要な人もいるからです。あれも必要、これも必要であれば、どんどん準備すべき老後資金は増えていきます。

統計上の平均額は、あくまで参考としましょう。まずは、生活費において、自分の現在の生活水準を基準に、定年後の生活費にいくら必要か計算することです。なお、もし、家計簿をつけていないのなら、家計簿をつけることで、自分の生活に基づいた収支の計画とその実態の把握ができるでしょう。無駄な出費に気づくかもしれません。

なお、家のローンがないということは、大きな安心といえるでしょう。なぜならば、戸建てですと、今後の支払いが固定資産税のみですし、マンションの場合は管理費と修繕積立金のみだからです。また、お子様2人を立派に育てたことも、今後の教育費もかからず安心といえるでしょう。

次に、65歳からもらえるおニ人の年金額を把握しておきましょう。毎年、誕生月に、日本年金機構から通常ハガキで送られてくる「ねんきん定期便」で確認できます。年金見込額は、ハガキ裏面の「3.老後年金の種類と見込額(年額)」に記載されています。また、日本年金機構のホームページ(ねんきんネット)に登録すると、受け取れる年金の見込額を試算したり、年金加入履歴を確認できます。

おおよそでも、「お二人の年金受給見込額/月-生活費必要額/月(必要生活費)×25年(65~90歳)」を計算してみたらいかがでしょうか。

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