老後の生活資金のための資産運用

男性50代 chihiro999さん 50代/男性 解決済み

老後の生活資金のための資産運用を考えていますが、iDeCoがよいのか、積み立てNISAが良いのか、あるいはその他の投資信託やFXのような商品が良いのか、とにかく金融商品は種類が多く、どれを選んだら良いのか入り口の時点で立ち止まってしまう感じです。色々なWebサイトを見て勉強していますが、結局の所どの商品も元本保証ではないので、そもそも資産運用せずにただ貯金をしていたほうがよいのではないかという気がしないでもなく、そういう根本的疑問に答えてくれるような存在を探しています。また、iDeCoはとても条件が良いとのことですが60歳まで引き出すことができないので、それほど資金がない場合、積み立てNISAとの組み合わせをどのように行ったら良いのか悩ましいところです。投資に用いる個人的な時間もコストのうちと考えており、そういったトータルでの効率がよくなるような資産運用の方法について、フィナンシャルプランナーに相談する機会があればありがたく存じます。

2 名の専門家が回答しています

小松 康之 コマツ ヤスユキ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
60代前半    男性

東京都 神奈川県

2021/05/07

ご質問いただき、ありがとうございます。
まず、iDeCoや積み立てNISAというのは、投資に関する税制の1つで、前者は掛金が所得控除になりかつ運用益などに税金がかからない制度、後者は運用益などに税金がかからないだけの制度です。
さて、投資の方法は実に多く存在します。株、投資信託、FX、仮想通貨など様々です。そして、おっしゃる通り、どの方法であっても元本は保証されません。しかし、現金預金で持ち続けるのは、インフレ時にその価値が目減りしてしまい、結局損することになります。しかも、現在預金には利息がほぼつかないので、全然増えません。
投資が必要な理由は、まさにインフレリスクに備えるためであります。ただ、生活に必要な資金まで投資に回すと、今度は生活が出来ませんので、余剰資金の一部を投資に回すようにしましょう。
iDeCoや積み立てNISAの使い方ですが、近い将来大きな出費が予想される時期には積み立てNISAを使い、子供が社会人になるなどして大きな出費がなさそうなら、iDeCoで老後資金の一部を積み立てるようにしましょう。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/05/10

老後の為の資産形成を目的とするのであればiDeCoをメインとした運用がベターです。

「60歳以降まで引き出せないこと」をデメリットと捉え、iDeCoの活用を躊躇する人が多いのですが、「引き出せない=使うことがない=自然に貯まっている」となりますのでセーフティーネットと考えることもできます。運用については確かに元本保証の商品は少なく、魅力的な商品はありません。しかし、リスクのない商品はリターンもありません、リスクとリターンは表裏一体だからです。今後は一定以上のリターンを追求する必要があると考えます。新型コロナから経済や生活を守るため各国政府は量的金融緩和(お金のバラまき)を行いました。日本では10万円の定額給付金がそれに当たります。バラまいたことでお金の流通量が増えます。流通量=供給量が増えると価値は下がります。お金の価値が下がる=モノの価値が上がる、近い将来インフレが起きる可能性が高くなっています。預貯金していてもお金の価値が下がれば、投資で損したことと実質的に同じことになってしまいます。インフレ率より高い運用しないと、お金は減ってしまいます。

運用にはゴールが必要です。ゴールとは「何の目的で、いつまでにいくら貯めたいか」を決めることです。例えば、「子供の大学資金として、末子が18歳になるまでに500万円貯める」がゴールであれば、iDeCoを使って運用しようとは思わないはずです、それは60歳まで引き出せないからです。この場合はつみたてNISAが活用すべき制度となります。つまり、目的によって使うべき制度が違ってくるということです。両制度とも「長期・積立・分散」をメインとしています。iDeCoの場合は最低月額が5000円と決まっていますが、少額でも長く、コツコツ積み立てることで大きな資金とすることも可能です。当然、両方の制度を併用することもできます。それぞれの比率は目的の優先度や限度額などによって任意で設定してください。

iDeCoもつみたてNISAも投資対象商品は投資信託になる可能性が高いと思います(つみたてNISAの場合、運用対象は投資信託に限定されています)。ちなみに、FXは投資の対象ではありません、投機(ギャンブルに近いもの)の対象です。実は運用銘柄もゴールが決まれば自ずと絞られてきます。計算で「ゴールを達成するために5%に利回りが必要」となったのに利回り1%の商品で運用することは考えないと思います。5%の運用利回りが可能な商品でリスクやコストを考慮して最終的に決定するのではないでしょうか。

資産運用で大切なことは、「ゴールを明確に設定すること」と「早く始めて、長く続けて途中で止めないこと」です。

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