2021/05/17

遠い場所にある実家を相続したが、どうすればいいですか?

男性50代 windyさん 50代/男性 解決済み

親が亡くなり、実家の土地と建物を相続しました。実家は福島県にありますが、私は埼玉県に住んでいます。実家は市街地調整区域にあり、土地は広いですが建物は築60年ほどで、貸家として貸すには中途半端な築年数。取り壊して更地にするにも500万円くらいかかると言われ、放置してあります。

お聞きしたいことは、(1)空き家にして放置して置いた場合の維持費(税金やメンテナンス代など)、(2)更地にして駐車場などにした場合の収入と税金、(3)売却した際の収入と税金、この3つを比較し、どれが一番メリットが大きいかです。

私としては実家に戻る予定はないため、できるだけ手間をかけることなく、経済的なメリットだけを受けとりたいと考えています。

1 名の専門家が回答しています

辻村 洋子 ツジムラ ヨウコ
分野 相続・介護
60代前半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/05/22

ご質問ありがとうございます。

まず不動産比較サイトで売却価格の査定をされることをお勧めします。
お住まいから離れた土地でもネットで簡単に査定してもらえます。
そして市街化調整区域は利便性が低いので、市街化調整区域に強い不動産会社を選ぶことが重要です。

以下7つの条件に当てはまる家を相続された場合、相続の開始があった日から3年を経過する日の属する年の
12月31日までに売却する、かつ売却代金が1億円以下であれば、売却益があっても3000万円の控除が受けられます。

【空き家に係る譲渡所得の特別控除の特例-7つの条件】
1. 相続の開始の直前において被相続人の居住の用に供されていたものであること
2. 相続の開始の直前において当該被相続人以外に居住をしていた者がいなかったものであること
3. 昭和56年5月31日以前に建築された家屋(区分所有建築物を除く)であること
4. 相続の時から譲渡の時まで事業の用、貸付けの用又は居住の用に供されていたことがないこと
5. 相続日から起算して3年を経過する日の属する年の12月31日まで、かつ、特例の適用期間である
 2016年4月1日から2023年12月31日までに譲渡すること
6. 譲渡価額が1億円以下
7. 家屋を譲渡する場合、当該譲渡時において、当該家屋が現行の耐震基準に適合するも のであること、
 または解体されていること

 ※なお、要介護認定等を受けて老人ホーム等に入所するなど、特定の事由により相続の開始の直前に
  おいて被相続人の居住の用に供されていなかった場合で、一定の要件を満たすときは、その居住の
  用に供されなくなる直前まで被相続人の居住の用に供されていた家屋(以下「従前居住用家屋」
  といいます。)は被相続人居住用家屋に該当します

更地にして駐車場などにしたり、家を賃貸にした場合は、この3000万円の控除が受けられなくなりますので
ご注意ください。しかも駐車場にすると固定資産税が跳ね上がる可能性があります。

また、今後数年以内に相続登記が義務化され、相続人に土地の取得を知った日から3年以内に登記申請しなければ
10万円以下の過料が科せられるようになります。

放置していても当然に固定資産税は支払わなければいけませんし、特定空き家に指定されれば、固定資産税は
6倍になると言われています。

以上のことを踏まえて、まずは売却価格の査定をしてもらってください。
そのうえでご実家をどうすれば一番いいかお決めになってくださいね❣

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2021/06/22

知って得する最新相続介護情報

両親の介護や相続に関して、現実的にどうするのがベストなのかよく分からないままあっという間に時だけが過ぎていく中で、一抹のの不安を常日頃から持ち続けています。例えば、もしも両親が認知症になったら、病弱になり寝込んでしまったら、大病になり入院してしまったらなど、現実としてはいつ起きてもおかしくない状況下でありながら、現状、私自身が何の情報もなく、余りにも無知であるが故に、不安しかないのが今の現実で、どうにか改善したいと思っています。又、相続に関しても、両親と敷地内同居していて、それなりの不動産も所持していますが、もしも両親が居なくなった後、一体どのような経営をすべきなのか、又、子供達もまだまだ学生で、お金もかかり何をどうすれば良いのか?不安は尽きません。

男性50代前半 ラブリー二項定理さん 50代前半/男性 解決済み
小島 孝治 1名が回答
2021/05/27

生活資金と親の老後

2021年の秋より1年留学をすることが決まっており、それに向けて資金を貯めています。留学資金自体は、生活費も含め、余裕があるとは決して言えないですが貯まってきました。しかし、卒業後に日本で生活する余力分まではありません。親の収入が十分にあるため、頼ろうと思えば頼れるところですが、30歳を目前にして親の脛をかじるのも憚られます。今余裕があっても、今後どうなるかはわからないところですし。留学を今さら取りやめることはしないですが、留学まで、留学中にコツコツと貯められる資産形成の方法はないでしょうか。

女性20代後半 いちごさん 20代後半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答
2021/07/28

持ち家の相続について意見をもらいたい

地方居住者、持ち家(一戸建て)、子は二人(それぞれ結婚していて、東京在住)。相続についての悩みがあります。現在私共が生活している家は、配偶者との共有財産です。どちらかが先に亡くなることになるとしたら、その時、家をどうするのが良いのか、考えております。残った方が家を相続するのがいいのか、子のどちらかに相続するのが良いのか、子に分けるのが良いのか、と三択で考えておりますが、もっと良い選択肢がないものでしょうか?世間一般では、どのようにされているのか、ご意見をいただければ、幸いです。

女性60代前半 やすこうのさん 60代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答
2021/03/09

両親名義の株式、引き継ぐ際の注意点は?

今、父親名義、さらに母親名義でも株式を所有しています。お互いが年齢も高くなり、相続についてそろそろ考えています。子供の代に引き継ぐにあたり、もっとも負担が少ない、かつ手続きが楽な方法がわかれば幸いです。

男性40代後半 tammnoさん 40代後半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答
2021/06/25

父の相続の件で身内でもめないで済む方法

私には80歳を過ぎた父親がおり、母の死後に再婚しています。父は、再婚した相手に子供達と同じ金額ずつで分けてくれと話しておいたから大丈夫だと言っています。実際、私は父の再婚相手に面識がありますが、人間性がどうかもわからないし、お金が絡んだ場合に人間がどう変わるかも想像がつきません。そのため、父にきちんと遺言書を書いてほしいと思っていますが、父は激昂しやすいタイプのため、なかなか切り出せずにいます。実際に兄弟が父に遺言の話を切り出した時にものすごく激昂したらしいので、相当慎重にそういう話をすべきだと思っています。公正証書のような形でしっかりとした内容の遺言書を作成してもらいたいと伝えるべきなのかと最近思っています。人間だれしも自分の死後の事について準備してくれと言われたくはないと思うので、どうやって父の気分を害さないように伝えればいいのでしょうか?皆さん、同じような悩みを抱えていらっしゃると思うので、良い方法がわかりましたら是非教えていただきたいと思います。

女性50代前半 みなちゃんさん 50代前半/女性 解決済み
小島 孝治 1名が回答