今のうちからやっておくとよいのは、①遺産となる財産の全体像を知る。②相続人がご両親と3人兄弟以外にいないか確認する。③親が遺産をどのように分けるつもりなのか、相続人を交えて話し合う。④配分が決まったら、どうしたら相続税が一番節税できるか方法を検討する。⑤内容を遺言書に残しておく。ということになります。
このうち②ですが、亡くなった後、生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本を全部取り寄せて、隠れた相続人が出てこないか(隠し子など)確認することになります。今の時点では兄弟以外に相続人がいないか一応聞いておかれると良いかもしれません。③は可能であれば、やっておいたほうがあとで揉める可能性が大幅に減ります。不動産と現金が両方あり、不動産も分割しやすい物件であれば、配分を決めるのにそれほど苦労はしません。しかし、家付きの不動産以外にあまり分けられる現金がない場合は、分割しにくく、不動産を売ったお金を分ける以外分割方法がない場合も少なくありません。④の相続税の節税は、相続する財産の内容、相続人の数などによって生前贈与や様々な特例等を活用して行います。これは事例により最適な方法が異なる専門的な作業になります。以上が固まったら、遺言書を作っておくとよいでしょう。公証役場で公正証書遺言を作成しておけば、内容が不備で無効になることもないですし、紛失の心配もないので安心です。
1 名の専門家が回答しています
関連する質問
今後体が動かなく様な状態になった時の生活の仕方
障害者の私が今後一人で生活をしていくために、不安がたくさんあります。今は自分一人で、何とか生活することができていますが,加齢とともに、体の動きも悪くなってくるようですので、この先のことが世手も心配です、娘も独立して遠くに嫁いでいますので、急にということはできません、もしもの時に、残された今住んでいる家のことも心配です、資産として畑も少しあります、相続のことも心配しています。相続を、放棄しても問題のないようなものしかないのですが、あとのことの心配は尽きることはありません、一番自分のことが心配です、自分が自由に体が動かなくなる時は来るのだと思います、その時に、どの様に、介護を受ければよいのか、すぐに介護を受けることができるのか、とても心配なことばかり、お金があるわけでもないので、余計に心配なことが多いのかもしれません。


相続一般で準備しておいたほうがいいこと
現在、実母がサービス付き高齢者住宅で一人住まいをしています。私は3人兄弟で、介護については分担していますが、介護や相続発生後の思惑に齟齬があります。母の生活費や介護費用については、母の貯蓄で賄っていますが、近い将来我々兄弟が分担することになります。そのころには兄弟全員が高齢者の仲間入りをすることになり、自分たちの介護や生活費の心配をすることになり、経済的な不安が払しょくできません。私は、2年前に定年退職して、個人年金と貯蓄で生活しています。厚生年金を年末から、基礎年金を再来年から受給することになっていますが、母の介護費用を考えると、私と妻の生活に経済的な不安があります。今からでもできる運用なども考えることがありますが、なかなか踏み切ることができません。


墓じまいについて
現在私は実家に両親と一緒に住んでいます。親も高齢なので相続について1つ悩んでいることがあります。お墓を2件分の持っているということです。1件は父方の、要は私の実家のお墓ということです。もう1件は母方のお墓です。母は「私の家の分は墓じまいをする」と言っているのですが、母の姉妹からは反対されています。理由はお金がかかるから。確かに少し調べただけでも100万円弱はかかってしまうので、母だけの出費だと結構な負担になります。姉妹は出すつもりがないので、反対しているのだと思いますが、そもそも出してもらうつもりはないのです。ですが、このまま残しておいた方が後々のトラブルの原因にならないのでしょうか?


実家の相続について
私は一人娘です。将来、実家を相続するべきかどうか迷っています。実家は都内の下町にあります。というのも、実家は家自体は所有していますが、土地は借地なので、数年毎に借地権の更新をしなければなりません。もう実家は古いので、仮に相続した場合、建て替える必要があります。そこで問題となるのは借地であるということです。今の地主さんはこのままの形態を続けたいそうですが、もし代替わりをして、土地をもう貸さない等という事になった場合、折角建て替えたとしても、無駄になってしまうのではないのか?という心配があります。また、もう一つの案としては、実家を借家かアパートにして、他人に貸す事も考えているのですが、実際借地に建てたものを他人に貸すことは可能なのでしょうか?それを含め、相続すべきか手放すべきかアドバイスをお願いいたします。


配偶者が一人になっても困窮しないような相続対策について
主人が再婚で成人した子どもが一人います。幼いころに離婚し、今は連絡等も取れず、会ったこともない状態です。二人の間には子どもがいません。あまり資産がなく、年齢的にも今から大きな資産を作ることも難しく、どちらが先立った場合でも生活が困窮しないようにするための対策が知りたいです。一応、二人で話し合って自筆の遺言書を用意し、自宅で管理しています。主人の子どもと私の両親に対しては遺留分程度が、残りすべては配偶者へを相続するように書いています。かなうならば、二人ともが亡くなってから主人の子どもへ相続が行くようにすることが希望なのですが、そのような方法はありますでしょうか?また遺言書は公共の機関に預けた方が良いでしょうか?

