早期の年金受給で、どこまで年金額に違いがあるのでしょうか

男性50代 hidemagaさん 50代/男性 解決済み

私は20代前半から40代前半まで、普通に会社勤務していました。
その後フリーランスに転身して、現在に至ります。
ご質問したいのは、年金の受給開始についてです。
現在の状況としては収入が安定せず、貯金のような資産も不十分です。
将来的な不安を抱えているため、年金の受給開始時期を60歳からにしたいと考えています。
知り合いにそのことを相談すると、「将来受け取る金額が少なくなるから、できればやめた方がいいのでは」と言われました。
しかし、私は未婚の一人暮らしで、子供もいません。
自宅も一応持ち家で、月々にかかる生活費は少なく、たとえ受給金額が減っても問題はないと思っています。
しかしそう言われてみると不安になり、ご相談したいと思いました。
60歳からの受給と通常の65歳からとでは、そこまで大きく受給金額に影響があるのでしょうか。
もちろん受給年月が経てば経つほど、総額にした場合は少なくなると思いますが、例えば75歳程度の段階で受け取りの総額で差がついているのかどうかなど、知りたいと思っています。
また、通常より早く受給する場合には、通常の手続き以外に、何か別の手続きのようなものが必要なのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

福嶋 淳裕 フクシマ アツヒロ
分野 年金・個人年金・iDeco
60代前半    男性

千葉県 東京都

2021/03/09

会社員だった期間があるとのことですので、厚生年金に加入していらっしゃったものとして回答します。

1. どのような年金を受け取れるか?
「老齢基礎年金(すべての国民向け)」と「老齢厚生年金(会社員や公務員向け)」という2種類の年金を国(厚生労働省)から受け取れます。

2. いつから受け取れるか?
60歳から70歳までの間に本人が決めて請求します。
原則は65歳であり、受け取り開始を早めると振り込まれる年金は減額され、遅らせると増額されます。
なお、2022年4月から、受け取り開始時期が「60歳から75歳までの間」に拡大されます。

3. いくらくらい受け取れるか?
50歳以上の方に届く「ねんきん定期便」には、65歳に受け取りを開始する前提で、かなり正確な年金の受け取り予想額が記載されていますので、注意書きとともにご確認ください。

4. 受け取り開始を早めたり遅らせたりすると、年金額はどれくらい変わるのか?
受け取り開始は65歳が原則ですが、1カ月早めるごとに年金額は0.5%ずつ減っていきます。
受け取り開始を仮に60歳とすると、年金額は0.5(%)×60(月)= 30%減ります。
1年遅らせて66歳から受け取りを開始する場合、年金額は8.4%増えます。
その後も遅らせる場合は、1カ月遅らせるごとに0.7%ずつ増えていきます。
受け取り開始を仮に70歳とすると、年金額を0.7(%)×60(月)= 42%増やせます。

なお、原則の65歳よりも早く受け取りを開始したい場合の手続きは、事前に最寄りの年金事務所にご相談ください。

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