不動産を購入するかどうかについて

女性30代 KSさん 30代/女性 解決済み

コロナの影響で年収も100万円ほど下がり、約300万円程度となりました。結婚の可能性もかなり低いので、このまま一馬力で生活していくとすると、住まいを賃貸のままにしておいていいのか悩んでいます。購入に踏み切るとしても、年収も高くないので住宅ローンを組めるのかも不安です。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
60代後半    男性

東京都

2021/06/03

まず、家を買うのは、一般的にライフスタイルが固まる35歳以降がおすすめです。それまでは、賃貸に住みながらお金を貯めるのが良いかもしれません。一概には言えませんが、35歳前に家を買うのは早すぎるかもしれません。理由は次の通りです。

1.貯金が少ないため、住宅ローンを借り過ぎることになり、その後の生活がローンの返済で苦しくなる。
2.ライフスタイルが固まっていない場合が多い。今の価値観や暮らしに合う物件を買っても数年後には合わなくなって住みにくくなる可能性がある。
3.物件を見る目がまだないので、すすめられるままに、割高の新築物件を買ってしまう。そういう物件はすぐに値下がりする。

次に、買える家の値段についてみてみましょう。
買える値段は、税込み年収の5倍が目安です。年収300万円なら、目安として、1500万円前後の家を探すことです。

また、家を買うときの主な心得、注意点をみていきましょう。

①頭金(最初に現金で支払う家の値段の一部)の額ですが、価格の最低20%を準備するのが良いでしょう。残りの80%が住宅ローンになります。実際には全額を貸してくれる金融機関もありますが、頭金がゼロで借りることができるようになったとしても、頭金は必ず用意しましょう。長い返済期間には何が起こるかわかりません。万一、収入減や失業などにより、返済が困難になり、家を売却しようと思ったとき、頭金がゼロで購入していると、売りたくても売れない状況に陥りやすいのです。

②貯めるのは、頭金だけでは足りません。家を買う時は、金融機関への手数料や登記費用などがかかります。新築でだいたい5~7%、中古を買うなら10%を見ておきましょう。頭金の20%と合わせると、家の価格の25%~30%の現金が必要ということになります。

③住宅ローンは、税込み年収の4倍までとしましょう。世帯年収300万円なら住宅ローンは1200万円までです。銀行は年収の、7倍、8倍も貸すことがあるので気をつけましょう。
ちなみに、某企業の調査によりますと、年収300万円台で借りられる住宅ローンは、1725万円(中央値)。年収400万円台では、2630万円(中央値)となっています。なお、これらはあくまでも目安であり、購入物件や金融機関ごとに条件が異なります。また、年収のみならず、雇用形態、勤続年数などの要素も審査に反映されます。

④毎月の返済は、手取り収入の25%以下に抑えましょう。なぜならば、返済が25%を超えると、毎日の暮らしが苦しくなり、貯金ができなくなる可能性があるからです。

⑤住宅ローンは退職までに払い終える計画にしましょう。退職後収入がなくなり年金生活に入ると、毎月の返済が苦しくなるからです。

住宅は、人生で一番大きい買い物です。資金計画も物件選びも、計画的に行い、自分が納得のいく住まいをみつけましょう。

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