貯金などの資産をうまく運用する方法を教えてください。

男性20代 ごんごんさん 20代/男性 解決済み

今まで稼いできたお金を貯金としてずっと貯めているのですが、老後のことなどを考えると、このまま貯金をしていてよいのか不安です。よくテレビや本などで貯金をしているだけではお金は増えることは絶対にないので、貯金するくらいなら運用をした方が良い。と聞きます。しかし、資産運用について何も知らないので、どのように運用すればいいのかすらも分かりません。また、運用して失敗したらお金が無くなるのではないのか?という不安もあります。なので、初心者はどのように資産運用をすれば良いのか簡単な部分から具体的に教えて頂きたいです。または、何も知らない人は資産運用などはせずに他の方法で資産を動かしたほうが良いのか教えて頂きたいです。

2 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 その他資産運用
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/07

今後、物価が上昇に転じインフレ率が上がることになれば現金や預貯金の価値は実質目減りすることになります。特に、新型コロナの影響で日本を含めた各国が量的金融緩和策(バラマキ)を行ったために、その確率はここ数年で一番高くなっています。インフレ率上昇に備える意味でも預貯金だけでは不安材料となります。

では、今まで投資や運用の経験のない人が行うべき投資手法は「長期・積立・分散」投資、10~20年以上の長期に渡って、毎月一定額を積み立てる方法です。積立投資の基本となるドルコスト平均法は「値動きやタイミング等に関係なく一定日に特定の銘柄を買い付ける方法」で、これを長期で行うことで元本割れを含めた様々なリスクを軽減する効果が期待できます。
ドルコスト平均法のイメージとしては、
「毎月1万円でレモンを買い貯めるとします。レモン1個が100円の時、1万円分買うと100個買うことができます。1か月後、レモン1個の値段が50円に値下がったら1万円で200個買うことができます。レモンの数量は合計300個です。その1か月後、レモンの値段は下落を続け、1個20円まで値下がりました。この時は500個のレモンを買うことができます。レモンは全部で800個あります。4か月後、レモンの価格が50円まで戻りました。この時は200個買うことができます。4か月でレモンをトータルで1,000個仕入れ、使ったお金は4万円です。この時点で持っているレモンすべてを売ったとすると5万円(50円×1,000個)になります。レモンの値段は最初の100円に戻っていませんが、1万円の利益となります。
このレモンを株式や投資信託に読み替えれば、イメージできると思います。

この手法による運用対象銘柄は、短期では値動きが大きく、長期では右肩上がりとなる商品がベストとなります。その代表は株式になります。株そのものには価値があり、企業の業績成長に伴って価値が上昇するからです。株式投資信託も同様になります。

老後の資産形成が目的であればiDeCoが使えます。その他の目的であればつみたてNISA等が活用可能となります。まずは投資・運用の目的を決めてから行動を起こすことが重要です。

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 その他資産運用
60代後半    男性

東京都

2021/06/07

ちなみに、老後資金の目標を2000万円貯めるとすると、仮にゼロから毎月5万円ずつ貯めても約33年ほどかかります。かといって増やそうにも低金利の時代ですから、お金を銀行に預けるだけでは増えません。

そこで絶対に取り組んでいただきたいのが、お金を増やす投資です。確かに投資には元本割れのリスクがあります。しかし、投資の基本である「①長期・②積立・③分散投資」を進めることで、そのリスクを軽減できる可能性があります。
もはや誰でも投資が必要な時代です。より確実な方法を知り、取り組むことで、老後は変わってくるでしょう。

これから投資をするなら、株式投資、為替、FXなど様々な商品がありますが、初心者はローリスク・ローリターンの投資信託がおすすめです。ある程度のリスクはあるものの、専門家に運用を任せるので、投資知識がない初心者でもはじめやすいといえます。

投資信託は、株や債券などの金融商品の詰め合わせのようなものです。買うだけで③分散投資ができますし、①長期にわたって、一定額ずつ③積立ていくことができるのです。つまり、投資信託だけで、老後資金(ちなみに2000万円)を目指す準備ができるのです。また、この投資信託を、税金をお得にできる(1)iDeCoと(2)つみたてNISAという制度を使って買うのがおすすめです。

たとえば、(1)iDeCoと(2)つみたてNISAに、合計毎月5万円投資して年利4%が達成できれば、これから19年で2000万円に一気に近づけます。
(例)(1)iDeCoに月2万円、(2)つみたてNISAに月3万円ずつ19年間投資し、年利4%が得られた場合の合計額
⇒<積立金額(内元本)>1703万3632円(内元本1140万円)+<iDeCoの節税額(掛金が全額控除:所得税率20%・住民税10%として計算)>136万8000円=合計1840万1632円

次に、(1)iDeCoと(2)つみたてNISAの基本についてみていきましょう。
(1)iDeCoは掛金の全額が所得控除、運用益が非課税となるため、運用によって利益がでなくても、上記例のように、節税効果で銀行預金に寝かせておくよりは、はるかにお得です。ただし、60歳まで引き出せないというデメリットがあります。
(2)つみたてNISAは、運用益が非課税で、いつでも引き出しができます。対象商品は、金融庁が定めた「手数料が安いもの」に限られます。

まずは、ネット上から、ネット証券会社(SBI証券、楽天証券など)に専用口座を開くことをおすすめします。そして、少額から投資(つみたてNISAは毎月100円から、iDeCoは毎月5000円から投資が可能)をしてみたらいかがでしょうか。また、商品を迷うなら、インデクス型のバランス型を選ぶと良いでしょう。
実践することで、自然と、投資能力が磨かれます。習うより慣れろです。慣れてきたら、徐々に、金額をアップしていけば良いでしょう。また、マイナスになることも、プラスなることもありうることを理解し、自分にあった運用商品を見つけることが肝要です。
「長期、分散、積立て」の原則にしたがうことで、より良い結果をもたらしてくれるでしょう。

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