今まで掛けてきた保険を損をさせずに解約・乗り換える時に気を付けたいこと

女性50代 あこさん 50代/女性 解決済み

結婚20年、大学生・中学生の子供2人・主人の母と暮らしています。結婚する際に義母の紹介で夫婦ともに契約した生命保険がいくつかあります。20年前ですので今のような「入院1日目から保障」や「高度先進医療特約」などのプランはありません。夫婦2人とも50代、病院にかかることも増え、健康に対する不安もあります。今までかけてきた保険料を無駄にすることなく、今の実情に応じた保険に乗り換えたいと思っています。またこれから先、まだまだ子どもに教育資金もかかるため学資保険のようなものも合わせては入れれば、とも考えています。主人、私、子どもそれぞれに応じた保障内容でかつお得に加入できるプランがあれば教えて頂きたいです。

2 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 生命保険・終身保険
50代前半    男性

全国

2021/06/18

そもそも保険は損得で考えるべきものではありませんが、あえて申し上げれば、保険に入ること自体が、損する可能性が極めて高いといえます。

なぜなら、保険会社の運営費用として差し引かれる金額があまりにも大きいからです。

ですから、保険には入らないに越したことはありません。

生きていく上でのリスクに備えるためには預貯金等で備えることが基本であり、それが難しい場合に限り必要最低限で保険に加入してください。

ご質問に記載された内容だけでは具体的なプランをご提示することは困難ですが、一般的には、下のお子さんが独立されるまでの期間を目安に、働き手に万一があった場合の生活費を保障する保険に掛け捨てで入っておかれれば十分でしょう。

例えば期間10年、死亡保障1,000万円の「定期保険」に加入されれば、月々の保険料は5,000円もかからないかと思います。

今まで多額の保険料を保険会社に支払ってこられたのではないかと思いますが、浮いた保険料相当分はご自身の口座にコツコツと積み立てて、さまざまなリスクに備えるようにしてください。

確かにこれから年齢を重ねるにつれて病気等のリスクも次第に高まっていきますが、起こる可能性が高い事態に対して保険で備えるのは合理的ではありません。

しかも、日本の社会保障は世界的にもトップクラスで充実しているのです。

どんなに高額な医療費がかかっても、1か月あたりの自己負担額はせいぜい数万円が上限になります。

また、教育資金を貯めるためにわざわざ保険を使うのも、合理的ではありません。

保険は、滅多に起こることがなく、いつ起こるかわからないけれども、万一起こった場合の経済的負担が預貯金等で備えられないほど莫大な金額になると考えられるリスクに対してのみ、必要最低限で加入するものです。

「今までかけてきた保険料を無駄にすることなく」と考えてしまうと、ますます無駄が増えていく可能性が高まります。

保険の乗り換えではなく、保険からの「卒業」を考えていきましょう。

園田 武史 ソノダ タケシ
分野 生命保険・終身保険
40代後半    男性

大阪府

2021/06/20

ご質問いただきありがとうございます。古い保険を見直す時のポイントということですね。

20年前に加入されたということですが、まず保険料の払い方がどうなっているのかを確認しましょう。保険料の払い方には大きく分けて2種類あり、加入時から保険料が上がらないタイプと10年ごとなど更新期間ごとに保険料が上がっていくタイプに分かれます。

保険料は年齢に大きく関係します。
通常は年齢が高くなると、同じ保障を得るためには若い時より高い保険料を払う仕組みとなっています。そのため、更新タイプであれば見直しには向いていますが、保険料が上がらないタイプで加入していると見直しには向きません。見直しする前に必ず確認しておきたいポイントとなります。

次に、見直した方が良いのか考えられている例として、入院時の条件(日帰り入院対応)や先進医療をあげられていますが、この2つだけが気になっておられるのであれば、必ずしも見直した方が良いとは限りません。

見直しで保険料が上がるようであれば、上がる分の一生涯コストを考えると入院条件はそのままで続けられる方が合理的な場合もございます。
先進医療においては、そもそも受ける機会がない確率の方がかなり高いと考えます。これは高額な先進医療費を保障してもらえるのに保険料があまりにも安いことから考えてもらうと分かりやすいでしょう。どうしても気になる場合は毎月数百円で加入できますので、先進医療専用の保険に加入検討するか、念のために現在の保険に付けることが出来るか保険会社に聞いてみてください。

古い保険を見直す時は特に保険料がどう変わるのかをキチンと確認しながら、最新の医療事情に合わせることだけが全てではありませんので、保障内容を本当に変える必要があるのかを吟味されるようにしてください。

最後に学資保険ですが、こちらは現状の低金利の状況から考えて、どちらかと言えば加入しなくて良い保険だと考えます。お子様名義の通帳に貯めていくだけでも良いでしょうし、学費のインフレを考慮して積立投資信託を購入されるのも良いと思います。

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