つみたてNISAとiDecoの違いがよく分かりません。

女性30代 buu25さん 30代/女性 解決済み

以前よりずっと興味は持っていたつみたてNISAとiDecoですが、本当に始めても大丈夫なのか、将来つみたて期間が終わった後に損するようなことはないのか、つみたてNISAは始めるべきだと言う人が多いですが本当にそうなのか、つみたてNISAとiDecoのどちらの方がいいのかわからず、なかなかどちらも始められずにいます。つみたてNISAは2037年までのものであるということと、つみたて可能期間が20年間ということも分かってはいるのですが、いつのタイミングで始めるべきか、どの銘柄にするべきか等を考えてたり、月々のつみたて額や年単位での期間を考えるとどうしても始める決断ができずでして…また、年金は今は強制的に引かれているので仕方ないですが、払っているのに将来はもらえないだろうとも思っているため、つみたてNISAではなくiDecoの方がいいのか、そもそもこの2つの細かい違いを理解していないのでそんな状態で始めるのは危険でかないのかと色々考えてしまいます。始めるならどちらの方がいいのでしょうか?老後資金として夫婦ともに60歳くらいになる頃には、貯蓄型保険で1000万少しになる保険には入っております。(それでは全然足りないのは重々承知しております)

1 名の専門家が回答しています

福嶋 淳裕 フクシマ アツヒロ
分野 年金・個人年金・iDeco
60代前半    男性

千葉県 東京都

2021/03/09

「つみたてNISA」と「iDeCo」には大きな違いがあります。

つみたてNISAは、「積立投資による資産形成(貯蓄から投資へ)」が目的の非課税投資制度です。
目的が老後資金形成に限定されていないので、いつでも売却して引き出せます。
「将来つみたて期間が終わった後に損するようなことはないのか?」とのご質問ですが、そもそも「投資制度」ですので売却時に損失が生じる可能性はもちろんあります。
また、「つみたてNISAは2037年まで」と書かれていらっしゃいますが、「2042年まで」に延長される予定です。

iDeCoは、「積立投資・積立貯蓄による老後資金形成」が目的の非課税投資制度です。
老後のための制度ですので、60歳になるまでは引き出せません。
iDeCoは、つみたてNISAと異なり、元本確保型商品を選ぶこともできます。
定期預金や生命保険などの元本確保型商品を選べば、「利益は期待できない代わりに、損失も発生しない」といえます(ただし、手数料を含めると、元本割れの可能性はあります)。

「どちらの方がいいのか?」というご質問に対しては、
・ある程度のリスクを負って元本変動型商品を運用したいのか? 増えなくてもよいから元本確保型商品を積み立てたいのか?
・60歳まで引き出せなくてもよいか? いつでも引き出せるほうがよいか?
によって、向き・不向きが異なります。
また、専業主婦(夫)など所得税を支払っていない方の場合、iDeCoの非課税メリットの一つである「掛金を全額所得控除できるメリット」は得られず、iDeCoの魅力度は低下します。

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