大学卒業までの実際にかかる費用は大体1人当たりどれくらい?

女性40代 祭日さん 40代/女性 解決済み

40代の主婦です。中学生と小学生の子どもがいます。
これからの教育費についての不安があり相談させていただきたいです。
大学卒業までの実際にかかる費用は、大体1人当たりどれくらいなのか。というところです。

実際、公立や私立、専門学校など、いろいろなパターンがあり、一概にこれくらいとは言えないとは思うのですが、平均として、用意しておかなければいけない資金をおたずねしたいです。

今のところ、生活の基盤は主人の収入のみでまかなっており、私のパート収入はほとんど貯金として貯めています。大体年間90〜100万円くらいでしょうか。

教育資金として1人あたり1000万円かかると聞いていますが、子どもは2人いますので、やはり大学卒業まで2000万円いるということなんでしょうか。

実際家のローンもまだまだ20年程残っている状態です。今のうちに繰り上げ返済等をした方がいいのかも考えています。教育費がこれからかかるのであれば、繰り上げ返済の方もためっています。

働き方としても、このまま扶養の範囲内で働いていても大丈夫なのか、もしくは正社員として多く働いた方が良いのかも気になります。
できれば今のパートのスタイルとして働きたいとは思っているのですが。

どのくらいの教育資金を貯めれば良いのか、年間90万円貯めれていれば大丈夫であるのかを教えていただきたいです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 結婚・離婚・出産・教育・子育て
60代後半    男性

東京都

2021/07/20

一般的に、大学卒業までの実際にかかる費用は、1人当たりどれくらいかかるのかみていきましょう。

教育費は、各家庭の方針によって変わってきますが、子どもが幼稚園から大学まですべて国公立でも約1000万円(*1)、すべて私立に通わせれば2600万円以上(*2)になります。ちなみに、大学に進学すると、入学金と在学費(学校教育費+家庭教育費合計)で私立文系で約703万円、私立理系(医学部、歯学部を除く)約863万円かかります。

*1.すべて国公立の場合(学校教育費と学校外活動費などの合計)
幼稚園68万、小学校193万、中学校147万、高校138万、高校まで合計546万。大学国公立:入学費用77万、4年間在学費460万、大学合計537万、学費合計1083万

*2.すべて私立の場合(学校教育費と学校外活動費などの合計)
幼稚園159万、小学校960万、中学校422万、高校292万、高校まで合計1833万
私立文系:入学費用95万、4年間在学費608万、大学合計703万、学費合計2536万
私立理系:入学費用94万、4年間在学費769万、大学合計863万、学費合計2696万
出所:文部科学省「子供の学習費調査」、日本政策金融公庫「教育負担の実態調査」

次に、一般的な、0歳時から18歳までに教育資金を貯める方法についてみていきましょう。

教育費を貯めるには、まずは目標金額、そしていっしょに目標年数を決めます。
多くの家庭での目安は、高校まで公立(高校まで合計546万円)、大学は私立(私立文系合計703万円)として、大学進学時の18歳に合わせて貯めています。大学は私立を前提に、教育資金を貯めています。

なお、大学費用として、子ども1人につき、まず500万円を貯めることを目標にしています。 逆に言うと、高校までは、習い事と塾を含めて、毎月の収入内でやりくりできる範囲で進路を選択するのが理想ということです。また、「高等学校等就業支援金制度」(*高校授業料無償化)も、その際には確認していきましょう。

*高校授業料無償化
対象となるのは、公立・私立ともに目安年収910万未満の世帯となっており、公立では授業料の一部として11万8800円が授業料の一部として支給されています。公立学校の場合、費用的にも支援額で賄えますので、実質無償化となります。なお、私立高校の場合は最大39万6000円が支給されていますが、所得によって(世帯年収目安590万円未満)支援額が違ってきます。

なお、貯金が多いに越したことはありませんが、教育貯金のために家族旅行や習い事をあきらめた、という貯金貧乏になってしまってはせっかくの子育て期間がもったいないと思います。まずは大学費用として500万円をクリアすることです。

1人500万円という貯蓄額の目標がわかったところで、まず、市区町村からの中学卒業までに支給される児童手当(*3)を全額貯めれば、子ども1人につき18歳までに約200万円貯まります。
(*3)児童手当
3歳未満一律1万5000円、3歳以上小学校終了前1万円(第3子以降は1万5000円)、中学生一律1万円、中学卒業までもらえる子育て支援の一つです。

児童手当のほかに貯めたい金額は、1人毎年12万円が目安です。 1人毎年12万円を貯金していれば、単純計算で18年間で216万円貯まります。「児童手当貯金」にプラスして、1人毎年12万円を貯金していれば「18歳までに500万円」の目標がクリアできる計算です。

それでは、自身におきかえて貯める額を考えてみましょう。
目標金額は1人500万円なので、2人では、1000万円になります。
この金額が、平均として、用意しておかなければいけない教育資金となります。

また、教育資金は現在いくら貯まっているのでしょうか。
これから貯める教育費としての金額は、1000万円ー(現在教育資として貯めた金額+これからの児童手当合計額)となります。
この金額を計算し、年間90万円貯めれていれば大丈夫であるのかをご確認ください。
それにより、働き方としても、このまま扶養の範囲内で働いていても大丈夫なのか、もしくは正社員として多く働いた方が良いのかの判断もつくでしょう。

なお、繰り上げ返済と教育費では、教育費を優先しましょう。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

コロナ禍がこわい

コロナ中で結婚と出産をしました。それにその中で仕事もやめました。だけど、2人目もほしい。若いうちに結婚式もしたい。など欲もうまれたりでもお金がないし、コロナ禍で働くのも怖いとおっくうになっている自分がいます。結婚式は親のためにもしたいのに、なかなかうまく進みません。時間が解決するのかなと思ったけどコロナは悪化するばかりでなんだか楽しみもわからなくなってきています。ライフプランを皆さんは考えていたり、考えているならどうしてるのかなど気になっています。

女性20代後半 おくらさん 20代後半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答

子供の習い事

私の子供は二人いてまだ小さいのでそこまで習い事について考えたり、お金が必要というわけではありません。小さいときからお金をかけて教育するのもありなのかもしれませんが、うちの収入的にはそれが難しいのでそれをしていません。でも子供が大きくなるにつれて本人がやりたいと言い出すかもしれないし、これだけはやらせたいなと思うことも出てくるかもしれません。その時に収入がどれほどあって子供たちに好きなことをさせてあげることが出来るのだろうかと考えたら今のままでは難しいのかなと考えます。子供が大きくなれば私自身も働きに出ることも出来るし、今の生活よりは少し余裕が持てるようになるのかなとは思いますが不安が残ります。

女性30代後半 yuyuss0503iyさん 30代後半/女性 解決済み
前佛 朋子 1名が回答

将来子どもをもつために今からできる金融対策を教えてください

30代女性です。夫婦2人暮らしで、子供はいないです。子どもをもつためにできる、金融対策を知りたいです。昨年結婚したばかりなのですが、来年くらいから子作りを始めたいと考えています。しかし、日々の暮らしで精一杯、子どもなしで2人で暮らしても良いかなと思ったりします。夫は子どもが欲しいようで、やはり私も女性にしか経験できない出産、そして子育てに対して気持ちがあります。子どもができると、出産時はもちろん、それぞれの段階でお金がかかると思います。特に私は高校も大学も私立に通わせてもらったり、今思うと何不自由なく贅沢な生活をさせてもらっていました。自分が親になったら、子どもに対してそこまでしてあげられるのか不安です。今から始めることができる、子どもに対してのお金の対策などあれば知りたいです。

女性30代前半 ゆいさん 30代前半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答

子ども2人の教育費と老後資金。用意するための貯蓄額と働き方は?

最近第2子を出産しました。主人は40歳、私は38歳の高齢出産です。これから現在5歳の娘と2人の教育資金と老後の資金を貯めるために、毎月どの程度の貯蓄をしたらよいのでしょうか?また今は専業主婦をしていますが正社員で働いた方がよいのでしょうか?

女性40代前半 sayuri0718さん 40代前半/女性 解決済み
前佛 朋子 1名が回答

結婚の新生活を始めるにあたって必要になる資金

現在はタイに駐在している24歳女性です。タイで同じく駐在していた32歳の男性に出会い、2月2日に入籍予定です。11月に帰国をして、結婚や新生活に向けて準備を進めていこうと考えています。彼とは大雑把にお金の分担などは話し合いましたが、やはりなかなか不安なことだらけです。今後控えている大きい買物に関しましては(車、賃貸の礼金敷金、家具全般、結婚指輪、両家ご挨拶の費用、私の実家が北海道で彼が愛知なので飛行機代)等があります。また、新生活を始めるとともに子供も考えております。私はまだ24歳なので、貯金は100万円ぐらいしかありません。しかし、すべて彼に負担していただくのも申し訳ない気持ちがあります。新生活に向けての費用分担はどう決めえばいいのでしょうか。

女性20代後半 kimmmizuki96さん 20代後半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答