2021/03/09

シニア保険というのはどのようなものなのか疑問です、

男性30代 orimasaさん 30代/男性 解決済み

実は筆者自身もそうですが、超と付く高齢化社会を迎えている昨今、本人たちはこれからの人生設計というのが非常に大事になってきます。 現在までは元気に過ごしているが、年代を重ねるにしたがって、怪我や病気をしたときの医療費や万が一のときの保険というのが気になります。

特に保険に関しては筆者を含めて迷っている方もいらっしゃるかもしれません。 尤も、保険に関してはカミさんに聞くところガン保険には加入しているようだが、その他の保険に関しては郵便局の簡易保険の他には聞いたことはありません。

ところで、最近では高齢者が加入できるシニア保険などというのも新聞紙上で見聞したこともありますが、シニア保険とはどのようなものか、保険にはいつまで入れるのか、又、保険の保障は、何歳頃まで続くのか、などなど疑問や不安がありますので、宜しくお教え願えれば幸いです

1 名の専門家が回答しています

石村 衛 イシムラ マモル
分野 その他保険
60代前半    男性

全国

2021/03/09

 年齢を重ねるにつれて増してくるのが健康への不安です。その不安解消の一役を担っているのが、「保険」と言えるでしょう。そもそも広義の保険の役割は、保険加入者が保険金発生事由に該当したことで被る“金銭的損失”を補填するためのものです。

 病気やケガという治療費の支払いについては、公的保険として健康保険制度が設けられています。健康保険を使えば、医療費の自己負担は医療費等の原則3割、75歳以上は従来の健康保険から後期高齢者医療制度に移り、自己負担は原則1割に止まるようになります。
 さらに健康保険制度では、高額療養費制度(※)というものが設けられており、70歳以上の区分と69歳未満の区分に分かれ、1か月間の自己負担額が一定限度額を超えると、手続きをすれば超えた分が原則払い戻される仕組みが設けられています。高額療養費は、70歳を超える高齢者には現役世代と比べて、限度額負担のハードルが低く設定されています。
 例えば、76歳の方で年金プラスその他の年収が、156万円~約370万円までの方であれば、1か月の医療費(投薬費を含む)が外来(複数の医療機関で受診合算可)のみで18,000円/月、入院しても57,600円/月が限度額となり、超えた金額は手続きをすれば原則返金されます。その他にも「世帯合算」、「多数回該当」という負担軽減の仕組みもありますので、これを機会に確認しておきましょう。
 
一般的に高齢になれば、収入は公的年金に限られるケースが多くなります。決して使いきれないほどの年金は受取るわけでもなく、健康保険料の負担に加えて限定されるとはいえ治療費などの自己負担もゼロではありません。
人によっては「治療費を支払うのが大変」という方も皆無ではないと思います。その場合は、民間の医療保険加入を「検討する」ということになります。
 民間の「シニア向け医療保険(引受基準緩和型・限定告知型)」は、申込は「75歳まで」あるいは「85歳まで」といった具合に保険会社によっては異なるものの、比較的高年齢まで申し込み可能となっており、保障は終身タイプが主流となっています。そして持病や過去に病歴があっても「加入しやすい」のが特徴ですが、一般的に保険料は割増されています。
 例えば、76歳男性が、入院給付金5,000円 終身保障 保険料終身払い 月額保険料10,000円という医療保険に入るとしましょう。
 90歳までの保険料払い込み総額は1万円×12か月×14年間=168万円となり、長生きすればするほど支払保険料は膨らみます。仮に支払保険料を上回る入院給付金を受け取るためには168万円÷5,000円=336日の入院が必要となります。
他方、民間医療保険に多い1回の入院限度日数が60日の場合、上記の契約の入院給付金の受取限度額は、5,000円×60日=30万円がMAXとなり、とりあえず30万円の預貯金等があれば無理に民間の医療保険の加入は不要という考え方もできそうです。
民間の医療保険は入院給付金に加えて手術給付特約も付加されているケースが多いため、一概に元を取るために必要な日数計算は意味がないとはいえ、一定の物差しとして使えるはずです。
民間のシニア向け医療保険ではなく、全年齢を対象とした医療保険ももちろん候補になります。その場合、相対的に申込条件が厳しく、その条件に抵触して加入できないケースもありますので、順番としてはシニア向け保険の前に全世代向けの医療保険に申し込んでみて、加入が難しい場合にシニア向け保険を検討するという手順が良いでしょう。
 
“払込保険料総額”と“受取給付金総額”を勘案すると、まずは公的医療保険の支払いに「耐えられるのか」「否か」を検討し、手元の資産状況では「入院時の支払いが厳しい」というケースに限って民間の医療保険を検討しましょう。その際、新たに加わる毎月の支払保険料で生活費が圧迫されてしまう恐れがあることを忘れずに。
「不安」という病魔は、財布の健康を害することも稀ではないようです。保険はあくまで、不足する金銭を補うに過ぎませんので、「不足する」、「しない」をよく考えましょう。

※1 厚労省:高額療養費制度を利用さる皆様へ
https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2021/03/09

自転車保険は必要か

40代の主婦です。中学生と高校生、小学生の子供がいます。子供たちは普段の生活で自転車に乗っています。高校生の子は、自転車通学で、毎日通学で自転車を使っています。それぞれの学校からは、自転車保険の案内が届いています。高校からは、学校で入っている保険が自転車保険の代わりになると、書かれていました。そのため、他の自転車保険には入っていません。家庭では、共済の医療保険に加入した際に、損害賠償保険にも入りました。損害賠償保険も自転車保険の代わりになると聞いたことがあります。自転車保険にも入った方が良いのでしょうか。周りでは、自転車保険の入ったという話は聞いたことがありません。コロナで学校行事がほぼないため、他の父兄の方に合う機会がないということもあります。損害賠償保険で自転車保険の内容が賄えるのであれば、加入する必要はないような気がします。実際の自転車保険の加入状況が知りたいです。

女性50代前半 アンパンメロンパンさん 50代前半/女性 解決済み
荒井 美亜 1名が回答
2021/03/09

病気をした後では保障を厚くすることはできないの?

現在病気治療中の為、入院や手術の時に今契約している生命保険の請求をしました。もともと別の保険に入っていたのですが、家計の見直しに合わせ掛け金を安くするため、それを解約し、今回入っている物は、前回の物よりも一日の入院費が低いです。でも実際にもらう時になると、これでは少ないなと感じています。既に病気をしている為、もうこれ以上保障内容を厚くする事は出来ないのでしょうか。今後もっと治療費や薬代がかかってくると思います。がん治療の抗がん剤や分子標的治療薬等、高額な薬も多く、今後の金銭面で心配しています。

女性40代前半 MIyuu0904さん 40代前半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答
2021/03/09

学資保険と火災保険

現在、子供が2人おり将来の教育資金のために学資保険に加入しているのですが、月々の掛け金は児童手当+α程度で足りないのではないかと不安になることがあります。保険とは別に貯蓄や投資を行うという方法はあるのでしょうが、勉強不足でまだあまり行動に移すことが出来ていません。子供が望むのであれば大学や専門学校には行かせてあげたいと思っています。具体的に公立、私立大学別にどのくらいの金額を用意したらいいのか、それ以外にも保険の加入やいい方法があればご教授願いたいです。加えてマイホームを持ち火災保険に加入しているのですが台風や地震、水害と考え出したらきりがないくらいリスクはあると思っておりどこまでの範囲を保険でカバーするのがコスパもよく安心かを教えていただきたいです。

男性30代後半 fu23さん 30代後半/男性 解決済み
梅川 ひろみ 1名が回答
2021/03/17

専業主婦の生命保険の加入について

妊娠を機に仕事を辞め、現在は専業主婦です。子供が小学生ですがもう少し大きくなったらパート等に出る予定です。専業主婦の保険の加入の仕方についてお聞きしたいです。結婚と同時に生命保険として、保険料が月3000円ほどの共済保険に加入しています。死亡保障は300万円程で、入院等では3000円ほど費用も出ます。ガン特約がつけられましたので、途中からガン特約もつけております。老後の事を考えると掛け捨てではなく、貯蓄型(個人年金など)の保険も気になっています。主人は比較的安定した職業に就いており、年収は600万ほどです。ただ、あまり家計を圧迫するような保険のかけ方をしたくないとも考えています。よろしくお願い致します。

女性40代後半 norimayuge-1202さん 40代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答
2021/03/09

仕事をしても失業保険がもらえる条件とは、

一般に65歳を過ぎて正式に退職し、結果としては失業という形になりますが、今度はハローワークで早速手続きをいたすことになります。 此の失業保険というものは働き意志があっても就業できない場合のみ給付されるもので、実際に働く意思がなく、就職活動をしない場合は給付の対象にはなりません。 筆者の場合は、正直なところ未だ体も丈夫であり働く意思は十分あり、実際に其のつもりでした。 ただ、40年以上勤めあげてのことであったので、半年間は自分の好きなことをしようと思い、其の中の一環として実は海外旅行の計画があたのです。 それでも、半年過ぎたら本当に就職できるかは不明では有りましたが、退職後の仕事はするつもりでした。勿論、退職後の仕事は失業保険にどのような影響が出るかというと、普通に仕事をしてそれなりの給与ないしは収入が入ってきますと給付の対象ではなくなり、その時点で打ち切られます。 因みに、失業保険受給中に働くという場合、一定額以下であれば普通に失業保険が支払われとされています。 実際はどうなのでしょうか・・。

男性30代前半 orimasaさん 30代前半/男性 解決済み
小山 英斗 1名が回答