教育費はどのように貯めればいいか悩んでいます

女性20代 sugar310さん 20代/女性 解決済み

現在22歳、夫は27歳です。
先月、結婚のタイミングで退職し、専業主婦となりました。
もともと家計の管理を行なっていたので、そこに不安はありませんが、やはり1人の収入であると、貯金も難しいですがなんとかやりくりをし、イデコとニーサは継続しています。
(イデコは上限額、ニーサは少額ですが続けています)
再来月からパートで勤務しつつ、何か副業も行い、扶養の上限額ギリギリまで毎月稼ごうとは思っています。

そんな現在ですが、この1年間で子供を授かりたいと思っています。そこで、実際に子育てとなるといくら必要なのかや成長して行くにつれ教育費も必要になってくると思いますが、どれだけ必要なのかわからず不安を感じています。

現在は、現金貯金は月3000円程度しかしていないのですが、
今後は、現金での貯金額も増やしたほうが良いのでしょうか。

私自身、お金に対し詳しくなりたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格取得のため勉強しておりますが、実際に子育ての経験を行ったこともないので不安です。
教育資金は、学資保険で貯める方が良いのか、ジュニアニーサでかけるのが良いのか、またその他の方法があるのかメリットデメリットも知りたいです。

もう少しでニーサの制度も変更されると言われておりますが、具体的にまだ読み込んでいないのでどのように変更されるのかも教えていただけると嬉しいです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 結婚・離婚・出産・教育・子育て
60代後半    男性

東京都

2021/09/09

まずは、子どもの大学の進学費用はどの程度用意しておく必要があるかみていきましょう。

教育費は、各家庭の方針によって変わってきますが、子どもが幼稚園から大学まですべて国公立でも約1000万円、すべて私立に通わせれば2500万円以上になります。ちなみに、大学に進学すると、入学費と4年間の学費だけで、国公立で約250万円、私立文系で400万円、私立理系で550万円かかります(文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査」)。

教育費を貯めるのは、まずは目標金額、そしていっしょに目標年数を決めることです。
多くの家庭での目安は、高校まで公立、大学は私立として、大学進学時の18歳に合わせて貯めています。大学は私立を前提に、教育資金を貯めるのが良いでしょう。

大学の進学費用として、子ども1人につき、まずは400万円を貯めることを目標にしましょう。 逆に言うと、高校までは、習い事と塾を含めて、毎月の収入内でやりくりできる範囲で進路を選択するのが理想ということです。また、「幼児教育無償化」「高校授業料無償化」(所得制限あり)も、その際には確認していきましょう。

なお、貯金が多いに越したことはありませんが、教育貯金のために家族旅行や習い事をあきらめた、という貯金貧乏になってしまってはせっかくの子育て期間がもったいないと思います。まずは400万円をクリアしましょう。また、親として学費の一部を用意しておけば、子どもにバイトをしてもらうなど、協力を得ることで何とかなるケースが多いと思われます。

1人400万円という貯蓄額の目標がわかったところで、一般的な0歳から18歳までの教育資金の金額、貯め方は次の通りです。
児童手当(*)を全額貯めれば、子ども1人につき18歳までに約200万円貯まります。
(*)児童手当
3歳未満一律1万5000円、3歳以上小学校終了前1万円、中学校一律1万円。中学卒業までもらえる子育て支援の一つです。

児童手当のほかに貯めたい金額は、1人毎月1万円が目安です。 1人毎月1万円を貯金していれば、単純計算で18年間で216万円貯まります。「児童手当貯金」にプラスして、1人月1万円を貯金していれば「18歳までに400万円」の目標がクリアできる計算です。

次に、どのように教育費を貯めるかですが、主な手段は次の3つとなります。それぞれのメリットデメリットがありますので、自分に合った、自分が納得できる貯め方を決めることが大切です。

①学資保険
【メリット】
・保険会社を通じて教育資金目的の積み立てができる
・保険料を自動的に積み立てることができる
・契約者(保護者)が死亡した場合、それ以降の保険料を支払わなくても、将来満期金を受け取ることができる
・心理的に解約しにくく、計画的に貯めやすい
・商品によっては、支払った額より多くの満期金をもらえる

【デメリット】
・保険料の支払い途中で解約すると、元本割れする
・低金利時代なので、商品によっては満期時でも元本割れする
・医療特約や育英年金がついたが学資保険に加入していることに気づかず、元本割れリスクを高めている場合がある
・加入したときの予定利率(金利のようなもの)が保険金受け取り時期まで続くので、景気が良くなったときの恩恵が受けにくい

②預金
会社の財形貯蓄や銀行の積立預金、比較的金利が高いネット銀行の自動定額積み立てなどを活用して、給料日に貯蓄用口座にお金を移動する仕組みを作るのがおすすめです。
【メリット】元本が保証されている。身近な手段で安心。いつでも下せる
【デメリット】ほとんど増やせない

③(積立)投資信託
つみたてNISA、ジュニアNISA(但し、2023年廃止)がありますが、リスクを伴います。
【メリット】他の手段より大きく増やせる可能性がある。インフレ対策になる。非課税制度を活用できる
【デメリット】お金が必要な時期の情勢によっては元本割れするリスクがある。投資信託の手数料がかかる

最後に、NISA制度(2024年以降)はどう変わるかみていきましょう。

①ジュニアNISA
2023年末で終了です。2024年以降新規口座を開設することはできなくなります。なお、すでに利用中の人は成人になるまで継続できます。

②つみたてNISA
つみたてNISAをすでに始めている人にとって、今回の変更は影響ありません

③新NISA
原則として、1階部分の投資(積立投資)をしてからでないと、2階部分(従来の一般NISAでできた投資)ができなくなります。ただし、すでに一般NISAを利用中の人や株式投資経験者は、1階部分を利用せず2階部分だけの利用も、上場株式への投資に限って認められます。




専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

子どもの教育費にどのくらいかかるものでしょうか?

子供が3人いる主婦です。夫は正規雇用できちんと収入を得ていますが、私は現在主婦をしています。子供が3人となり、今はまだ小さいので習い事を少しするくらいで、教育費に多くのお金がかかっているという印象はありませんが、これから、子供たちが高校や大学へ進学すると、どのくらいの費用がかかるものなのか心配になります。習い事も、本人が希望するものをやらせてあげたいし、私立大学に進学希望であれば、費用を理由に諦めさせることはしたくありません。さらに遠くの大学であれば、下宿代もかかります。子供がアルバイトをするなどの工夫もあるかと思いますが、できるだけ、経済的な理由で無理に働きながら勉強するという環境にしないで、お金のサポートは全面的にしたいと思っています。公立小学校、中学校を卒業し、私立高校、私立四年制大学に3人とも進んだ場合に、これからどのくらいの資産があれば足りるのかということを、専門の方に伺いたいと思います。また、その額によっては、今から自分も働いて貯蓄をするべきなのだろうか、ということも悩んでいます。

女性20代後半 Green283さん 20代後半/女性 解決済み
荒井 美亜 1名が回答

教育資金を捻出する工夫が知りたい

教育資金捻出のための、工夫をご相談したいです。塾の費用、私学に2人行かせた場合の学費、そして、老後資金、など頭が痛いです。どうしたいいのか。無駄な出費をしているつもりはなく、それでもどこをけずれるのかを知りたいです。NISAが確定拠出型年金などもやっていますが、やみくもにやるだけでもいいのか。。。ダブルインカムではありますが、まったく潤っている感がありません。この気持ちの状態がこれから20年続くのかと思うと、軽く鬱になりそうです。楽しみながら、達成感も得つつ、実施できるお金を生かす方法を知りたいです。

女性50代前半 kanatakaruさん 50代前半/女性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答

子供の教育費

現在5才、年長の子供がおります。幼稚園に通っており、今は幼稚園の保育費も無償化になり支払いが少なく助かっております。来年から小学校に入り、これから教育費も段々とかかる時期になってくると言われております。実際にどのくらいかかるものなのか、漠然とした金額さえも把握出来ていない状態です。夫は昨年末に転職したばかりですし、私自身も仕事をしていますが、子供の送り迎えがあるため時短です。正直、多くの給料はのぞめない状態です。貯蓄は元々しておりますが、資産運用は数年前からはじめており、多少なりともお金をふやすさ増やす努力はしております。その為、子供にどれだけの教育費、養育費がかかるのか知りたいです。公立、私立で金額も大きく変わると思います。色々なパターンを組み立てて、こちらはこれだけの費用がかかるとかあちらはこれだけかかるとか、比較して参考になる資料があると助かります。子供は1人だけなので、子供の希望があれば進路等は希望通りにさせたいと思っています。

女性40代前半 ララさん 40代前半/女性 解決済み
小高 華子 1名が回答

子育て

私には今4歳の息子が1人おりますがかれを育てるのに今後いくらかかってきますか。現在うちの収入源は私と夫の共働きで夫が手取り20万、私が手取り10万という感じですが奨学金を返したり、育児や、よく旅行にもいくのでお金は全くたまらず日々過ごしています。お金がたまらないので育児にこんごかかってくるお金を別途貯金しようかなとか思っているのですが、いくらくらいあれば小学校や中学校や高校や大学までのお金が賄えるのでしょうか。いくら貯金すれば安泰でしょうか?あればどんどん利用するのでお金が将来ないということも起きてきそうで怖いのです。そこで保険ではないですがかかる費用を別途使わずにいれば子供は大丈夫なのではないかと思っています。

女性30代後半 Barabanbanさん 30代後半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答

子どもの習い事の費用をどのようにして捻出すればよいか

現在45歳で専業主婦をしています。世帯の年収は360万円ぐらいです。子供が一人いるのですが、幼稚園に入園しており、9時~2時までになるので、自分が働ける時間もなかなかとることができません。しかし、子供に習い事をさせたいと思っているので、何とかして費用を捻出したいのですが、何をしたらいいのかがわかりません。現在習い事で考えているのが3つぐらいで、月々24000円ぐらいかかると思われます。とりあえずはそれぐらいのお金を稼げたらと思うのですが、特に資格もスキルもなく、働けるようなことはないように思います。何か、スキルがなくても少ない時間でお金になるような働き方があるのかどうか、また、節約など切り詰めてお金を捻出する方法があるのかどうか、節約する場合はどこを減らしていけばよいか考え方などあればアドバイスしていただきたいです。

女性40代後半 tpinkj8さん 40代後半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答