答えが出ているはずの[賃貸に住むか?自宅を買って住むか?]という永遠のテーマ

男性50代 八八八さん 50代/男性 解決済み

ここ数年前まで、よく賃貸派と持ち家派のどちらにするのかという話が出ますが、現実的に費用や今後おき得る事を加味するとなると、賃貸派のほうが断然得するとの事でした。普通に考えると今同じ程度のお金を払って済み続けるのなら、将来自分の物になる持ち家の方が得に考えられがちですが、実際には固定資産税(一括で買うかローンで買うかも重要で、利息を払う事があるが総額で税金や優遇で考えるとローンの方が意外とお得な落とし穴がある)・将来の修繕費・家にかける保険料・相続税の支払い等、全てを加味すると総合的な答えとしては賃貸の方が額面的にお得なのだそうです。
かといって、こういった損得の将来予測を考える場合には、世の中の景気の変化・健康寿命の長さ・終身雇用での確実な収入と退職金等、順風まんぱんに暮らせた場合で、たとえば老人ホームに移つらないといけない等といった思いがけない生活様式の変化や、長生きしていても病気にかかり医療費がそこそこ高くなった場合に、支出のバランスが変わった時には、未来像が変わってきます。
他に考えられるのが、たとえば生活保護を受けるとしたばあい、持ち家があると保護をしてはもらえませんので、資産を処分しないといけなくなると思いますが、賃貸に住んでいる場合で一定額以下の家賃だと家賃+70,000円程度の生活保護を受けて、社会復帰への手伝いを保障してくれる不幸中の幸いな制度も利用できると思います。
35歳くらいが住宅ローンを組むギリギリのラインで、それ以降の場合は夫婦共働きで一定の収入を得ている条件も必要。それか2世代ローンで自分で支払うローンと自分の子度もが住宅ローンを受け継いで支払っていく前提の契約もあります。そういったローン返済計画が崩れてしまい亡くなってしまたりした場合、残額の返済を保障する保険もあるとの事です。
持ち家だと見過ごしがちな事としては積み立てをしていないと、将来の家の老朽化に対する対応のための、リフォームをして家のメンテナンスをするため数百万円の資質が発生します。景気と住宅ローンの返済を、固定制にするのか、景気連動型にするのかでも、損得やローンの借り換えが必要になったりもします。
やはり結局は机上の空論的な事に、とりあえず今答えを出すと、今のところは賃貸が有利であるというシミュレーション結果が出るけれども、やはりブラックボックス的な永遠の課題であるのです。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/09/29

賃貸派のほうが断然得する、とのことですが、一生を通じて考えるといかがでしょうか。

例えば今お住まいになられている賃貸物件の家賃が10万円として、更新料も込みだと50年間では6,250万円になります。毎月10万の住宅ローンを組めば一生の住まいは賃貸よりも遥かに安い金額で家が手に入ります。固定資産税やリフォーム費用などを加味しても、得か損かを長いスパンで考えればほぼ持ち家のほうになります。

老人ホームといっても、ある程度介護保険が適用される特別養護老人ホームと有料老人ホームとではかなり自己負担が違います。前者は要介護3以上でないと入れません(地域によっては要介護3以上でも簡単には入れません)し、後者はかなり費用がかかる上にいつまで居住しなければいけないかがわからないので相当な資金が必要になります。現実的には介護状態になったとしても、少なくとも最初の段階では訪問介護・デイサービスを組み合わせてということになると思います。
また、持ち家があると生活保護を絶対に支給出来ないということはありません。(もちろん、住宅ローン返済の目的で生活保護を受給することは出来ません。)生活保護自体が支給のための要件が色々ありますので、生活保護を前提にライフプランを考えるのは適切ではないと思います。)

ただ、生活保護とはいかなくても、家賃の安い公営住宅というセーフティネットもあります。収入が一定水準以上あると入居出来ないので、将来必ず入居できるという訳ではありませんが。

賃貸の場合のネックとしては、将来高齢になってから転居しなければならないことになった時に、自分の望む物件に入居できるとは限らないということです。入居できるかどうかは家主さん次第なので、入居希望者が高齢で相応な収入が見込めないということになると断られるケースも考えられます。

賃貸か持ち家かを考える時、持ち家は新築物件を前提に考えられる方が多いのですが、同じような家でも中古というだけでかなり安くなることが多いです。特に地方に行くと本当に安い物件が結構あります。日本は少子高齢化が進行し人口が減るので、これから空き家がどんどん増えると思われ中古物件の供給も特に地方では増えると思われます。

中古物件ということになると当然相応に老朽化しているわけですが、入居時にリフォームすればある程度は新築に近い性能を発揮できます。ということ今から中古物件を買ってしまうという選択肢もありますし、将来は地価の安い土地に移住して安く物件を手に入れるというような選択肢もあると思います。選択肢は多様化しています。単純に持ち家か賃貸かという二択で考えることは無いと思います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

専業主婦が住宅ローンを組むのはOK?

現在賃貸の住宅に住んでいるのですが、将来的に家を買うか悩んでいます。マンションか一軒家はまだ決めていません。賃貸であれば死ぬまで一生家賃を払い続けなければなりません。住宅購入であれば住宅ローンを組みローンを払い終われば支払いは終わります。賃貸はすべて管理会社が管理しているため家賃と共益費さえ払えば終わりです。しかし住宅を購入するとなると固定資産税や団信保険料、リフォーム資金などを払う必要が出てくると思います。結局のところどちらが正解とかはないとは思うのですが、どちらがお金がかからずにすむでしょうか。また私は現在専業主婦なのですが、その場合でも住宅ローンを組むことができるのか知りたいです。

女性20代後半 ちょこさん 20代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

住宅ローンのせいで家計が赤字に。家は売るべき?

15年前に35年ローンでマイホームを購入しました。それ以前は賃貸のアパートに住んでいまして毎月の家賃を払っていくなら財産にもなる家を買った方がいいとの結論になりました。特に親の援助もなく頭金40万円しか出せませんでした。毎月のローンの返済は10万円で、ボーナスは少ないので、ボーナス払いはしていません。ローンの残りは15年もあり、2人の子供は中学生で大学に行きたいと言っています。今後の2人の大学の学費と家のローンも払っていくと家計は赤字です。家を売ることも考えましたが、どうしたらいいか分かりません。よろしくお願いいたします。

女性50代前半 ut_heartful13さん 50代前半/女性 解決済み
松山 智彦 舘野 光広 2名が回答

自分たちの世帯年収で購入可能な物件の金額

現在の自分たちの年収で最もおすすめする物件の価格帯を把握したいので、教えてほしいです。例えば、最高いくらくらいまでが上限で、だいたいいくらくらいの住宅ローンを組めば、今後子供が誕生した際などでも無理なく返済していけるのかとい余裕が持てるラインの金額などライフプランに沿った詳細且つ正確な金額を聞くことができると嬉しいです。また、長い目でみてマンションと戸建てのメリットとデメリットや、うちの場合はどちらを購入したほうが良いのか、というアドバイスまで根拠と一緒に教えてもらえると、不安など無く住宅購入ができるので、そんな相談サービスなどがあると、利用したいと思います。このようなそれぞれの希望や今後に併せた設計や提案を行ってもらえると、周囲にもおすすめしたくなります。

女性30代後半 mayoko123さん 30代後半/女性 解決済み
内宮 慶之 1名が回答

マイホームの購入について

40代半ばの会社員です。妻と、子供2人の4人家族です。現在、賃貸のアパートに住んでいますが、子供も大きくなったので家が狭くなってきたことと、コロカ禍の影響により自宅で仕事をする機会が増えましたが、部屋が狭いことで家族にも気を使わせてしまうので、マイホームを購入しようと考えています。ただマイホームを購入したいと思う一方、コロナ禍の影響により収入が減っているのも事実です。このため、賃貸の場合と、マイホームの場合とで、しっかりメリット、デメリットを比較検討したうえでマイホームを購入したいと考えています。購入資金の観点や、住宅ローンの観点、税金の観点、将来の老後を見据えた観点などについて、メリット、デメリットを教えていただけると助かります。

男性40代後半 OceanBlueさん 40代後半/男性 解決済み
五十嵐 秀司 1名が回答

自営業を始めたばかりで住宅ローンが通らない。いくら貯金を貯めればいい?

我が家は最近失業したため、夫が自営業を立ち上げて(まだ起業レベルではありません)働き始めたばかりです。しかし、夫は40代のため、将来的に家を建てるとするならば、40代で建てた方が良いと思っています。(70代でローンを返済するのは大変なので)今は給与がかなり低いので、もしマイホームを建てようとしても、新築住宅ではなく、中古物件を購入して必要な部分だけリフォームするか、もしくは実家の両親が亡くなってからその土地を引き継いで家のリフォームをして住み続ける形になると思っています。現在は低収入なので仕方ありませんが、このままだと住宅ローンに通らないので家のリフォームすらできないのではないかと思っています。フリーランスで働いている人は住宅ローンに通りにくいと良く聞きますが、ある程度貯金があれば通りやすくなるなどの規定はあるのでしょうか?(おそらく、頭金レベルの貯金では住宅ローンは通過しないのでしょうけれど・・・)住宅ローンはどれくらいの貯金が通過するのか、大体の目安でもいいので教えてくださると幸いです。(「住宅ローンは無理なので、現金一括でリフォームできる金額を貯めてください!」でも結論としては納得できるのでOKです)どうぞよろしくお願いいたします。

女性30代後半 きゅうりさん 30代後半/女性 解決済み
矢口 充俊 1名が回答