住宅ローンの返済をどうしていけばよいか？

ご質問ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの梅川ひろみです。住宅ローンは返済期間が長いので毎月返済していても最初は元本ではなく利息の支払いに多くが充当されているので当初元本は目に見えて減りません。繰上げ返済するときに、ローンの返済期間を短くするは期間短縮型にすると返済金額にもよりますが利息を減らすことも可能です。繰上げ返済の方法としてはもう一つ返済額軽減型と言って毎月の返済額を減らす方法もあり、期間短縮型と比較すると利息の軽減効果は小さいですが、月々の返済額が少なくなるという特徴があります。住宅ローンを繰上げ返済しても生活費やお子さまの学費や影響がないかどうかを考えるために、年間の収入から支出を引いた年間収支に昨年度の貯蓄残高を加えた今年の貯蓄残高を算出し将来にわたり試算したキャッシュフロー表を作成すると、今後の収入、支出、貯蓄額がどのように推移していくか検証することが出来ますので繰上げ返済した時としない時、繰上げの金額などによって、いくつか表を作って検討してもいいと思います。住宅ローンの完済時期が定年後になると老後の生活に影響します。ご相談者さまの場合ご夫婦で収入がおありなので、お子さんの学費がしっかり確保できているようなら、住宅ローン減税が終了する時期に期間短縮型で定年前に完済できるような繰上げ返済をすることをご検討されてもいいのではないかと思います。