転勤族の終の棲家は賃貸の方がいいのでしょうか？

転勤が多い仕事はご家族も大変ですよね。ただ、転勤で賃貸を借りた場合は会社の補助も手厚いのではないでしょうか。お子様ができて学校のことなどを考えると、どこかのタイミングで家を購入した方が良いのかもしれません。金銭的な面から確認してみましょう。
早い時期（30代）で購入したとして、メリットは35年など長期の住宅ローンで毎月の返済額を抑えることがでることです。早い時期からマイホームを持つ楽しみもあります。デメリットとしては、家賃補助がなくなり、賃貸と同等の住宅であってもローンの負担の方が大きくなってしまうことがあります。また次の転勤時にご主人は単身赴任するか、家を他の人に貸し出すことになり、家族で生活できず、賃貸に出すと購入前と変わらない生活になってしまいます。
遅い時期に購入した場合、メリットは単身赴任期間が少なくなり、家族で過ごす時間が増えますが、デメリットとして定年までに住宅ローンを終わらせようとすると、毎月のローン負担額が大きくなってしまいます。
購入する住居の金額が同じだとすると、早くても遅くても購入する住居にかかる負担は同じですが、賃貸で会社補助が受けられる分、金銭的なメリットがあります。最も大切なのはできるだけ家族一緒に過ごすということではないでしょうか。また東北に転勤したとすると、地元で都心より安い住居が買える可能性もあります。よってしばらくは賃貸、お子様の学校等の関係で転居したくなくなったら購入を検討するというのはいかがでしょうか。少しでも頭金額を増やすために、今から住宅資金の貯蓄を開始して下さい。頭金を多くすることで毎月のローン負担を減らすことができます。
今後教育費も必要となってきます。まずは今の場所の住宅相場を調べ、教育費を払いながらどの程度の金額まで支出可能か試算してみて下さい。