事実婚夫婦の相続についてどのような対策が必要でしょうか
事実婚をして間もなく30年になります。二人とも50代半ばとなり、そろそろ老後のことが気になってきました。事実婚夫婦の間では「相続」はできないということで、「遺贈」という方法を取る必要があると聞きました。子どももいませんし、後の世代に財産を残す必要はありません。夫婦の一方が先に亡くなった場合に、残された方が心配なく一生を全うできれば充分なのですが、「遺贈」によってそれは可能でしょうか。現在は二人とも年収400万~500万程度。厚生年金に加入しています。仕事の都合で、購入した自宅マンションを賃貸して、引っ越し先でその賃料相当のマンションを借りて暮らしています。自宅マンションの持ち分は夫婦で1/2ずつです。法律婚夫婦に認められる「相続」と同様の効果を「遺贈」によって得られれば、それほど心配なく老後を全うできるのではないかと思うのですが。