医療保険は公的保険だけでは不十分なのでしょうか?

男性40代 hysq77さん 40代/男性 解決済み

医療保険については全ての人が公的保険に入ってます。それにもかかわらず医療保険もそれとは別に民間の保険も入っている人が多いです。公的医療保険だけ入っていてもそれではいけないのでしょうか?もし、それだけではだめという事でしたらどういう点で公的医療保険だけでは足りないのかという点を教えて欲しいです。実際公的医療保険でできる事とできない事を教えて欲しいです。また民間の医療保険に入る事でどういう良い事があるか教えて欲しいです。私は公的保険だけ入っていれば病気に対応できると思っているのですが、実際は無理なのでしょうか?無理な場合はどういう基準で民間の医療保険を選べば良いかも詳しく教えて欲しいと思います。選び方を詳しくお願いします。

1 名の専門家が回答しています

長尾 真一 ナガオ シンイチ
分野 医療保険・がん保険
40代後半    男性

広島県 岡山県 愛媛県 島根県

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。おっしゃるとおり日本の公的医療保険制度は充実しており、現役世代であれば医療費負担は3割で、高額療養費制度もあるので仮に月100万円の医療費が掛かったとしても自己負担額は9万円弱で済みます(70歳未満で年収約370~770万円の人の場合)。さらに会社員(健康保険加入者)の場合は療養のために4日以上仕事を休むと4日目から傷病手当金として給与の平均日額の約3分の2が支給されるため、ある程度の貯蓄さえあれば、必ずしも民間の医療保険に加入する必要はないかもしれません。
とはいえ、実際は多くの人が医療保険やガン保険に加入しています。「なんとなく不安だから」という理由で加入している人も少なくないかもしれませんが、そのほかの理由として考えられるのはまず保険適用外の医療費や差額ベッド代に備えるということです。高額療養費が適用される対象は公的医療保険が適用される医療費であり、先進医療を含む保険適用外の医療には適用されません。たとえばガン治療で注目されている陽子線治療・重粒子線治療は先進医療に指定されていますが、保険適用外のため300万円前後の医療費が自己負担になります(但し一部のガンについては保険適用されています)。また国内未承認の抗がん剤を用いる自由診療も保険適用外なので自己負担になります。医療保険やガン保険には先進医療に掛かる医療費が実費で全額保障される特約やガンと診断されたときに100万円や200万円といった一時金が受けられる特約を付帯することができるため、このような高額な医療にも対応しやすくなります。そのほかでは個室に入院する際の差額ベッド代や入院中の食費、通院に掛かる交通費など、治療費以外にも色々とお金が掛かることがあります。
次に治療が長期にわたると、医療費だけでなく仕事を休むことによる収入の減少も家計に大きく響いてきます。傷病手当金等が支給されるとはいえ、収入が大きく減った状態が長く続くと、特に現役の子育て世代にとっては子どもの進学等への影響も懸念されます。また、ある調査によるとガンにり患した人の約30%が仕事を退職しているとされています。このように治療費だけでなく、収入の減少に備えるということも医療保険やガン保険に加入する目的として考えられます。
このように病気やケガで入院したり、就業不能になったりした場合の経済的リスクに備えるのであれば、医療保険やガン保険、所得補償保険、就業不能保険などが考えられる選択肢としてあります。特に長期の就業不能に備える就業不能保険は最近注目されていますし、よほど貯蓄がある人でなければ特約でガン保障(あるいは三大疾病保障)を手厚くした医療保険、もしくはガン保険があると安心かもしれません。なお保険料の負担を少しでも抑えたいのであれば、掛け捨て型を選んだ方が保険料は一般的に割安になります。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

医療保険はいつまでかてけおくべきなのか?

現在、医療保険に加入している27歳です。医療保険に加入しようと思ったきっかけは1人目を妊娠したのですが流産してしまい、手術が必要になりました。その時は何も保険に加入していなく、全額実費となったのですが、今後もこういうことが起こる可能性は0ではないと考え、すぐ加入しました。その後すぐに次の子を授かることができ、無事に出産まで至りました。しかし、2人目を妊娠中に切迫早産となってしまい、入院が必要になりました。このときは仕事も休んでおり、収入がなかったので保険に入っていて本当に助かりました。保険のお陰で今回は自分で負担する費用は全くありませんでした。いざというときのために入った保険ですが、よく考えてみると年を重ねるにつれ、身体的に老化していきます。病気になることもあるでしょう。今の保険では65歳で満期を迎えますが、65歳からの方が病気にかかるリスクは高いと思います。家族に金銭的な迷惑をかけないためにも終身保険にしたほうがよいのか考えているところです。

女性30代前半 hi0112084さん 30代前半/女性 解決済み
園田 武史 1名が回答

医療保険ってどうしたら良いの?

医療保険についての相談です。現在、主人がA社の「がん保険」と「介護保険」。共済の「医療保険」に入っています。私はA社の「がん保険」。共済の「医療保険」と「女性特有の医療保険」に入っています。(共済の方は掛け捨てのため、大変安いです)この前、A社の保険の方が「共済の掛け捨ての保険は、60歳過ぎると段々と保険金が低くなってしまうため、A社の方に切り替えては?」と言われました。ちなみに共済の方はもう20年近く前に入ったため、その金額のままなので、今A社に乗り換えると高くなります。ただ、歳をとると医者に行く事が増えますし、保険金を考えると変えたほうが良いのかな?とも思い、悩んでいます。以前、TVでは「『がん保険』だけは入っておいて、医療保険などは健康保険があるので(高額医療制度を使う)必要ない、と言っていました。

女性40代後半 ゆまゆまゆめさん 40代後半/女性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

高額療養費制度と医療保険

母が60代半ばなのですが、今の所、これと言った病気もしておらず、仕事もしているのですが、母の兄弟が何人か70歳前にガンで亡くなっているので正直心配です。現在は医療保険にも入っておらず本人もあまり気にかけていないようですが、元気だからと年金を繰り下げても厚生年金に入っていた時期が少ないので引退したら基本的に基礎年金の収入しかない予定です。ですのでガンなどで手術をする事になった時の為に医療保険に入った方が良いと勧めますが、高額医療費制度もあるのでそれを考慮したら民間の医療保険は要らないのではと思うようになりました。そこで高額医療費制度は具体的に所得がどれだけの人がいくら負担すれば良いのか、また食事代やベッド代など負担されないサービスの一覧をご教示いただけますと幸いです。

男性30代後半 toniyaeboさん 30代後半/男性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

がん保険の必要性について

現在、我が家では妻と私、民間の医療保険とがん保険の2つに入ってます。医療保険とがん保険、2重に入る意味は何かあるのだろうかと悩んでいます。私は通常の医療保険とがん保険ですが、妻は持病があるため、緩和型の医療保険とがん保険に入っています。実際のところ、がん保険はどの程度必要なのか、私と妻二人ともが必要なのか、同じ程度の保証でいいのかというところで悩んでいます。通常の医療保険のみである程度カバーできるのであれば、別途に医療保険を申し込むのはただの分の悪いギャンブルのような気がしています。また、終身の保健の為、今後はこのプランで継続すればいいのか、ある程度のところで見直しをしたほうがいいのか、そのあたりでも悩んでいます。

男性30代後半 らららぎさんさん 30代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

この保険の内容で大丈夫でしょうか?

今癌(特に婦人科系の癌)に特化した保険に加入していますが、私の母方の家系が婦人科系の癌を発症しており不安です。ただやはり特約等つけると月々の保険料も高くなるため、現在加入しいる保険を見直した方がいいのでしょうか? 保険内容は掛け捨てsw三代疾病一時金500万円、要介護状態一時金500万円、骨折や脱臼一回につき一時金5万円、その他の怪我や病気では一回につき一時金5万円、総合医療特約日額1万円、女性特定疾病で入院日額2万円、癌を原因とする入院日額1万円。特約をつけているので死亡した際の受け取りは少なくしています。この内容で見直すべき点があれば知りたいです。ここをこうすれば月々の保険が少し安くなるや、あといくらか足せば心配なく生活できる保険であるとか。

女性40代前半 3921967さん 40代前半/女性 解決済み
鎌倉 一江 1名が回答