年金捻出

男性30代 fgen0092さん 30代/男性 解決済み

今、正社員として働いて年金を納めていますが、自分が受給できる年齢になった際に幾ら年金が貰えるのか不安です。受給年齢の引き上げなどもニュースで良く目にするので、個人年金などにも申し込もうかと思っているのですが、手間や情報収集が面倒で手をつけていないのが現状です。老後資金として、貯蓄型の保険にも入っていますが、果たして自分が定年した後に、どれくらいの資金力が必要なのか、それを年金受給だけではどれくらい賄えるのか、それぞれのライフプランがあると思うので、一概には言えないとは思いますが大まかなデータなどを示しながら説明などしてもらえると助かります。また、iDeCoなども調べる中で、メリットの面が大きく出てくるのに対して、デメリットについて書かれていることが少ないので、本当にそんなにデメリットはないのかも教えてほしいポイントです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

まず、年金受給額についてお話させていただきます。厚生労働省のデータ(平成30年度)によりますと、厚生年金の平均年金月額(国民年金を含む)は、男性16万4000円、女性10万3000円です。また、専業主婦の国民年金の平均年金月額は、5万3000円です。
したがいまして、あくまでも平均値での計算上ですが、
共働きの場合:16万4000円+10万3000円=26万7000円(月額)
専業主婦の場合:16万4000円+5万3000円=21万7000円(月額)
がもらえることになります。
次に、老後資金について考えてみます。
夫婦2人の老後に必要な資金は、生命保険文化センター調査によりますと、最低必要生活費で月22万円、ゆとりある生活をしたければ月36万円と言われています。
〇最低必要生活費で暮らす場合
21.7万円/月(公的年金受給額平均:夫会社員、妻専業主婦の場合)-22万円/月(最低必要生活費)×25年(65~90歳)=約90万円必要
〇ゆとりある老後の場合
21.7万円/月(公的年金受給額平均:夫会社員、妻専業主婦の場合)-36万円/月(50代の生活レベル)×25年(65~90歳)=約4290万円必要
また、年金受給額はあくまで平均ですので、自身の年金受給額によっても老後必要資金は変わってきます。
なお、老後は悠々自適、海外旅行に行ったり、車を買い替えたり、家のリフォーム代、介護費用も準備したい・・・そんなゆとりを持ちたければ、さらに準備すべき老後資金は増えるでしょう。
つまり、どんな老後を過ごしたいのか、そのためにどのくらいの資金が必要なのか、どんな計画で実現していくのか。家族とじっくり考えて、何よりも自分らしい生き方を見つけていくことが、必要だと思われます。
次に、個人年金について、お話させていただきます。
個人年金は、個人年金保険料控除の対象となる、確実に貯められる、預貯金よりも増える可能性があるなどのメリットがありますが、途中解約は可能で解約返戻金を受け取ることができますが、支払った保険料を下回る可能性が高くなります。また、ちなみに、保険料500万円を支払って、個人年金保険(定額年金)に加入すると、返戻率104%となります。30年後に520万円の年金を受け取ることができますが、30年でプラス20万円となるだけですので、この点をどう考えるかだと思います。

わたしがおすすめしたいのは、リスクは伴いますが、税制優遇がある、NISAやつみたてNISA、iDeCoです。ちなみに、30年間、3%の運用で、毎月17,160円積み立てをすれば、運用(税制優遇は別)だけで1000万円を貯めることができます。
また、iDeCoのデメリットは、主に次の2つです。
①60歳まで引き出しができない
そのため、iDeCoに掛けすぎてマイホーム資金や教育資金などが足りなくなってしまわないよう、計画的にお金を掛けていくことが肝要です。
②加入時と運用時に手数料がかかる
iDeCoは貯蓄ではなく年金です。貯蓄にはない手数料が必要です。加入時にはどの金融機関であっても2,777円必要です。その後は口座管理料が毎月かかりますが、金融機関によって異なります。最安で167円/月(20年で40,080円)、高いところで617円/月(20年で148,080円)になるところもありますので、なるべく安いところを選ぶことです。
なお、iDeCoは、60歳になるまで資金を引き出せないものの、老後資金のための長期的な積み立て投資と考えれば、引き出せないのは、デメリットではないと考えることもできます。

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