保険料はこのままで良いのか

A社のがん保険・医療保険が終身型の一生保険料が変わらない保険という前提でご回答させていただきます。
がん保険は20年くらい前に加入されたものだと思うのですが、この時代のがんの治療は長期の入院と手術を前提としたものでした。このうち長期の入院については医療保険に特約で追加できるかもしれませんので代理店の方に聞いてみてください。手術の保障については殆どの医療保険に付加されています。
ただ、今のがん治療というのは通院や在宅療養による治療が中心になっていて、かつ治療期間が長期化していて、最新のがん保険というのは抗がん剤などの治療費に対して出る保障や、がんと診断された時に出る診断給付金が治療期間中には何度も出るようになっていたりと今のがん治療に対応したものになっていて、医療保険には無い保障が結構あるので、医療保険に最新のがん保険の保障内容を盛り込むというのは難しいのではないかと思います。もしお金に余裕があればがん保険については切り換えもしくは保障の追加を考えることをお勧めします。

医療保険については切り換えについてはあまりお勧めしません。医療保険は基本入院と手術に対する保障で、同じ内容で切り換えると今の年齢で保険料が決まりますので今加入している保険に比べると割高になります。今の保険に特約を追加できるのであればそれで見直すほうがいいと思います。

今は低金利時代なので満期でお金が返ってくるような保険というのはかえって割高になります。20年前と比べると戻ってくるお金の率はかなり低くなっています。掛け捨て型で保険料を安くして余裕が出来た分は貯金しておいたほうがいいと思います。

親戚の方には、保険料を支払う余裕が無くなってきたので保険料を安くしたい、でも出来れば保障はなるべく落したくないとはっきり言ったほうがいいと思います。いくら親戚といえどこちらは客なのです。親戚の代理店の方は質問者様の保険料の一部から代理店手数料を得ているのです。遠慮する必要はありません。それでもゴネるのなら親御さんに相談しましょう。いくら人間関係があるといっても客のリクエストを聞かない保険代理店というのはダメですよ。